2026.02.27
【保育園/4月の歌】季節感を楽しむおすすめ曲
4月は、新しい出会いとスタートの季節。初めての保育園生活や環境の変化にドキドキしていた子どもたちの心に、歌を通して少しずつ安心感を育てていきましょう。親しみやすくて楽しい歌や、春の自然に触れられる歌がおすすめです。今回は、4月にぴったりの季節の歌をご紹介します。
4月におすすめの歌
気持ちが穏やかに、明るくなるような春らしい歌で、園生活のスタートを応援しましょう。
チューリップ
こんなシーンで歌いたい!
園庭や散歩先でチューリップの花が咲く頃にぴったりの一曲です。やさしいメロディーと明るい雰囲気で、入園・進級の時期にやや緊張している子どもたちの気持ちをゆったりと和らげてくれます。朝の会や帰りの会、初めてみんなで声を合わせて歌うときにもおすすめです。
歌の魅力・ポイント
短く親しみやすい歌詞と、覚えやすいリズムで、小さな子どもでもすぐに歌えるのが魅力です。「赤・白・黄色」のカラフルな花が並ぶ様子を歌った情景は視覚的にもイメージしやすく、自然や色への興味を引き出してくれます。「さいた さいた」「ならんだ ならんだ」とやさしい言葉の繰り返しが多く、ゆったりおおらかに歌う楽しさが感じられる童謡です。
どんな歌?
「さいた さいた チューリップのはなが」
おすすめYouTube:(チューリップ)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
「赤・白・黄色」という歌詞をきっかけに、子どもたちの興味を「色」や「自然」へと広げてみましょう。身近な色に親しめるよう、クレヨンや画用紙を見せて「赤色はどれかな?」と探したり、室内や屋外で「黄色いものを探してみよう!」と宝探しのような活動に発展させたりするのもおすすめです。また、実際の写真や絵本を一緒に眺めながら、歌詞にある3色以外にも、チューリップには多様な色や形があるという気づきを促してみるのも良いでしょう。
「どのチューリップが好き?」と会話を弾ませながら、自分が好きなチューリップを描く製作を楽しむこともできます。こうした活動を春の自然に触れる時間と結びつけて、花壇の観察や水やりのお手伝いなど、植物を慈しむ体験へとさらに豊かに広げることもできます。
せんせいとおともだち
こんなシーンで歌いたい!
入園や進級を迎えた4月、子どもたち同士や保育士との関係づくりを深めたい時期にぴったりの一曲です。朝の会やふれあい遊びの時間に取り入れることで、少しずつ笑顔が広がり、心と体の緊張がやわらぎます。園生活のはじめのステップとして、安心感を育てる導入にも最適です。
歌の魅力・ポイント
保育士と子ども、あるいは子ども同士がふれあいながら交流を楽しめる歌です。「あくしゅ」「あいさつ」「にらめっこ」など、身近なやりとりを通じて相手との関係を築く楽しさやコミュニケーションの基礎を学べます。「ギュッ ギュッ ギュッ」といった繰り返しの擬音やリズムが心地よく、乳児から幼児まで無理なく親しめるのが魅力です。
どんな歌?
「せんせいとおともだち せんせいとおともだち あくしゅをしよう ギュッ ギュッ ギュッ」
おすすめYouTube:(せんせいとおともだち)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌に合わせて、実際に握手をしたり、あいさつを交わしたり、にらめっこをしたりと、歌詞に登場する動きを取り入れたふれあい遊びに発展させましょう。互いの存在を意識し合うやさしい時間が生まれます。
また、少し園生活に慣れてきた頃には、「お名前を呼ぼう」「ハイタッチしよう」など、歌詞を自由にアレンジして、コミュニケーションの幅を広げるのもおすすめです。さまざまなバリエーションを繰り返し楽しむ中で、園で「一緒に過ごす仲間」としての意識が育まれていきます。
めだかの学校
こんなシーンで歌いたい!
新しい環境での生活が始まり、子どもたちが「みんなで遊ぶ楽しさ」を感じ始めている時期に歌うと、歌詞の世界観をより身近に感じることができるでしょう。歌の魅力・ポイント
「そうっと のぞいてみてごらん」「つーいつい」といった、かわいらしい言葉の響きが魅力です。メロディーも穏やかで、歌いながらめだかの動きを想像したり、真似したりしやすく、自然とやさしい気持ちになれる一曲です。
「だれがせいとか せんせいか」といったユーモアのある表現が子どもたちの想像をかき立て、生き物への親しみや関心を育みます。
どんな歌?
「めだかの がっこうは かわのなか そうっと のぞいて みてごらん」
おすすめYouTube:(めだかの学校)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
絵本や図鑑で水中の世界を紹介したり、実際にめだかを観察したりすることで、歌の世界がよりリアルに感じられます。
めだかたちになりきってお遊戯をしたり、「だれがせいとか せんせいか」をテーマに、先生になりきるごっこ遊びを取り入れたりするのもおすすめです。
自分なりにめだかを描き、大きな川を描いた背景にみんなで貼っていく製作遊びなどに発展させても良いでしょう。子どもたちが生き物と自分たちの姿を重ねながら学びを深めていけます。
さくら さくら
こんなシーンで歌いたい!
お散歩や園庭で咲いている桜を眺めたときはもちろん、花が散ってしまったあとでも、一度見た「咲き誇る桜」の姿は子どもたちの心に強く残っているものです。自分が見た景色と、日本の美しい春の風景を歌ったこの童謡を結びつけ、深くイメージしながら歌いたい一曲です。
歌の魅力・ポイント
日本らしい「和」の旋律と、美しい情景描写が特徴の一曲です。歌うだけで背筋が伸びるような、凛とした心地良さがあり、子どもたちの心にも静かに響きます。古語に近い歌詞の言葉は少し難しく感じられるかもしれませんが、春の空気感や風景を美しい言葉で味わう良い機会にもなります。
どんな歌?
「さくら さくら のやまも さとも みわたすかぎり」
おすすめYouTube:(さくら さくら)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
桜は歌詞に出てくる「野山」「霞(かすみ)」「朝日」といった言葉に注目し、写真や絵本などを使って自然の中に広がる満開の桜のイメージを膨らませてみましょう。「霞ってどんなものだろう?」「花はどれぐらいで散ってしまうのかな?」といった問いかけを通じて、自然への興味が広がります。
また、折り紙やちぎり絵で桜を表現したり、スカーフやきれいな布を花びらに見立てて、歌に合わせて優雅に動かしたりする表現遊びもおすすめです。
ちょうちょう
こんなシーンで歌いたい!
春の日差しの中、園庭や公園で実際にちょうちょうを見つけたときはもちろん、菜の花や桜が咲く季節に、実際の草花とふれあいながら歌うことで、歌の世界がより身近に感じられます。「春探し」のお散歩に出かける前に、この歌詞の風景を思い浮かべながら、みんなで歌うのも良いでしょう。
歌の魅力・ポイント
ひらひらと舞う一羽のちょうちょうが、春の花々を次から次へと訪ね歩く様子をかわいらしく描いた歌です。花から花へと自由に飛び回る姿は、まるで外の世界を楽しそうに探検している子どもたちの姿そのもの。「とまれよあそべ あそべよとまれ」というリズムの良いフレーズが、子どもたちの耳に心地よく響きます。
短い歌詞の中に「菜の花」や「桜」といった春の象徴が登場し、歌いながら春の情景や季節の色彩をイメージすることができます。
どんな歌?
「ちょうちょう ちょうちょう なのはに とまれ」
おすすめYouTube:(ちょうちょう)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌に合わせて、ひらひらと手を動かしてちょうちょうになりきる表現遊びを楽しんでみましょう。保育士が「菜の花(黄色)」や「桜(ピンク)」のほか、「チューリップ(赤)」「葉っぱ(緑)」など、さまざまな色の画用紙を床や机などに置き、歌に合わせてその上に止まる「お引越し遊び」に発展させると、色への関心も高まります。
また、折り紙やお花紙などを使って自分だけのちょうちょうを作り、お散歩に持って行って本物の花にそっと近づけてみるなど、製作と戸外活動を組み合わせることで、春の自然体験を深めることもできます。
花
こんなシーンで歌いたい!
春の穏やかな陽だまりの中で、ゆったりとした時間を過ごしたいときにぴったりの一曲です。お昼寝前や降園前のクールダウンのひととき、また、お散歩や絵本の読み聞かせ前後にも取り入れると、穏やかな雰囲気づくりができます。
歌の魅力・ポイント
「春のうららの」という有名な歌い出しに象徴されるように、優雅で流麗なメロディーと歌詞が魅力です。隅田川を舞台にした風景描写には、桜や青柳、月夜といった日本的な情景がちりばめられ、言葉の響きやリズムも美しく、静かな感動を与えてくれます。やや難しい言葉も含まれますが、春の自然に親しむきっかけとして、情緒や感性を育む歌です。
どんな歌?
「はるのうららの すみだがわ のぼりくだりの ふなびとが」
おすすめYouTube:(花)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
川を行き交う船、朝露に濡れる桜、夕暮れにそよぐ柳、そして夜空に浮かぶおぼろ月など、歌詞に登場する細やかな情景描写は、子どもたちにとってすぐにイメージすることは難しいかもしれません。
絵本や写真を使って、この歌に登場する情景に親しむ時間を作りましょう。少し難しい言葉についても、「どんな意味かな?」「どんな景色だと思う?」と問いかけながら、イメージをふくらませていくことで、言葉の美しさや情緒を感じる経験につながります。
また、歌に出てくる風景を想像して描く「春の情景スケッチ」や、桜や柳などをテーマにした製作活動にも展開できます。春という季節の深みを、感性を通して味わう活動へとつなげてみてください。
春がきた
こんなシーンで歌いたい!
冷たい風がやわらぎ、日差しに春の気配を感じ始めた頃の朝の会や、お散歩に出かける前の導入として歌うのがおすすめです。園庭や公園で花や鳥を見つけたときにも、「春が来たね」と歌に重ねて楽しむことができ、季節への関心が深まります。
歌の魅力・ポイント
植物が芽吹き、花が咲き、鳥が歌うという自然界の循環が描かれており、冬の寒さを乗り越えて新しい季節を迎える喜びが全身に響いてくるような歌です。
「どこに来た」「どこにさく」「どこでなく」という問いかけと、それに応えるリズミカルな歌詞の構成が魅力です。同じフレーズの繰り返しが多いため、低年齢の子どもでも覚えやすく、みんなで声を合わせて歌う楽しさを存分に味わうことができます。また、山・里・野と、視点がどんどん変化する明るいメロディーが、春への期待感を高めてくれます。
どんな歌?
「はるがきた はるがきた どこにきた」
おすすめYouTube:(春がきた)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌詞の「山・里・野」を、子どもたちにとって身近な場所に置き換えた「替え歌」を楽しんでみましょう。「お庭に来た」「お砂場に来た」「お部屋に来た」など、身近な場所で春を探すきっかけになります。実際に「春探しのお散歩」へ出かけ、見つけた花や鳥の声を歌とリンクさせれば、観察力や発見する喜びを育むことができます。
また、「花が咲く」「鳥が鳴く」といった歌詞の部分を体で表現する活動に発展させるのもおすすめです。「花になって咲いてみよう」「鳥になって鳴いてみよう」と声をかけ、子どもたちは歌の世界を自分の体で表現することを考えながら、季節の生き物への関心を深めていくことができます。
春の小川
こんなシーンで歌いたい!
春のお散歩や外遊びの前後、または自然に親しむ活動の導入として歌いたい一曲です。近くに川や水の流れる場所がある園では、実際に「春の小川」を感じながら歌うことで、より深い季節感が味わえます。絵本の読み聞かせや自然観察と組み合わせるのもおすすめです。
歌の魅力・ポイント
冬の間、静かだった小川が春の訪れとともに再び活気を取り戻し、岸辺の花々や水中の生き物たちと楽しそうにふれあうような様子を描いた歌です。小川が花や魚たちに語りかけるような歌詞は、子どもたちの想像力をかき立て、動植物を大切にする慈しみの心を育んでくれます。
シンプルなリズムかつ抑揚をつけて歌う心地良さも味わえるメロディーで、「さらさら」「ささやきながら」といった柔らかな表現が心地よく、子どもたちの感性にやさしく響く一曲です。
どんな歌?
「はるのおがわは さらさらいくよ きしのすみれや れんげのはなに」
おすすめYouTube:(春の小川)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
「小川」のほか、歌詞に登場する「すみれ」「れんげ」「めだか」「小鮒(こぶな)」といった植物や動物を手がかりに、「春探し」や図鑑・絵本を使った観察活動に発展させてみましょう。「これがれんげの花だよ」「このめだかさんも遊んでいるのかな」と会話を楽しみながら身近な自然への理解を深めることで、歌の世界観がいっそう身近なものになります。
また、小川の「さらさら」という擬音語に注目し、水に関するオノマトペ(ぽたぽた、ちゃぷちゃぷなど)を出し合う遊びもおすすめです。「この音だと、水はどんな風に動いているかな?」「ほかにはどんな音が聞こえるかな?」と問いかけてみることで、子どもたちの瑞々しい感性や意外な発見に出会えるかもしれません。歌詞のやさしい雰囲気を大切にしながら、さまざまな角度から季節の美しさを味わってみてください。
保育のひきだし:おすすめリンク(毎月共通)
まとめ
新しい環境に慣れない時期の子どもたちにとって、歌の持つ力は心を解きほぐす大きな支えとなります。歌を通して生まれる笑顔や発見は、これから始まる園生活を彩る大切な宝物になっていくはずです。
一つの歌から広がる豊かな活動が、新しいクラスの素敵なスタートをしっかりと後押ししてくれることでしょう。子どもたちと一緒に、春の歌の世界をじっくり楽しみながら歌いましょう。












