2026.05.30
七夕の願いごとが書きやすくなる!カンタン導入あそび
七夕の短冊づくりでは、子どもに 願いごとを書いてね と声をかけても、何を書いたらよいか分からず手が止まってしまうことがあります。特に1年生〜3年生は、自分の気持ちや願いを文章にする途中の時期です。そのため、いきなり短冊を書くのではなく、遊びながら 願いごとのタネ を見つける導入があると、子どもが書きやすくなります。この記事では、短冊づくりの前に使える、願いごとを考えるための導入あそびを10個紹介します。
1. もしも星にお願いできるならゲーム
七夕の願いごとを考える前に使いやすい、いちばん王道の導入あそびです。
先生が「もしも星にひとつだけお願いできるなら、何をお願いする?」と問いかけ、子どもたちに自由に答えてもらいます。
最初から短冊に書くとなると、「きれいに書かなきゃ」、「ちゃんとしたことを書かなきゃ」と固まってしまう子もいます。
でも、ゲームとして聞かれると、子どもは答えやすくなります。
出てくる答えは、空を飛びたい、お菓子の家に住みたい、足が速くなりたい、犬を飼いたいなど、何でもOK。
大切なのは、願いごとの正解を決めないことです。
このあそびのねらいは、子どもが自分の中にある 欲しいもの・やってみたいこと・なりたい姿 に気づくこと。
短冊に書く時は、その中からひとつ選んで言葉にすればよいので、書き出しがぐっと楽になります。
声かけ例は、こんな感じです。
「すごいお願いじゃなくてもいいよ」
「ちょっとできるようになりたいことでもいいよ」
「今の自分が思ったことで大丈夫だよ」
願いごとに迷う子の最初の一歩に向いています。
2. なりたい自分ビンゴ
短冊に書く願いごとを、子どもが自分で選びやすくなる導入あそびです。
先生が黒板や紙に、いろいろな なりたい自分 の例を書きます。
たとえば、
・足が速くなりたい
・字をきれいに書きたい
・友だちにやさしくしたい
・泳げるようになりたい
・計算が速くなりたい
・忘れ物を減らしたい
・発表をがんばりたい
・本をたくさん読みたい
・片づけを早くしたい
・新しいことに挑戦したい
子どもたちは、その中から自分に近いものを選んでビンゴのように印をつけます。
全部を短冊に書く必要はありません。気になったものを選ぶことで、自分の願いごとの方向が見えてきます。
最後に、印をつけた中からひとつ選び、短冊用の言葉に整えます。
例:
泳げるようになりたい
忘れ物を少なくできますように
友だちにやさしくできますように
このあそびの良いところは、願いごとを 思いつく力 に頼りすぎないことです。
特に低学年は、自由に書いてと言われると逆に迷ってしまう子がいます。選択肢があると、自分はこれがいいかもと考えやすくなります。
願いごとを 自分で選ぶ 練習にもなる導入です。
3. 願いごとヒントカード
願いごとがなかなか出てこない子に使いやすい導入あそびです。先生があらかじめ、願いごとのヒントになるカードを用意します。
カードには、ジャンルだけを書いておくのがおすすめです。
たとえば、
・できるようになりたいこと
・がんばりたいこと
・大きくなったらやってみたいこと
・家族のこと
・友だちのこと
・学校のこと
・好きなこと
・得意になりたいこと
・行ってみたい場所
・挑戦してみたいこと
子どもはカードを1枚引き、そのテーマに合わせて願いごとを考えます。
カードを引くことで、何を書けばいいかわからない状態から抜け出しやすくなります。
たとえば、できるようになりたいこと のカードなら、逆上がり、縄跳び、計算、泳ぐことなどが出やすいです。
友だちのこと なら、みんなと楽しく遊べますように、けんかしても仲直りできますように などにつなげられます。
ポイントは、カードの中身を細かく決めすぎないこと。答えを与えるのではなく、考えるきっかけにするのが目的です。
声かけ例は、
「このカードを見て、思いついたことを言ってみよう」
「すぐに決めなくても大丈夫だよ」
「自分に近いなと思うものを選んでいいよ」
短冊前のミニ活動として使いやすいです。
4. みんなの願いを聞いてみよう
願いごとを考える前に、友だちの考えを聞くことで発想を広げる導入あそびです。
先生が「どんな願いごとがあるかな?」と聞き、子どもたちから自由に意見を出してもらいます。
この時、発表が苦手な子もいるので、全員に必ず言わせる必要はありません。言いたい子だけでOKにすると、場がやわらかくなります。
出てきた願いごとは、先生が黒板や紙にジャンル分けして書くと分かりやすいです。
・できるようになりたいこと
・ほしいもの
・行きたい場所
・なりたいもの
・家族や友だちのこと
・みんなの幸せを願うこと
友だちの願いを聞くことで、子どもは「そういう願いごともあるんだ」と気づけます。
自分だけでは思いつかなかった言葉が増えるので、短冊に書く時のヒントになります。
このあそびで大切なのは、願いごとを比べないことです。
大きな夢も、小さな願いも、子どもにとっては大切な気持ちです。
声かけ例は、
「願いごとに正解はないよ」
「友だちの願いを聞いて、いいなと思ったものがあってもいいよ」
「まねではなく、自分の気持ちに近いものを見つけよう」
集団で取り組む七夕導入に向いています。
5. できるようになりたいこと探し
短冊の願いごとを、子どもの成長につなげやすい導入あそびです。
先生が「今より少しできるようになりたいことはあるかな?」と問いかけ、子どもに考えてもらいます。
七夕の願いごとは、夢や欲しいものだけでなく、成長したいことにもつなげられます。
低学年の場合、願いごとが物欲だけになりやすいこともありますが、できるようになりたいこと探しを入れると、自分の生活や学校での姿に目を向けやすくなります。
例として出しやすいのは、
・縄跳びが上手になりたい
・字をきれいに書きたい
・計算を速くしたい
・朝の準備を早くしたい
・友だちに自分の気持ちを言えるようになりたい
・片づけを最後までできるようになりたい
・発表で手を挙げられるようになりたい
この導入の良いところは、願いごとが その子の今 に近くなることです。
自分の生活に関係する願いは、短冊に書いたあとも声かけや振り返りにつなげやすくなります。
声かけ例は、
「今すぐ完璧にできなくてもいいよ」
「ちょっとできるようになりたいことで大丈夫」
「がんばりたい気持ちも願いごとになるよ」
学童らしい実用的な七夕導入です。
6. 願いごとジャンル分けゲーム
願いごとを考える前に、どんな種類の願いがあるのかを知る導入あそびです。
先生がいくつか願いごとの例を出し、子どもたちに これはどの仲間かな と考えてもらいます。
ジャンルは、低学年にも分かりやすくすると良いです。
・できるようになりたい願い
・ほしいものの願い
・行きたい場所の願い
・なりたいものの願い
・家族や友だちの願い
・みんなが楽しくなる願い
たとえば、サッカーが上手になりますように は できるようになりたい願い。
水族館に行けますように は 行きたい場所の願い。家族が元気でいますように は 家族の願いです。
このあそびをすると、子どもが 願いごとっていろいろあるんだ と理解しやすくなります。
特に何を書けばいいかわからない子は、ジャンルが見えるだけで選びやすくなります。
ポイントは、ほしいものの願いを否定しないことです。おもちゃがほしい、ゲームがほしいという願いも子どもにとっては自然です。その上で、できるようになりたいことや、誰かを思う願いもあるよと広げると、短冊の内容が豊かになります。
短冊前の全体導入として使いやすいあそびです。
7. お星さまインタビュー
子ども同士でペアになり、星に願いを聞くような形でインタビューする導入あそびです。
質問する子は お星さま役、答える子は 願いごとを考える人 になります。
質問は、誰でも答えやすいものにします。
・最近がんばっていることは何ですか?
・できるようになりたいことはありますか?
・好きなことは何ですか?
・大きくなったらやってみたいことはありますか?
・だれかにありがとうを伝えたいことはありますか?
友だちから質問されると、自分ひとりで考えるより答えやすくなる子もいます。
また、自分の言葉で話すことで、短冊に書く内容が自然に見えてきます。
このあそびは、友だちとの関わりも生まれるのが良いところです。
ただ短冊を書く作業ではなく、会話を通して願いごとを見つけられます。
注意点として、発表が苦手な子や、自分の願いを見られたくない子には無理をさせないこと。
インタビューした内容を全部発表する必要はありません。
最後に先生が、
「今話した中で、短冊に書きたいことをひとつ選んでみよう」
と声をかけると、自然に短冊づくりへつなげられます。
8. 願いごとすごろく
願いごとのヒントが出るマスを作り、遊びながら短冊に書く内容を考える導入あそびです。
大きな紙に簡単なすごろくを作り、マスごとに質問を書いておきます。
例:
・できるようになりたいことを言う
・好きなことをひとつ言う
・大きくなったらやってみたいことを言う
・友だちにしてもらってうれしいことを言う
・今年がんばりたいことを言う
・行ってみたい場所を言う
・家族にありがとうと思うことを言う
サイコロを振って止まったマスの質問に答えるだけなので、ゲーム感覚で参加できます。
短冊に書く内容を考えるのが苦手な子でも、質問に答えるうちに願いごとのヒントが見つかりやすくなります。
このあそびの良いところは、全員で盛り上がりながら取り組めることです。七夕の活動前に場の空気をほぐす導入としても使えます。
時間がない時は、すごろくを短くして5〜6マスだけでもOKです。座ったままでもできるので、室内活動に向いています。
短冊に書く前に、子どもが自分の気持ちを言葉にするウォーミングアップとして使えます。
9. 先生の願いごとクイズ
先生やスタッフの願いごとをクイズ形式で出し、子どもたちに当ててもらう導入あそびです。
たとえば先生が、
「先生の願いごとはどれでしょう?」
と聞いて、選択肢を出します。
・毎日早起きできますように
・給食を10人分食べられますように
・宿題が全部なくなりますように
子どもたちは、どれが先生らしいかを考えて答えます。少し笑える選択肢を混ぜると、場が盛り上がります。
このあそびの良いところは、先生も願いごとを書くんだ、願いごとは大人にもあるんだ と子どもが感じられることです。
願いごとは特別なものではなく、日常の中の がんばりたいこと や こうなったらいいな でいいと分かります。
クイズの後は、
「みんなだったら、どんな願いごとにする?」
と聞くと、自然に子ども自身の願いへ話をつなげられます。
短冊を書く前に緊張をほぐしたい時や、願いごとを楽しく考えたい時に使いやすい導入です。
10. 願いごと変身ことば
子どもの思いついた言葉を、短冊に書きやすい形に整える導入あそびです。低学年は、願いごとのタネは持っていても、短冊に書く文章にするのが苦手なことがあります。
たとえば、
・サッカー→ サッカーが上手になりますように
・泳ぐ→ 泳げるようになりますように
・友だち→ 友だちと楽しく過ごせますように
・ピアノ→ ピアノを楽しく続けられますように
このように、子どもが言った単語を、先生が一緒に願いごとの形へ変身させます。
あそびとして行う場合は、先生が単語を出して、子どもたちに これを短冊の言葉に変身させるなら? と聞くのもおすすめです。
この導入は子どもが思いついた言葉を否定せず、文章に整えるサポートができ、短冊を書く直前にとても役立ちます。
書けない子を助けるだけでなく、言葉にする力を育てる活動にもなります。
ライクキッズ 学童指導員 K.Y先生












