2026.04.22
【保育園/6月の歌】季節感を楽しむおすすめ曲
しとしとと雨が降り、あじさいの花が鮮やかに色づく6月。外遊びが難しい日もありますが、雨の音や空の変化、カエルやカタツムリといった生き物との出会いなど、発見に満ちた季節でもあります。室内での時間も、歌を通して楽しく豊かに過ごしていきたいですね。今回は、6月の季節や行事に寄り添ったおすすめの歌をご紹介します。
6月におすすめの歌
雨の日の情景を味わえる歌や、身近な行事・生き物への関心を深められる歌など、情緒豊かな曲を集めました。
あめふり
こんなシーンで歌いたい!
雨の中を登園した日や、室内遊びの時間にぴったりの一曲です。外に出られない日でも、歌を通して雨の様子を楽しんだり、気分を明るくしたりできます。梅雨の時期の導入や、天気に関する話題と合わせて取り入れるのもおすすめです。
歌の魅力・ポイント
「ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン」というリズミカルなフレーズが印象的で、自然と口ずさみたくなる楽しい歌です。雨の日の情景だけでなく、傘を貸してあげるやさしさや思いやりの気持ちも描かれており、心の成長にもつながります。物語のように展開していく歌詞も魅力です。
どんな歌?
「あめあめ ふれふれ かあさんが」
おすすめYouTube:あめふり
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌いながら傘をさす動きや水たまりを歩く動きを取り入れる、表現遊びに展開してみましょう。「ピッチピッチ」「チャップチャップ」の歌詞に合わせて足踏みをしたり、ジャンプしたりすることで、リズム遊びとしても楽しめます。 「じゃのめ」はヘビの目のような白い輪の模様がある和傘のことですが、子どもたちにはなじみがないかもしれません。「“じゃのめ”って何のことだと思う?」とクイズにしたり、写真を見せてあげたりしても良いでしょう。また、歌詞にある「傘を貸してあげる」場面に注目し、「どうして貸してあげたのかな?」「こんなときどうする?」と子どもたちに問いかけることで、思いやりについて考えるきっかけにもなります。 さらに、紙で傘を作って模様を描いたり、雨の音を楽器で表現したりと、製作や音遊びへと広げることもできます。雨の日ならではの楽しさを感じられる活動につなげてみましょう。
かたつむり
こんなシーンで歌いたい!
絵本や図鑑でカタツムリを見たときや、実際に園庭やお散歩先で見つけたときにぴったりの一曲です。「どこに目があるのかな?」「どうやって動くのかな?」と観察や会話を楽しみながら歌うことで、興味や発見が広がります。身近な生き物への関心を深める導入としてもおすすめです。
歌の魅力・ポイント
「でんでんむしむし」というユニークな言葉と、「つのだせ やりだせ」というリズミカルなフレーズが印象的で、小さな子どもでも覚えやすく楽しく歌えます。カタツムリの体の特徴に触れながら、生き物への興味を自然に引き出してくれる歌です。
どんな歌?
「でんでんむしむし かたつむり」
おすすめYouTube:かたつむり
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌に合わせて、指や手を使って「つの」を表現したり、ゆっくり動くカタツムリの動きをまねしたりする表現遊びに展開してみましょう。体を小さく丸めたり、ゆっくり進んだりする動きを取り入れることで、歌のイメージがより広がります。 また、「カタツムリの目はどこかな?」「おうちを背中にしょっているみたいだね」と話しかけながら、実際のカタツムリや写真・図鑑を見て観察する活動につなげるのもおすすめです。 さらに、紙皿や画用紙を使って殻の模様を自由に描く製作遊びや、「どんなおうちに住んでいるのかな?」と想像を広げる活動に発展させることで、楽しみながら生き物への関心を深めることができます。 ※カタツムリは寄生虫を保有している可能性があるため、素手で触らないようにしましょう。もし触った場合は、石けんを使ってしっかりと手洗いを行います。
はをみがきましょう
こんなシーンで歌いたい!
給食やおやつの後の歯みがきの時間にぴったりの一曲です。歯みがきの前に歌うことで、楽しく取り組むきっかけになります。 また、6月4日の「虫歯予防デー」や、6月4日~10日の「歯と口の健康週間」に合わせて取り入れるのもおすすめです。歯の大切さについて話す導入として活用すると、子どもたちの関心も高まります。
歌の魅力・ポイント
「シュッシュッシュッ」というリズミカルなフレーズに合わせて、自然と歯磨きをしたくなるような楽しい歌です。「ブラシのたいそう」「ころころうがい」など、歯みがきの動作が歌詞に入っているため、子どもたちがイメージしやすく、生活習慣としての歯みがきを無理なく身につける助けになります。「じょうぶなは」「まっしろいは」といった目指す姿がわかりやすい言葉も魅力です。
どんな歌?
「はを みがきましょう シュッシュッシュッ」
おすすめYouTube:はをみがきましょう
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
この歌は、歯みがきを楽しい時間にし、習慣づけるきっかけづくりにぴったりです。歯みがきの前に歌うことで、「歌ったら歯みがき」という流れを自然と身につけることもできます。歌に合わせて手を動かす練習をしたり、実際にみがいたりすることで、歯みがきの動作を無理なく覚えられます。 また、「じょうぶなはになれ」「まっしろいはになれ」という歌詞を合言葉のように使い、楽しく前向きな気持ちで取り組める雰囲気を作ることも大切です。歌を取り入れることで、日々の歯みがきを子どもたちにとって親しみやすい習慣へとつなげていきましょう。
とけいのうた
こんなシーンで歌いたい!
6月10日の「時の記念日」に合わせて、時間や時計に興味を持つきっかけとして取り入れたい曲です。給食の時間やおやつの時間など、時間の区切りを意識する場面や、「いま何時かな?」と時計を見る習慣づけにもつなげられます。
歌の魅力・ポイント
「コチコチカッチン」というリズミカルな音が楽しく、時計の動きを身近に感じられる歌です。「こどものはり」と「おとなのはり」という表現もわかりやすく、長い針・短い針の違いを自然に理解するきっかけになります。動きや音をまねしながら歌えるため、遊び感覚で時間への関心を育てられるのも魅力です。
どんな歌?
「コチコチカッチン おとけいさん」
おすすめYouTube:とけいのうた
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌いながら、腕を時計の針に見立ててゆっくり動かしたり、「コチコチカッチン」のリズムに合わせて体を動かしたりする表現遊びに展開してみましょう。長い針と短い針の動きをまねることで、時計の仕組みに自然と親しむことができます。また、保育室や廊下にある本物の時計を見つける探検活動につなげるのもおすすめです。 時計がまだ読めない乳幼児に対しても、「“こどものはり”がここまできたら、お部屋に戻ろう」「“おとなのはり”がここまできたら、おやつにしようね」と、歌をきっかけに日常の中にある「時計」や「時間」への興味を自然に引き出すことができます。 紙皿などを使って、自分だけの時計を作る製作遊びに発展させるのも良いでしょう。数字を書いたりシールで飾り付けたりした文字盤に動かせる針を取り付けると、「お片付けの時間だね」「お昼寝の時間だよ」と、ごっこ遊びの中で時計に親しむきっかけになります。
てるてるぼうず
こんなシーンで歌いたい!
遠足やお散歩、園行事の前日など、「晴れるといいね」と願う場面にぴったりの一曲です。雨が続く時期に、空の様子を見ながら「どうなるかな?」と気持ちを重ねて歌うことで、天気への関心を自然に広げることができます。子どもたちの「晴れてほしいな」という思いにそっと寄り添える歌です。
歌の魅力・ポイント
日本で古くから親しまれている、シンプルで覚えやすいメロディーが魅力で、てるてるぼうずを擬人化して対話するような歌詞の構成が、子どもたちの想像力をかき立てます。「あした てんきに しておくれ」というフレーズと、余韻が残るような情緒あふれるメロディーが、子どもたちの晴れを願う気持ちをいっそう引き出すような一曲です。 一方で、3番の「首をチョンと切る」という歌詞は、現代の感覚では驚かれることもあります。保育の現場では、子どもたちの年齢や心情に合わせて3番をあえて歌わなかったり、やさしい言葉に替えて歌ったりするなどの配慮を行いましょう。
どんな歌?
「てるてるぼうず てるぼうず あしたてんきにしておくれ」
おすすめYouTube:てるてるぼうず
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌に合わせて、実際にてるてるぼうずを作る製作活動に発展させてみましょう。ティッシュや布を丸めて顔を描き、「明日晴れますように」と願いを込めて飾ることで、歌の世界がより身近になります。 また、「明日は晴れるかな?」「雨の日はどんなことをして過ごす?」といった会話を通して、天気への関心や気持ちの切り替えにもつなげられます。窓の外を見ながら空の様子を観察したり、お天気のマークを使って「きょうのてんき」などの簡単な掲示を取り入れたりするのもおすすめです。 歌と製作、日々の生活を結びつけながら、天気や季節を楽しむ活動へと広げていきましょう。
かえるのがっしょう
こんなシーンで歌いたい!
雨上がりのお散歩や、外遊びができない雨の日、お部屋の中で明るい気分になりたいときにぴったりの一曲です。短く覚えやすいフレーズを繰り返すので、子どもたちの注目を集め、活動を始める合図としても適しています。
歌の魅力・ポイント
「クワクワ」「ケケケケ」といった鳴き声のリズムが楽しく、声に出して遊びたくなる歌です。カエルの鳴き声を模したユニークな擬音を滑舌良く歌うことで、言葉の響きを楽しみながら、口の筋肉を動かす練習にもなります。 この曲は輪唱(追いかけるように歌う)でも楽しめるのが大きな特徴で、音が重なっていく面白さを体験できます。シンプルな構成で覚えやすく、さまざまな年齢で楽しめるのも魅力です。
どんな歌?
「かえるのうたが きこえてくるよ」
おすすめYouTube:かえるのがっしょう
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
まずはみんなで一緒に歌い、そのあとグループに分かれて少しずつずらして歌うことで、音が重なる楽しさを体験してみましょう。自分のパートを歌いながら、隣から聞こえる別のメロディーを感じる体験は、集中力や調和の心を育みます。 また、図鑑や写真を見ながら、さまざまなカエルの種類を知ることで、生き物への関心を深めるきっかけにもなります。さらに、カエルになりきってジャンプしたり、しゃがんだりする動きを取り入れた表現遊びに発展させるのもおすすめです。「どんな鳴き声かな?」「どこにいるかな?」と問いかけながら、想像を広げていきましょう。
にじ
こんなシーンで歌いたい!
雨がやみ始めて雲の合間から日が差してきたとき、「お空を見てごらん」と語りかけながら、自然の美しさに触れるタイミングで歌うのがぴったりです。また、一日を締めくくるお帰りの会や行事の前日に、「きっとあしたは晴れる」という前向きなメッセージを添えて、明日への期待を膨らませる場面にも適しています。 子どもたちの心が少し沈みがちなときにも、やさしく励まし、歌の持つ力を発揮してくれる一曲です。
歌の魅力・ポイント
雨がやんで虹がかかる様子とともに、気持ちも晴れていく過程がやさしく描かれた歌です。「きっとあしたは いいてんき」という繰り返しのフレーズが印象的で、子どもたちの心に安心感や期待を届けてくれます。少ししっとりとした導入から、サビに向かって高まっていくメロディーも魅力で、感情を込めて歌う経験にもつながります。
どんな歌?
「にわの シャベルが いちにち ぬれて」
おすすめYouTube:にじ
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌のタイトルでもある「にじ」に注目し、製作活動に発展させてみましょう。絵の具やちぎり絵で虹を表現したり、「虹って何色かな?」と考えたりすることで、色への興味が広がります。 また、「きみの きぶんも はれて」という歌詞をきっかけに、「どんなときにうれしくなる?」「どんなときに元気になる?」と気持ちについて話す時間を作るのもおすすめです。自分の気持ちの揺らぎや、友達の気持ちに気づくきっかけにもなります。 さらに、歌に合わせて体を大きく広げたり、空を見上げる動きを取り入れたりすることで、のびのびとした表現遊びにもつながります。歌を通して、自然や気持ちの変化をやさしく感じる時間を子どもたちとともに過ごしましょう。
あめふりくまのこ
こんなシーンで歌いたい!
雨がしとしとと降り続くような日、窓の外を眺めながらゆったりとした気分で歌うのがおすすめです。室内で過ごす時間に、静かな物語を聞かせるような雰囲気で導入すると、子どもたちの心が落ち着きます。また、梅雨時期の製作活動の前後や、お昼寝前のリラックスタイムなど、園生活の中に穏やかなリズムを作りたいシーンにもぴったりです。
歌の魅力・ポイント
雨の日だからこそ出会える山の様子や、小さなくまの子のしぐさが丁寧に描かれた、物語のような歌です。「ちょろちょろ」「そっと」「おててですくって」など、やわらかな言葉が多く、情景が思い浮かびやすいのが特徴です。ゆったりとしたメロディーで、歌い終わったあとにあたたかな余韻が残る一曲です。
どんな歌?
「おやまに あめが ふりました あとからあとから ふってきて」
おすすめYouTube:あめふりくまのこ
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌詞の流れに合わせて、くまの子になりきるごっこ遊びに展開してみましょう。「そっとのぞいてみてました」のところでメガネを手で作ってみたり、「おててですくってのみました」で両手を合わせて水を飲むまねをしたりすることで、歌の世界を感じることができます。 また、模造紙に大きな山の絵を描き、雨や小川を描き足しながら、歌の情景をみんなで表現する活動もおすすめです。くまのこのペープサートを作って動かせば、物語の流れを視覚的に楽しめます。歌の中ではくまのこが見つけられなかった「さかな」を絵の中に小さく配置して、「どこにいるかな?」と探す遊びに発展させるのも楽しい工夫です。歌と製作、遊びを組み合わせながら、想像力を広げていきましょう。
保育のひきだし:おすすめリンク(毎月共通)
まとめ
6月は、歌を通して雨粒の音を楽しんだり、明日への希望をてるてるぼうずや虹に託したりすることで、子どもたちの想像力や感性がぐんぐん育つ時期です。また、「時の記念日」や「歯みがき」にちなんだ歌を取り入れることは、生活リズムを意識したり、自分の体を大切にする気持ちを育てたりするきっかけにもなります。 雨の日でも、歌の持つ力をきっかけに、気持ちを切り替えたり、新しい発見につなげたりすることができます。季節の歌を通して、子どもたちの気持ちに寄り添いながら、日々を心地よく過ごせる環境づくりを大切にしていきましょう。












