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2026.01.16

【進級前に必読!】子どもたちが進級を意識できる関わり方とは?

進級の時期が近づいてくると、担任保育士は子どもたちの進級に向けて準備をはじめます。中でも進級することを子どもたちにどのように伝えるのか、伝え方に悩む保育士さんも多いのではないでしょうか。
この記事では子どもが進級することの意味を理解できるよう、伝え方や安心できる関わり方をご紹介します。あわせて進級前に取り入れやすい活動もご紹介するので最後までご覧ください。

子どもたちに進級を伝える前に、保育士が意識しておきたいこと

進級することを子どもたちに伝えるには、子どもたちが進級をどのように受け止めるかを想像しながら伝えることが大切です。ここでは子どもたちに進級を伝えるにあたって、保育士が意識しておきたいポイントをご紹介します。

子ども一人一人の受け止め方を把握する

子どもたちの中には進級を楽しみにする子もいれば、環境の変化に不安を感じやすい子もいます。日頃から子どもの様子を観察し、「期待が大きいのか」「不安が強いのか」を把握しておくことで、その子に合った声かけや関わりができますよ。

保育士が子ども一人一人の気持ちを想像しながら伝えることが、子どもの安心につながるでしょう。

クラス全体の雰囲気やタイミングを見極める

クラス全体が落ち着いている時期なのか、慌ただしい時期なのかによって進級の伝え方は変わります。慌ただしい時期は不安を感じやすいことが予想される為、進級の話を無理に話題にしないことも大切です。

子どもたちの様子を見ながら、進級の話をする適切なタイミングを見極めましょう。

子どもに進級を伝える方法

進級することは子どもが安心して受け止められるよう、丁寧に伝えていくことが重要になります。以下の方法を意識しながら伝えていくと、子どもたちの安心につながりますよ。

日常の会話の中で進級することを少しずつ伝える

「もうすぐひとつ大きくなるね」「次は○○組さんだね」など、日常会話の中で進級の話題を取り入れてみましょう。特別な時間を設けなくても、日々の関わりの中で少しずつ進級することを伝えると、子どもは無理なく進級を意識できるようになりますよ。

進級の流れを一度に伝えすぎない

子どもたちに進級後のクラスや生活の変化を一度に伝えると、混乱してしまう場合もあります。まずはひとつ上の学年になるという大きな変化から伝え、必要に応じて少しずつ具体的な話をしていくのがおすすめです。

今までの姿とこれからの進級をつなげて話す

「こんなことができるようになったね」「だから次のクラスでもきっと大丈夫だよ」と、これまでの成長と進級をつなげて伝えます。成功体験を振り返りながら話すことで、子どもは自信を持って進級を受け止めやすくなりますよ。

進級前に取り入れたい活動アイデア

日々の保育の中で進級を意識した活動を取り入れることで、子どもは自分の成長や次のクラスへの期待を膨らませることができます。ここからは進級を楽しみなこととして感じられる活動を3つご紹介します。

1.できるようになったことを振り返る時間を作る

写真や制作物を見返したり、「こんなことができるようになったね」と話したりする時間を設けてみましょう。子どもが自分自身の成長を実感することで、「次のクラスでもがんばれそう」という前向きな気持ちにつながりますよ。

2.次のクラスを身近に感じる活動を行う

次のクラスの活動内容がわかる体験は、子どもにとって安心できるでしょう。次のクラスの前を通ったり、年上のクラスの活動を見たりすることで、進級後の姿をイメージしやすくなります。

また、次のクラスで日常的に行われる挨拶や準備の方法などを真似して行ってみるのもおすすめです。

3.役割やお手伝いを少しずつ広げる

当番活動や簡単なお手伝いを増やし、お兄さん・お姉さんになる準備を経験します。責任のある役割を任されることで、進級への期待が高まりますよ。

進級前の子どもを支える援助方法と声かけと関わり方

進級前は不安と期待の両方の気持ちを感じやすくなる時期です。そのため、子どもの気持ちに寄り添いながら、適切なサポートや声かけを心がけていきましょう。

以下では、進級前の子どもたちに寄り添った援助方法を解説します。

見通しを持てるような言葉をかける

進級後の生活について、今と同じところ変わるところを具体的に伝えます。
例えば朝の用意について、「用意の流れは、今と同じところもたくさんあるよ」「少し増える準備もあるから、一緒に練習してみようか」と伝えることで、子どもは安心して進級後の見通しが持てるようになりますよ。

子どもの気持ちに共感する

進級に不安を感じている子に対して「ドキドキするよね」「ちょっと不安になるよね」と、子どもの気持ちを言葉にして受け止めてあげましょう。保育士が子どもの不安に共感することで、「話しても大丈夫」という子どもの安心感につながります。

安心できるルーティンを大切にする

進級前は、できるだけ生活の流れを大きく変えず、安心できる日課を大切にします。慣れ親しんだルーティンがあることで、子どもは落ち着いて過ごすことができますよ

毎日の生活に見通しが持てることで、子どもは不安を感じにくくなり、進級を前向きに受け止められるでしょう。

進級の伝え方を知って子どもの安心につなげよう

進級は、子どもにとって大きな節目です。進級の意味を丁寧に伝え、気持ちに寄り添った声かけや援助を行うことで、子どもは安心して次のステップへ進むことができます。

保育士の関わりが、子どもたちの進級を楽しみにする気持ちにつながっていきますよ。一人一人の進級への受け止め方を大切にしながら、日々の関わりや活動を通して子どもが進級を意識できる環境を整えていきましょう。

執筆:原島円


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