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2026.02.26

保育士・保育実習生必見!連絡帳の書き方と初日の挨拶文例を紹介

保育士や保育実習生が、家庭とやりとりする連絡帳の初日に書く挨拶文については、「何を書けば良いのか」「どこまで書くべきか」と迷いやすい場面です。形式的に書いて良いのか、立場や年齢によって変えるべきかなど、判断に悩むことも少なくありません。本記事では、初日の連絡帳挨拶文にテーマを絞り、書く内容の考え方と基本的なルールを確認しながら、年齢や立場に応じた文例を紹介します。

連絡帳の初日挨拶が大切な理由

連絡帳は、保育士が園で過ごす子どもの様子を家庭に伝えるためのものです。その中でも、クラスに関わる初日や実習初日に保育士や保育実習生が記入する挨拶文は、保護者との関係が始まる最初のやりとりになります。それを通して、保護者は「誰が」「どの立場で」「どのように子どもに関わるのか」を確認します。簡潔で丁寧な挨拶文は保護者の安心感につながり、信頼関係を構築します。その意味で、初日の挨拶文は連絡帳の中でも特に大切です。

初日の連絡帳挨拶文の基本構成

初日の連絡帳挨拶文は、保護者に必要な情報をわかりやすく伝えるために、内容を整理して書くことが大切です。ここでは、クラスの初日や実習初日に記入する挨拶文について、基本となる構成を項目ごとに説明します。

1. ご挨拶

初めに、クラスの初日や実習初日であることを踏まえた、ご挨拶を書きます。新しいクラスや実習が始まったことがわかる一文があれば十分で、簡潔にまとめます。

2. 自己紹介

次に、名前と立場を伝えます。担任保育士として関わるのか、特定のクラスを担任しないフリー保育士として関わるのか、保育実習生なのかがわかるように書きます。保護者が「誰からの連絡帳か」を把握できることが目的です。

3. 役割・関わり方の説明

続いて、どのクラスを担当するのか、どのような形で子どもに関わるのかを説明します。毎日関わるのか、一定期間の実習なのかなど、関わり方の範囲が伝わる内容にします。

4. メッセージ(抱負・意欲)

最後に、保護者への一言を添えます。今後の関わりに対する姿勢や、連絡帳を通してやり取りしていく意向を簡潔に伝え、全体をまとめます。

初日の連絡帳を書くときの注意点

初日の連絡帳では、どのように整理して伝えるかが重要になります。ここでは、初日の連絡帳で意識すべきポイントを解説します。

1. 情報量を増やしすぎない

初日の挨拶文は、必要な情報が一度で把握できる分量に留めます。詳細な説明や補足は、日々の連絡帳の中で少しずつ伝えていきます。

2. 具体的に表現する

抽象的な言い回しを避け、読み手が内容をそのまま受け取れる書き方を意識します。

3. 園の連絡帳の書き方に合わせる

初日の挨拶文も、園全体で用いられている連絡帳の書き方に沿って記入します。

【保育士向け】初日の連絡帳挨拶文例

クラスの初日は、保育士と保護者が初めてやり取りを行う大切なタイミングです。ここでは、担任・フリーなど立場の違いを含めながら、年齢ごとに初日の連絡帳に書ける挨拶文例を紹介します。

0歳児クラスの場合

0歳児クラスの初日の連絡帳では、初対面の保育士や初めての集団生活の中で見られた子どもの反応を、そのままの姿として伝えます。

【例文】
本日から〇〇組を担当します。担任の〇〇です。
□□ちゃんにとって、今日が初めての園生活となりました。登園後は、初めて会う大人や周囲の環境に戸惑い、涙を流して抱っこをされながら過ごす時間が多くありましたが、少しずつ周囲の音や人の動きに目を向ける場面も見られました。初めての集団生活が始まったばかりですので、□□ちゃんのペースを大切にしながら、一日の流れに慣れていけるよう関わっていきます。

1・2歳児クラスの場合

1・2歳児クラスの初日の連絡帳では、進級や保育室の移動など、環境の変化に対する子どもの受け止め方を具体的な場面で伝えます。

【例文】
本日から〇〇組での生活が始まりました。フリーとして〇〇組を中心に関わります、保育士の〇〇です。
今日は、□□ちゃんは新しい保育室の様子を確かめるように室内を歩き、棚やおもちゃの配置を一つずつ見て回っていました。その後、見慣れた車のおもちゃを見つけると、自分で手に取り、落ち着いた様子で遊び始めていました。
環境の変化により気持ちが揺れやすい一日でもありますので、担任保育士と連携しながら、□□ちゃんが安心して過ごせるよう関わっていきます。

3~5歳児クラスの場合

3~5歳児クラスの初日の連絡帳では、進級によるクラスの変化の中で見られた子どもの言葉や行動を具体的に記します。

【例文】
本日から〇〇組での生活が始まりました。担任の〇〇です。
進級によりクラスの人数が増え、今日は□□ちゃんも周囲の様子を見ながら過ごしていました。朝の集まりでは、新しい友達の名前を自分から聞くこともあり、活動の時間には慣れ親しんでいる友達のそばで順番を待ちながら参加していました。
集団での生活が広がる中でも、一人ひとりの様子を丁寧に見ていきたいと考えています。

【保育実習生向け】初日の連絡帳挨拶文例

保育実習生の初日は、新学期の始まりではなく、すでに動いているクラスに初めて入る日です。ここでは、実習生としての立場がわかり、初対面となる子どもとの関わりが伝わる挨拶文例を紹介します。

0歳児クラスの場合

0歳児クラスの実習初日の連絡帳では、初めて関わる中で見られた子どもの反応と、実習生としての関わり方がわかる内容を記します。

【例文】
本日より、〇〇大学から一週間の保育実習で〇〇組に入ります、実習生の〇〇です。
今日は、担任保育士のそばで□□ちゃんと関わりました。初めて抱っこしたときは不思議がるような表情が見られましたが、徐々に慣れておもちゃに手を伸ばしたり、年中児クラスの子どもたちの姿を興味深そうに見てにっこり笑ったりしていました。
実習期間中は、担任保育士の指示のもと、□□ちゃんの様子を受け止めながら関わっていきます。

1・2歳児クラスの場合

1・2歳児クラスの実習初日の連絡帳では、初対面の実習生に対する子どもの反応や、遊びの中でのやり取りを具体的に伝えます。

【例文】
本日より、〇〇大学から〇日間の保育実習で〇〇組に入ります、実習生の〇〇です。
今日は、おままごとの時間に、ママ役になった□□ちゃんが私の前にお皿を並べ、「どうぞ」と声をかけてくれました。受け取ると笑顔を見せ、その後も何度か食べ物を運んできて、ママになりきって遊んでいました。
実習期間中は、担任保育士のもとで、遊びや生活の場面に参加しながら□□ちゃんと向き合っていきます。

3~5歳児クラスの場合

3~5歳児クラスの実習初日の連絡帳では、言葉でのやり取りや、集団活動の中で見られた子どもの姿を中心に記します。

【例文】
本日より、〇〇大学から〇日間の保育実習で〇〇組に入ります、実習生の〇〇です。
今日は、ボール遊びの時間に□□ちゃんと向かい合ってボールを転がして遊びました。受け取ると「もう一回」と言ってくれ、しばらくボールで遊んでいました。また、「先生はどこから来たの」と質問され、少し会話をすると、「そうなんだね」とお姉さんのような口ぶりで答えてくれました。
実習期間中は、担任保育士の指示を受けながら、日々の活動に参加し、□□ちゃんとの関わりを重ねていきます。

初日の連絡帳に関するよくある質問

Q.初日の挨拶文では、自己紹介をどこまで書けば良いですか?

A.初日の挨拶文では、名前に加えて、保護者が「誰が」「どの立場で関わるのか」を把握できる情報を書きます。
保育士の場合は、担任かフリーかがわかれば十分です。
保育実習生の場合は、実習生であることに加えて、大学名と実習期間を記します。詳しい経歴や志望動機を並べる必要はありません。

Q.これまでの担当クラスや経験は、挨拶文に入れた方が良いですか?

A.必ず入れる必要はありませんが、一文程度で触れることで、書き手の背景が伝わりやすくなる場合があります。
その際は、詳しい経歴の説明にならないよう、「昨年度は〇歳児クラスを担当していました」など、事実を簡潔に示す書き方に留めます。

Q.担任とフリーでは、挨拶文の書き方を変える必要はありますか?

A.大きく変える必要はありませんが、関わり方が伝わる書き方にします。
担任の場合は「〇〇組を担当します」と明示することで、日常的に関わる立場であることが伝わります。
フリーの場合は、「〇〇組を中心に関わります」「複数クラスを行き来しながら関わります」など、関わり方の範囲がわかる一言を添えると、保護者が状況を理解しやすくなります。

Q.実習生の挨拶文では、どの立場まで明確に書く必要がありますか?

A.実習生であることと、実習期間がわかることは必ず書きます。あわせて、担任保育士のもとで関わる立場であることが伝わると、保護者にとって安心感につながります。
一方で、実習の目的や抱負を詳しく書いたり、自身の評価につながる表現を入れたりする必要はありません。

Q.初日の挨拶文で、書かなくて良い内容はありますか?

A.初日の挨拶文では、詳しい経歴、これまでの実績、園の方針説明などは書く必要はありません。
また、「今後は〇〇していきます」といった大きな目標や、保護者への要望・お願いごとも、初日の挨拶文には含めず、日々のやり取りの中で伝えていきます。

まとめ

初日の連絡帳に書く挨拶文は、保育士や保育実習生と保護者との関係が始まる最初のやり取りです。どのような立場で、どのように子どもに関わるのかが伝わることで、信頼関係づくりの出発点となります。大切なことは、立場や状況に応じた丁寧な言葉選びと、誠実に関わろうとする姿勢を示すことです。その積み重ねが、日々の円滑なコミュニケーションにつながっていきます。


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