2026.01.30
【保育園/3月の歌】季節感を楽しむおすすめ曲
厳しい寒さが緩み、春の足音が聞こえ始める3月。卒園や進級に向けて、子どもたちの気持ちも少しずつ高まってきます。そんな時期には、やさしく心にしみるメロディーや、あたたかな春の訪れを感じられる歌がぴったりです。
今回は、3月におすすめの季節の歌をご紹介します。

3月におすすめの歌
卒園や進級に向け、子どもたちも心がゆれ動く季節。春のやさしさを感じる歌や、一人ひとりの気持ちに寄り添うような歌を楽しく歌いましょう。
うれしいひなまつり
こんなシーンで歌いたい!
3月3日のひなまつりを前に園でひな人形を飾ったタイミングやひなまつり製作、園行事の導入にぴったりの一曲です。歌うことで、ひなまつりの雰囲気が自然と深まり、行事の意味にも興味が湧いてきます。歌詞の言葉はやや難しいものもありますが、実際の人形や絵本を見てから歌うことで、子どもたちの理解も広がります。
歌の魅力・ポイント
日本の伝統行事をテーマにした美しいメロディーが印象的な歌で、しっとりとした雰囲気の中にも、春を感じさせるやさしさが漂います。ひな人形や桃の花、五人ばやしなどの言葉を通して、行事の由来や飾りの意味を知るきっかけにもなります。世代を越えて親しまれ、静かで、少しもの悲しいようなメロディーが心に響く歌です。
どんな歌?
「あかりをつけましょ ぼんぼりに おはなをあげましょ もものはな」
おすすめYouTube:(うれしいひなまつり)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌にはさまざまなひな飾りの人形や道具の名前が登場します。「お内裏さま」「おひなさま」はもちろん、「ぼんぼり」「五人ばやし」などを実際のひな飾りや写真と照らし合わせながら紹介すると、子どもたちの興味が深まります。歌詞に出てくる言葉の意味や飾りの名前をクイズにしてみるのもおすすめです。
歌をきっかけに「伝統文化に触れる」ことを楽しむ時間につなげましょう。
どこかで春が
こんなシーンで歌いたい!
寒さの中にも、春の兆しが感じられる三月の始まりにぴったりの一曲です。「今日はちょっとあたたかいね」「お花の芽が出てきそう」など、子どもたちと一緒に季節の変化を見つけたときに歌うことで、春の訪れをより豊かに感じられます。お散歩前後や帰りの会など、落ち着いた時間にもおすすめです。
歌の魅力・ポイント
「どこかで春が生まれてる」という詩的な表現が美しく、耳に心地良いメロディーとともに、季節の移り変わりへのやさしいまなざしを育みます。直接的な説明ではなく、“どこかで”という余白のある言葉が、子どもたちの想像力をかきたてます。自然への興味を促し、静かに耳を澄ませるような時間にもぴったりです。
どんな歌?
「どこかではるが うまれてる どこかでみずが ながれだす」
おすすめYouTube:(どこかで春が)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌詞に登場する「水の流れ」「ひばりの鳴き声」「芽の出る音」などをヒントに、五感を使って春を感じる活動につなげましょう。お散歩で見つけた“春”をみんなで発表したり、ひばりの声や小川のせせらぎを音源や絵本で紹介したりすることで、歌のイメージがより具体的になります。
また、「どこかで春が生まれてる」という言葉にちなんで、子どもたち自身が“春のたまご”をイメージして描いたり、紙粘土で作ったりして、「このたまごからどんな春が生まれるかな?」と想像をふくらませる遊びもおすすめです。絵本や自然観察と組み合わせて、春への期待を広げる穏やかな活動につなげてみてください。
おはながわらった
こんなシーンで歌いたい!
春の陽気を感じる日や、園庭やお散歩で花が咲き始めたのを見つけたときにぴったりの一曲。花や自然に親しむ活動の導入としてもおすすめです。また、子どもたちがにこにこと楽しそうにしているときはもちろん、笑顔を引き出したいときに歌えば、自然と笑顔が広がり、あたたかな雰囲気を作ることができる歌です。
歌の魅力・ポイント
シンプルな歌詞とやさしいメロディーで、年齢を問わず楽しめる親しみやすい一曲です。「おはながわらった」というフレーズが繰り返されることで、自然と笑顔になれるような明るさが感じられます。言葉のリズムや抑揚もわかりやすく、歌いながら心が自然とほぐれていくような歌です。
どんな歌?
「おはながわらった おはながわらった」
おすすめYouTube:(おはながわらった)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
「どんな花が笑っているのかな?」と問いかけながら、花の種類や色を自由に想像してお絵描きをしたり、折り紙やちぎり絵で花を作ったりする製作活動につなげてみましょう。花に表情をつけることで、表現の幅も広がります。
また、子どもたち自身が「花」になったつもりで、手をパッと開いて笑顔を見せる表現遊びに展開するのも楽しい方法です。「いちどにわらった」「げんきにわらった」といった歌詞に合わせて、動きや表情を変えながら、集団で気持ちをそろえる楽しさを味わうこともできます。春の訪れを体いっぱいに感じられるような、心あたたまる活動になりますよ。
おぼろ月夜
こんなシーンで歌いたい!
春の訪れを静かに感じたいときや、落ち着いた雰囲気で一日を締めくくりたいときにぴったりの一曲です。活動後のクールダウンの時間や、お昼寝前・降園前など、静かな気持ちになってほしい場面でも活用できます。自然や季節のうつろいを感じるきっかけとして、ゆったりとした時間の中で取り入れてみましょう。
歌の魅力・ポイント
日本の春の原風景がやさしく描かれた、美しい情景歌です。詩情あふれる歌詞と、ゆるやかで澄んだメロディーは、子どもたちにとっても心地よく響き、自然の静けさやあたたかさに気づく感性を育みます。少し難しい表現もありますが、意味を伝えながら丁寧に歌うことで、言葉の美しさを味わう経験にもつながります。
どんな歌?
「なのはなばたけに いりひうすれ みわたすやまのは かすみふかし」
おすすめYouTube:(おぼろ月夜)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
「おぼろ月夜」は、静かな始まりからゆるやかに盛り上がる曲調が特徴です。メロディーの抑揚や言葉のリズムを感じながら、声に強弱をつけて歌うことで、情緒豊かな表現を楽しめます。音や言葉に耳を澄ませる体験は、子どもたちの音感や表現力を育てる良い機会になります。
また、歌詞に登場する「菜の花」「夕月(ゆうづき)」「霞(かすみ)」といった自然に関する言葉からイメージを広げ、絵本や写真を使って春の風景に親しむ時間を作るのもおすすめです。夕暮れ時に園庭で空を見上げ、「今日の空はどんな色かな?」と語り合うひとときも、季節のうつろいを感じ取る感性を育てる大切なきっかけになります。
はなさかじいさん
こんなシーンで歌いたい!
日本の昔話「花咲かじいさん」をもとにした、ストーリー仕立ての歌です。歌う前に絵本や紙芝居でお話を紹介しておくと、歌詞の意味がより伝わり、物語を楽しみながら歌えます。
歌の魅力・ポイント
正直で善良なおじいさんと強欲で意地悪なおじいさんの対比がわかりやすく描かれており、物語の展開を楽しみながら歌えるのが魅力。光景が目に浮かぶような歌詞や、「ザクザク」「ガラガラ」のようなオノマトペがリズミカルで、子どもたちが親しみやすい曲です。
どんな歌?
「うらのはたけで ぽちがなく しょうじきじいさん ほったれば」
おすすめYouTube:(はなさかじいさん)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌に登場する人物や出来事をもとに、ごっこ遊びや簡単な劇遊びに展開してみましょう。物語の流れに沿って演じることで、子どもたちは自然と表現する楽しさに触れられます。
例えば、「正直じいさん」と「いじわるじいさん」をどう演じ分けるかをグループで話し合ったり、「いじわるじいさんはこのあとどうなったのかな?」と結末を想像してみたりすると、表現への興味や理解がさらに深まります。
また、「枯れ枝に花が咲く」という印象的な場面をきっかけに、ちぎり絵やスタンプを使って満開の木を描く製作活動に発展させるのもおすすめです。視覚的に季節を感じながら、昔話の世界を多角的に楽しみましょう。
思い出のアルバム
こんなシーンで歌いたい!
お別れ会や卒園式、卒園に向けた製作の時間の前などにぴったりの一曲です。園生活がゴールを迎える節目の時期に、子どもたちの成長や思い出を振り返るきっかけになり、感情をこめて歌うことで「園で過ごした時間は宝物」と感じられる、あたたかな時間が生まれます。
歌の魅力・ポイント
「春・夏・秋・冬」と季節ごとの思い出を丁寧にたどる歌詞が、これまでの園生活を自然と思い起こさせてくれます。やさしいメロディーと「思い出してごらん」と問いかけるような歌詞が子どもたちの心を揺さぶり、当時の体験や気持ちを思い出させてくれることでしょう。子どもにも大人にも愛され続けている定番ソングであり、卒園の節目にふさわしい、感情豊かな一曲です。
どんな歌?
「いつのことだか おもいだしてごらん あんなことこんなこと あったでしょう」
おすすめYouTube:(思い出のアルバム)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌詞に登場する季節ごとの出来事を振り返りながら、子どもたちと「自分たちだけのアルバム」を作ってみましょう。「春はどんなことをしたかな?」「夏には何があった?」と問いかけながら、写真や絵、思い出の言葉をまとめていく活動は、歌の世界をより深く味わえるだけでなく、子どもたちにとってかけがえのない「卒園の思い出」そのものとして心に残るでしょう。
また、お別れ会などでは、歌に合わせて年間行事の写真をスライドで上映したり、一人ひとりが「楽しかったこと」や「がんばったこと」を発表したりするのもおすすめです。歌とともに、子どもたちの思い出と成長の軌跡を振り返りましょう。
みんなともだち
こんなシーンで歌いたい!
卒園や進級を控えた時期に、子どもたちの「仲間とのつながり」や「これからも続く友情」を感じられる歌としてぴったりです。お別れが近づくさみしさを、明るく前向きな気持ちに変えてくれる一曲なので、卒園式やお別れ会だけでなく、3月の日々の中でも取り入れたい歌です。
歌の魅力・ポイント
何度も繰り返される「みんなともだち」「ずっとずっとともだち」という歌詞が印象的で、子どもたちの心にまっすぐ届く歌です。メロディーも明るく元気で、自然と笑顔になれる雰囲気があり、手拍子をしながら全員で歌いたくなります。「みんないっしょに〇〇した」という歌詞から、思い出を振り返り、友達との絆の大切さを改めて感じるきっかけになります。「ずっとずっとともだち」というフレーズは、子どもたちにも覚えやすく、これから離れ離れになっても心がつながっているという安心感を育んでくれることでしょう。
どんな歌?
「みんな ともだち ずっとずっと ともだち」
おすすめYouTube:(みんなともだち)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌った後に、友達の「好きなところ」や「すてきなところ」を伝え合ってみましょう。「友達」の存在をじっくり考える機会になり、友達への感謝や思いやりの気持ちが育まれます。
また、歌詞に登場する「みんな一緒に歌を歌った」「絵をかいた」「お散歩をした」といったフレーズから、子どもたち一人ひとりが「一番楽しかった思い出は何かな?」と問いかけてみるのもおすすめです。子どもたちが印象に残っている行事や出来事が何なのか、保育士も改めて知ることができます。
さらに、この歌をもとに「これからの夢」や「挑戦してみたいこと」を言葉にする活動へとつなげても良いでしょう。「大人になっても ずっとともだち」というメッセージが子どもたちの心に残るよう、保育園生活の締めくくりの時間を大切に過ごしてください。
さよならぼくたちのほいくえん
こんなシーンで歌いたい!
卒園式やお別れ会など、大切な最後のイベントで、保育園で過ごした日々を振り返る場面にぴったりの一曲です。保育園での生活を思い出しながら、自然と気持ちをこめて歌うことができ、やさしいメロディーが、子どもたちの心をあたたかく包みこんでくれます。
歌の魅力・ポイント
やわらかく穏やかなメロディーにのせて、保育園生活の思い出や成長の歩みを振り返る歌です。「なんどわらって なんどないて」「なんどかぜをひいて」など、子どもたちの園生活がこまやかに表現された歌詞には、子どもも大人も心を動かされます。卒園という大きな節目に寄り添い、小学校に上がる子どもたちの「一歩踏み出す力」を静かに後押ししてくれます。
どんな歌?
「たくさんのまいにちを ここですごしてきたね」
おすすめYouTube:(さよならぼくたちのほいくえん)
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
「ランドセルの一年生」という歌詞から、小学校生活への期待について話し合う機会を作ってみましょう。「何に挑戦したい?」「どんな一年生になりたい?」といった問いかけを通じて、未来への前向きな気持ちを育みます。また、「心配なことはある?」とたずねることで、小学校生活へ少し不安がある子どもたちの気持ちも受け止め、丁寧にサポートするきっかけにもなります。
卒園前のひとときを、子どもたちの気持ちにしっかりと寄り添い、安心して新しい一歩を踏み出せるように、歌の力を最大限に活かして過ごしましょう。
保育のひきだし:おすすめリンク(毎月共通)
まとめ
3月は、進級や卒園を間近に控えた子どもたちにとって喜びと自信、そして少しの緊張が漂う月です。また、保育士にとっても子どもたちの成長を見届け、次のステップへ送り出す大切な時期でもあります。今回ご紹介した季節の歌を日々の保育の中で取り入れながら、子どもたちとの日々をのびのびと明るく過ごしましょう。












