保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集

2025.07.29

保育園の【9月製作】対象年齢の目安つきアイデア5選

少しずつ秋の気配が訪れる9月。園でも、秋の始まりを感じられるような製作遊びを取り入れて、季節の移り変わりに気づくきっかけをつくりましょう。どんぐりや落ち葉など、自然のモチーフを活かした製作を通して、子どもたちの発見や表現の幅を広げていきたいですね。

9月の製作アイデア

「トンボ」や「お月見」などをテーマに、子どもが楽しく作れる秋の製作物のアイデアと、保育士が準備する遊びアイテムのアイデアをご紹介します。

子どもと作る製作アイデア[紙ひもトンボ飾り]

秋の風物詩のトンボを、色とりどりのリボンで作りましょう。
小さい子どもたちも、揺れるトンボを見て楽しめます。

対象年齢

0~5歳

用意するもの

紙ひも、リボン、糸等

  

作り方

  1. トンボに使えそうな材料を用意する。
  2. 紙ひもの端をそれぞれ2回程玉結びする。二つに折り、折り曲げた方からねじる。
  3. 輪にして留めたリボンを②のねじった間に挟み入れる。
  4. 胴の部分に糸を付け、天井や窓辺等に飾る。

詳しくはこちらNo.581 紙ひもトンボ飾り

子どもと作る製作アイデア[お月様をキャッチ(手作りけん玉)]

秋の長雨で外遊びができないときにもぴったり!オリジナルのけん玉を作ってみましょう。玉の大きさや重さ、ひもの長さを変えることで、難しさが変わります。

対象年齢

4~5歳

用意するもの

新聞紙や広告、紐、紙コップ、黄色いお花紙や色紙

作り方

  1. 必要な材料を用意する。
  2. 新聞紙や広告を丸めて作った玉に、黄色いお花紙や色紙をかぶせて紐を付ける。
  3. カップの裏側にセロテープでしっかりと紐を付ける。
  4. 大きさの違うカップの底を合わせるように貼り付けて、完成!

詳しくはこちらNo.1402 お月様をキャッチ(手作りけん玉)

子どもと作る製作アイデア[秋のお散歩バッグ]

園庭や公園でどんぐりや落ち葉を拾うのが楽しくなる、オリジナルバッグを作りましょう。牛乳パックを使って作るバッグは、持ち運びしやすく、拾った秋の宝物を入れて持ち帰るのにぴったりです。

対象年齢

2~5歳

用意するもの

牛乳パック(上半分を切っておく)、クリーム色の画用紙、クレヨン、リボン(持ち手用)、のり、穴あけパンチ

作り方

  1. クリーム色の色画用紙に、どんぐりや葉っぱなどの絵を描く。
  2. 上半分を切った牛乳パックの側面に①の画用紙を貼り付ける。
  3. 穴あけパンチで穴を開け、リボンを通して持ち手をつける。

年齢ごとの関わり方・配慮

  • 2~3歳児は、保育士があらかじめ用意したどんぐりの絵のパーツを貼る工程でも楽しめます。
  • 4〜5歳児は、側面ごとに違ったモチーフを描いたり、つなげた絵柄にしたりするなど、デザイン構成に挑戦してみましょう。
  • リボンを通す作業や穴開けは保育者がサポートし、安全に配慮しましょう。

子どもと作る製作アイデア[ちぎり絵きのこ]

カラフルなちぎり絵で彩る、秋の「きのこ」をモチーフにした楽しい製作です。
紙皿を使って立体的に仕上げましょう。

対象年齢

2~5歳

用意するもの

紙皿、絵の具(茶・赤・黄など)、折り紙、トイレットペーパーの芯、両面テープ、はさみ

作り方

  1. いろいろな色の折り紙を手で小さくちぎっておく。
  2. 紙皿を半分に切る。
  3. 紙皿に茶色・赤・黄色の絵の具を塗って乾かす。
  4. 紙皿に①の折り紙を貼り付ける。
  5. 両面テープで紙皿の丸みのある側を貼り合わせる。
  6. トイレットペーパーの芯を紙皿に差し込んで完成。

年齢ごとの関わり方・配慮

  • 2~3歳児は、折り紙をちぎって貼る工程だけでも十分楽しめます。
  • さまざまな色や形のシールを貼ったり、クレヨンで直接紙皿に模様を描いたりして表現することも楽しめます。
  • 図鑑や絵本で「きのこ」を見て、イメージしてから作り始めるのも良いでしょう。

保育士が作る製作アイデア[ペットボトル滑り台&ガラガラ・ロート]

ペットボトルで作った滑り台は、室内・屋外でも楽しめます。まだ暑さの残る9月なら、水遊びにも。残った部分は、ロートやガラガラにもなります。

対象年齢

2歳~5歳

用意するもの

ペットボトル、鈴、米等、ビニールテープ

作り方

  1. ペットボトルを図のようにカットする。切り口をビニールテープ等で保護する。
  2. 〈滑り台〉①の中央の部分をいくつか作り、ビニールテープでつなげて長くする。
  3. 【遊び方1】夏は、水遊びの時に水を流したり、ボール等を転がしたりして遊ぶ。
  4. 【遊び方2】軽いので、室内でも屋外でも使えます。窓枠・押し入れ・机等の高さのある所にガムテープ等で貼ったり、公園のジャングルジムに結びつけたりして、ボールやおもちゃを滑らせて遊ぶ。(隅にパンチで穴をあけて、ひもをつけると取り付けが簡単)
  5. 【おまけ】〈ガラガラ〉〈ロート〉

残ったペットボトルのキャップ側や底側の部分は、2つずつ組み合わせて、中に鈴・米等を入れる。ビニールテープでしっかり貼り合わせて、ガラガラのできあがり!ペットボトルのキャップ側は、そのままロートとしても遊べます。

詳しくはこちらNo.13 ペットボトル滑り台&ガラガラ・ロート

まとめ

9月は、夏の名残と秋の気配が入り混じる、自然の変化を楽しめる時期です。身近な素材や秋のモチーフを取り入れた製作を通して、子どもたちの感性や表現力を育む時間を大切にしていきましょう。


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