保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集

2026.05.28

【保育園/7月の歌】季節感を楽しむおすすめ曲

日差しが強まり、本格的な夏の訪れを感じる7月。保育園では水遊びや七夕行事、夏まつりなど、この時期ならではのワクワクする活動がたくさん待っています。季節のモチーフや自然を扱った歌を通して、子どもたちの興味や表現を広げていきましょう。今回は、7月にぴったりのおすすめの歌をご紹介します。

7月におすすめの歌

七夕や星、スイカ、アイスクリームなど、子どもたちにとって身近な夏の風物詩をテーマにした歌を集めました。豊かな表現や言葉遊びを楽しみましょう。

 

たなばたさま

こんなシーンで歌いたい!

七夕の行事に向けて、笹飾りを作る活動の前後や、短冊に願いごとを書く時間にぴったりの一曲です。七夕行事を行う会の導入として歌うことで、行事への期待感を高めることができます。また、夕暮れが近付く時間帯などに、少し落ち着いた雰囲気を作りたいときにもおすすめです。

歌の魅力・ポイント

笹の葉が風に揺れる音や、夜空に散らばる星くずの輝きなど、七夕の情景そのものを映し出したような一曲です。子どもたちが願いを込めた短冊を飾る様子も思い浮かびます。

「さらさら」「きらきら」といった心地良いオノマトペに加え、「五色(ごしき)の短冊」や「金銀砂子(きんぎんすなご)」といった、現代では少し珍しく、響きの美しい日本語に触れられるのが魅力です。ゆったりとしたメロディーは、子どもたちの心を穏やかにし、夜空へのロマンをかき立ててくれます。

どんな歌?

「ささの葉 さらさら のきばに ゆれる」

おすすめYouTube:たなばたさま

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌詞に出てくる「五色の短冊」に注目し、実際に短冊を作って願いごとを書いてみましょう。「どんなお願いにする?」と問いかけることで、子どもたちの思いを言葉にする機会にもなります。みんなで笹飾りを作り、「どこに飾るとお星さまに見えるかな?」と相談しながら飾り付けを楽しめば、行事への参加意識もより一層高まります。

また、歌詞から「夜のお空には何が見えるかな?」と会話を広げ、宇宙や自然への興味をつなげていくのもおすすめです。図鑑や写真で星の輝きや星座に触れた後、「金銀砂子」という言葉からイメージを膨らませて、黒い画用紙に金銀のシールやラメをちりばめた「天の川づくり」に挑戦するのも良いでしょう。

また、夜空をイメージして部屋を少し暗くし、静かに七夕の由来を話したり絵本を読み聞かせたりすると、落ち着いた雰囲気の中で歌の世界観をより深く味わえます。

歌をきっかけに行事の由来や、ふとした風景の美しさに触れ、季節を感じる時間を楽しみましょう。

 

バナナのおやこ

こんなシーンで歌いたい!

リズム遊びや言葉遊びを楽しみたいときにぴったりの一曲です。朝の会や活動の切り替え時、子どもたちの気分を楽しく盛り上げたい場面で取り入れるのもおすすめです。少し体を動かしながら、元気に楽しみたいときにもぴったりです。

歌の魅力・ポイント

「パパバナナ・ママバナナ・コバナナ」といったユニークな言葉の繰り返しが楽しく、自然と口に出したくなる歌です。段階的に曲のスピードをアップしていく、“早口言葉”の要素もあり、遊び感覚で言葉のリズムや発音を楽しめます。

親しみやすいメロディーとコミカルな展開で、子どもたちの「次はもっと速くなるぞ」というワクワク感と笑顔を引き出してくれる一曲です。

どんな歌?

「ちいさなちいさな みなみのしまに きいろいバナナのおやこが ホラネ」

おすすめYouTube:バナナのおやこ

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌に合わせて体をゆらゆら揺らしたり、「パパバナナ」「ママバナナ」「コバナナ」に合わせてポーズを変えたりすることで、表現遊びとして楽しめます。

早口言葉の部分に慣れてきたら、歌詞にある「超特急」をさらに上回る速さ(「飛行機」や「ロケット」など)に挑戦したり、反対に「カメさん」のように超低速で歌ってみたりと、テンポにバリエーションを加えると、より歌を楽しめます。ちゃんと歌えたときの達成感が味わえることはもちろん、間違えても笑い飛ばせるような、明るく楽しい雰囲気の中で歌うことが、この歌を最高に楽しむコツと言えるでしょう。

さらに、バナナの親子の絵を描いて紙芝居のように楽しんだり、ほかの果物に置き換えて「リンゴのおやこ」「ミカンのおやこ」などオリジナルの言葉遊びに発展させたりするのもおすすめです。歌をきっかけに、言葉と表現の楽しさを広げていきましょう。

 

スイカのめいさんち

こんなシーンで歌いたい!

夏の代表的なモチーフの一つであるスイカをテーマにしたこの歌は、夏まつりやお泊まり会といった保育園の夏行事を控えている時期に歌うと、子どもたちの行事への期待感がぐんと高まります。また2番の歌詞には「ごがつのあるひ」とあるので、初夏を思わせる暑さを感じるような5月の日に歌うのも良いでしょう。

軽快なリズムが、子どもたちの気分を明るく盛り上げてくれます。

歌の魅力・ポイント

広大な農園や自然を連想させる、とても明るく開放的な雰囲気の歌です。一度聴いたら忘れられない「スイカのめいさんち」というフレーズは、子どもたちもつい口に出して歌いたくなる魅力があります。スイカやトウモロコシ、小麦などの食べ物が登場し、まるで人のように結婚式をするというユニークな世界観が広がり、子どもたちの想像力を刺激します。

どんな歌?

「ともだちができた スイカのめいさんち」

おすすめYouTube:スイカのめいさんち

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

はっきりとした大きな声で歌いながら、元気に体を動かしてみましょう。友達とつないだ手を大きく振ったり、左右に揺れたりしながら歌うことで、のびやかに歌う心地良さと一体感が味わえます。

画用紙でスイカやトウモロコシなどを作り、「スイカのめいさんち」をみんなで再現する製作活動もおすすめです。「トウモロコシはどんな色や形かな?」と問いかけることで、食べ物への興味や関心を深めるきっかけになります。

また、イチゴやバナナなど、子どもたちが好きな食べ物で、「〇〇の名産地」と替え歌を作ってみるのもおすすめです。歌詞に登場する野菜や果物、ストーリーを自由にアレンジすることで、歌の楽しみ方が広がります。歌をきっかけに、食べ物への興味や想像力を育んでいきましょう。

 

アイアイ

こんなシーンで歌いたい!

夏らしい雰囲気を感じたいときや、元気に体を動かしたい場面にぴったりの一曲です。リズム遊びや朝の会、活動の切り替え時など、子どもたちの気分を楽しく盛り上げたいときにも取り入れやすい歌です。南の島や動物に興味が広がるきっかけとしてもおすすめです。

歌の魅力・ポイント

マダガスカルに生息する「アイアイ」をテーマにしたユーモラスな歌です。一番の魅力は、なんといっても「アイアイ」という歌詞の部分で、元気よく声を合わせられる楽しさです。交互に掛け合うような構成なので、先生と子どもたち、または子どもたち同士で対面し、コミュニケーションを楽しみながら歌えます。

歌詞全体からジャングルのにぎやかさや南の国の暑さが伝わってくるような一曲です。

どんな歌?

「アイアイ(アイアイ) アイアイ(アイアイ) おさるさんだよ」

おすすめYouTube:アイアイ

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌に合わせて腕を大きく振ったり、しっぽを表すように体を動かしたりして、アイアイになりきる表現遊びに展開してみましょう。「しっぽのながい」「おめめのまるい」といった歌詞に合わせてポーズを考えることで、子どもたちの表現力が広がります。

また、「アイアイはどんなおさるさんかな?」「南の島ってどんなところだと思う?」と問いかけながら、図鑑や絵本を見て、自然や動物について話を広げるのもおすすめです。

日本にいるおさるさんたちとの違いを見つけて絵を描いたり、しっぽを作って身につけて歌ったりする活動に発展させることで、歌の世界をより深く楽しめます。

 

アイスクリームのうた

こんなシーンで歌いたい!

暑さが増してくる夏の時期にぴったりの一曲です。水遊びの前後や、室内で涼しく過ごす時間に歌うと、季節感を楽しみながら気分も明るくなります。食べ物への関心が高まるタイミングや、おやつの時間の導入としても取り入れやすい歌です。

歌の魅力・ポイント

子どもたちが大好きなアイスクリームのおいしさを、リズミカルでユニークな言葉で表現した歌詞が特徴の曲です。ややゆったりとしたメロディーに乗せて歌う、「ピチャッ チャッ チャッ」「トロントロ」「チータカタッタッタ」などの音の響きが楽しく、言葉遊びとしても楽しめます。

また、まるでおとぎ話の絵本をめくっているような、かわいらしい言葉も大きな魅力です。「めしあがる」といった丁寧な表現や、味わう瞬間を「喉を音楽隊が通る」と例える詩的な表現は、子どもたちの感受性や語彙力を豊かに育んでくれます。

どんな歌?

「おとぎばなしの おうじでも むかしは とても たべられない」

おすすめYouTube:アイスクリームのうた

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌に合わせて、スプーンですくったり口に運んだりする動きを取り入れると、楽しい表現遊びに広がります。また、「トロントロ」や「つめたいね」の部分では、甘さにうっとりした表情をしたり、冷たさに驚いた表情をしたりと、表現する楽しさも味わえます。

また、「どんな味が好き?」「何色のアイスにする?」と問いかけながら、オリジナルのアイスクリームを描いたり作ったりする製作活動もおすすめです。バニラやチョコだけでなく、「虹色のアイスだったら?」「お星さま味のアイスだったら?」と想像を広げながら、自分だけのアイスの味やトッピングを考えてみましょう。最後に、できあがった作品をお店屋さんのように並べて「アイスクリーム屋さんごっこ」へと発展させれば、子どもたちの想像力とコミュニケーションの輪がさらに豊かに広がっていきます。

 

きらきら星

こんなシーンで歌いたい!

ゆったりしたメロディーと、夜の風景をやさしく描いたシンプルな歌詞が、子どもたちの心を静かに落ち着かせたいときにぴったりの一曲です。お昼寝前の入眠時や、活動をクールダウンさせたいときなどにもおすすめです。

歌の魅力・ポイント

誰もが知っているような、小さな子どもでも覚えやすい一曲です。「きらきら」「まばたき」といった言葉から、星の輝く様子をイメージしやすく、想像力をふくらませながら歌えます。音域も無理がなく、のびのびと歌えるのも魅力です。

どんな歌?

「きらきらひかる おそらのほしよ」

おすすめYouTube:きらきら星

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌に合わせて、指先を開いたり閉じたりして「きらきら」を表現したり、手を高く上げて星をさわるような動きを取り入れたりすることで、やさしい表現遊びに展開できます。

また、黒い画用紙にシールやクレヨンで星を描く製作活動もおすすめです。「どんな色の星があるかな?」「いくつ見つけられるかな?」と問いかけながら、夜空のイメージを広げていきましょう。

さらに、部屋を少し暗くして星の写真やライトを使い、「星が光っているみたいだね」と雰囲気づくりをすると、歌の世界をより感じられます。「お星さまは昼間どこにいるのかな?」と問いかけながら図鑑を開いたり、星座の物語に触れたりすることで、宇宙や自然の不思議に対する好奇心を育むきっかけにもなります。歌を通して、空や自然への興味をやさしく育んでいきましょう。

 

トマト

こんなシーンで歌いたい!

夏野菜に触れる食育の時間や、給食でトマトが出たときにぴったりの一曲です。野菜に親しみをもってほしいときや、苦手意識をやわらげたい場面でも取り入れやすい歌です。園庭や畑でトマトを育てている場合にも、観察活動とあわせて楽しめます。

歌の魅力・ポイント

「トマト」という言葉の面白さや、成長による色の変化がわかりやすく表現されているのが魅力です。「うえからよんでも」「したからよんでも」という言葉遊びは、子どもたちの興味を引きやすく、繰り返し楽しめます。シンプルで覚えやすいメロディーとともに、自然と口ずさみたくなる親しみやすい歌です。

どんな歌?

「トマトって かわいいなまえだね」

おすすめYouTube:トマト

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌詞に出てくる「うえからよんでも したからよんでも」に注目し、ほかにも同じように読める言葉を探してみると言葉遊びが広がります。「トマトみたいな言葉あるかな?」と問いかけることで、子どもたちの興味を引き出せます。

「ちいさいときにはあおいふく おおきくなったらあかいふく」という歌詞をきっかけに、トマトの成長の様子を観察したり、絵で表現したりする活動もおすすめです。実物のトマトを用意し、身近な野菜であるトマトをあらためて観察してみることで、より親しみや興味を引き出すことができます。

また、紙やフェルトでトマトを作り、色の変化を楽しむ製作に発展させたり、トマトが「おしゃれ」という歌詞にちなんで、トマトのお洋服を考えてデザインしたりするような活動に広げても楽しめます。トマトが苦手な子も、歌を通して「おしゃれなトマトさん」に親しむことで、一口食べてみようという気持ちが湧いてくるきっかけになるとうれしいですね。

 

われは海の子

こんなシーンで歌いたい!

夏の海や自然に関心をもつきっかけとして取り入れたい一曲です。水遊びが本格化する時期の導入や、毎年7月の第3月曜日にあたる「海の日」の前などに歌うと、より季節を感じられます。少し落ち着いた雰囲気に整えたい場面にも向いています。

歌の魅力・ポイント

海辺の暮らしや自然の豊かさが、美しい言葉で描かれているのが魅力です。少し難しい表現もありますが、波の音や潮の香りなど、情景が思い浮かぶ歌詞が子どもたちの想像力を刺激します。ゆったりとした力強いメロディーは、声の強弱や伸びを意識して歌う練習にもなり、表現力を育てることにもつながります。

どんな歌?

「われは海の子 しらなみの さわぐいそべの まつばらに」

おすすめYouTube:われは海の子

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌詞の言葉が少し難しいため、歌詞に出てくる「波」「松原」「海の風」などの言葉を手がかりに、美しい日本の海辺の写真などを使って視覚的にイメージを補う工夫をしてみましょう。また、波の音の音源や貝殻などを用意して、「海」により近付く環境を作ってから歌うと、より没入感が高まります。

歌うときは、ゆったりとした曲調に合わせ、はっきりと大きく口を開けて歌うことを意識してみましょう。やみくもに大きな声を出すのではなく、声の大きさや速さを工夫しながら歌うことで、抑揚のある表現ができるようになります。

また、青や白の大きな模造紙に海の様子をみんなで表現したり、魚や船を描き加えたりする製作活動に発展させるのもおすすめです。歌を通して、夏の自然の豊かさや美しさに触れる時間を作っていきましょう。

 

保育のひきだし:おすすめリンク(毎月共通)

園児に人気の「手遊び歌」12選。年齢別の手遊び歌

園児に人気の「手遊び歌」12選 季節別の手遊び歌

手遊びメドレー part1(動画)

手遊びメドレー part2(動画)

手遊びメドレー part3(動画)

 

まとめ

7月は、夏ならではの自然や行事に触れる機会が多く、子どもたちの感性も大いに刺激を受ける時期です。猛暑を吹き飛ばすような元気なリズムの曲や、夜空や海に思いを馳せる情緒的な曲など、さまざまな歌を取り入れることで、言葉や表現をのびのびと楽しむ歌の時間を過ごしましょう。

また日々の保育の中で、子どもたちの気分や活動の切り替えを支えるためにも、歌は欠かせないものです。場面に適した歌を取り入れながら、楽しく歌の力を活用していきましょう。


シェアする

LINE Facebook X

人気のひきだし

ページトップに戻る