保育士のひきだし
2025.06.16
保育園だより8月号|おたより文例集
8月は、夏の自然や行事を通して、子どもたちの好奇心や意欲がぐんと広がる季節ですね。この記事では、8月に園から家庭へお届けする「おたより」の内容と文例をご紹介します。
8月のおたよりづくりのポイント
季節や気候の変化によって、園から保護者に伝えたいことは異なります。また、保育士目線での、最近の園や子どもたちの様子を伝えることは、おたよりの大切な要素です。
8月に保護者に伝えておきたいこと
生活の中で注意してほしいことや、お願いについて書きましょう。
- 猛暑・熱中症対策
- 虫刺され対策
- 水の事故に注意
- 長期休み明けの生活リズムの立て直し
最近の園の様子
園庭や施設内の変化、先生たちの近況などについてお知らせしましょう。
- 園庭のひまわりが大きく咲き、子どもたちの観察活動が盛り上がっています。
- シャワー場のすのこが新しくなりました。より安全に水あそびが楽しめる環境づくりを進めています。
子どもたちの様子
最近の園における子どもたちの様子、成長が見えるエピソードなどを月齢別に紹介します。
乳児(0~2歳児)
- 水あそびが大人気。冷たさや音に反応して笑顔を見せています。
- 水あそびの後はお昼寝が深くなる子も多いです。無理なく過ごせるように調整しています。
幼児(3~5歳児)
- 夏祭りの準備を進めています。「早くお祭りの日になってほしい!」という声があちこちで聞かれ、楽しみにしている様子がうかがえます。
- 会話の中で「暑いからお茶を飲もう!」など、自分で体調を考える姿も見られます。
8月のおたより 書き出し・結び<文例>
季節を取り入れたおたよりの例文を紹介します。
書き出し
「蝉の声が元気に響き、夏らしさを感じる日が続いています。」
「暑さが厳しくなる中でも、子どもたちは全身で夏を楽しんでいます。」
「ひまわりが元気に咲く園庭で、子どもたちの“やってみたい!”が広がる毎日です。」
結び
「暑さに負けず元気に過ごせるよう、園でも水分補給や休息を大切にしています。ご家庭でも引き続きご協力をお願いいたします。」
「お盆期間の前後は生活リズムが乱れやすいため、園でも丁寧に関わってまいります。」
「今しか味わえない“夏の体験”を子どもたちとともに楽しみながら、引き続き安全に過
ごしていきます。」
8月の行事紹介
暦に関する文例
8月11日 山の日
山の日には、“自然に親しむ”ことを目的にした祝日です。園では、山や木々、昆虫など自然に目を向ける活動を取り入れています。
園の行事に関する文例
8月10日 夏祭り
今年の夏祭りのテーマは「パワー!」。輪投げやヨーヨー釣りなどのお店や、盆踊りを楽しみましょう。保護者のみなさんのご参加もお待ちしています。
8月のおたよりに添えられるネタ
季節の豆知識などをおたよりの1コーナーにすることで、おたよりが保護者にとっても楽しめる、親しみやすいものになります。
- ひまわりの豆知識:「太陽の方を向くのは、花が咲く前の茎が育っている時期」
- 夏の食べ物を使ったお話ネタ:スイカ・とうもろこし・枝豆など、夏の食べ物にまつわる絵本やレシピを紹介。食育にもつながるちょっとした会話のきっかけに。
- 帰省中におすすめの親子ふれあいあそび:長時間の移動や慣れない場所でも、膝にのせてできる「わらべうた」や指あそびの紹介。
まとめ
8月は、行事も生活も特別なことが多い時期です。だからこそ、おたよりを通じて、園での小さな日常や子どもたちの気づき、成長の姿を丁寧に届けていくことが大切です。
また、8月のおたよりには、行事の報告だけでなく、「水分補給の工夫」や「暑い日の遊び方」「虫との関わり」など、保育士ならではの視点を活かした小さな話題が活きてきます。暮らしのヒントや子どもとの関わり方のヒントとしても届くおたよりづくり、ぜひ季節感とともに楽しんでくださいね。