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2026.01.20

【例文あり】保育士の面接で「逆質問」は何を聞く?好印象な質問例とマナーを解説

保育士の面接では、終盤に「質問はありませんか?」と逆質問をされることがあります。この場面では、どのような質問をすれば良いのか、そもそも必ず質問しなければいけないのかと迷う人も少なくありません。

本記事では、面接の流れに合った質問の考え方と、実際に使いやすい質問例を紹介します。

面接で「質問はありませんか?」と聞かれる理由

園側が「質問はありませんか?」という逆質問をする意図は、単に疑問を解消するだけでなく、「自園にどれくらい興味を持っているか」「何を大切にして働きたいか」というあなたの熱意や価値観を知るためで、知識量や質問のうまさを見るものではありません。

逆質問は、「最後の自己アピール」の絶好の機会でもあります。園の雰囲気に合った質問ができる準備をしておくことで、「この人と一緒に働きたい」という好印象を残すことができます。

保育士の面接については「【年代別・例文付き】保育士の自己PR|履歴書&面接で好印象を与えるポイント」「【新卒向け】保育士面接でよくある質問と答え方|自信を持って臨むための準備ガイド」でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

好印象を与える逆質問のポイント

「質問はありませんか?」と言われたら、園の概要や制度など事前に確認できる情報ではなく、実際の保育や日々の業務に関わる点を中心に、自分が気になっていることを率直に聞きます。

  • ポイント1:テーマを絞って明確に
  • 質問は1~2問に絞り、「何を知りたいのか」が伝わるよう、簡潔に伝えます。

  • ポイント2:自分のエピソードを添える
  • 「実習で〇〇という場面に立ち会ったのですが、貴園では……」のように、自分の経験を少し添えると、より具体的な質問になります。

  • ポイント3:回答への「プラスアルファ」のリアクション
  • 説明を受けた後は、「ありがとうございます」だけで終わらせず、「具体的にイメージが湧きました」「より一層、貴園の保育に携わりたいと感じました」と、前向きな一言を添えるとより好印象です。

  • ポイント4:メモやノートを活用する
  • 面接で聞きたいことを事前にノートへまとめておくと、落ち着いて質問に臨めます。ノートを見ながら質問したい場合は、「準備してきた内容を確認させていただいてもよろしいでしょうか」と一言断ってから目を通すのがマナーです。あわせて回答を書き留める際も、「お話をメモさせていただいてもよろしいでしょうか」と事前に許可を得ることで、準備の丁寧さと熱心に話を聞く姿勢を同時にアピールできます。

    【注意】保育士面接で避けるべき「NG質問」

    質問の内容によっては、「準備不足」や「ミスマッチ」と受け取られてしまうことがあります。以下の点に注意しましょう。

    • 「はい」「いいえ」で終わる質問
    • 「研修はありますか?」よりも「具体的にどのような研修がありますか?」と聞く方が、会話が広がり、意欲が伝わります。

    • 調べればわかる質問
    • 園のホームページや募集要項で確認できる内容をそのまま質問すると、下調べが十分でない印象につながることがあります。

    • 条件面に関する質問
    • 勤務時間や休暇などは大切な確認事項ですが、そればかりになると「保育そのものへの関心が低いのでは?」という印象を与えかねません。面接の流れやタイミングを見て、質問するかどうかを考えると良いでしょう。

    • 意図がわかりにくい、前置きが長い質問
    • 質問の意図がわかりにくい聞き方や、前置きが長くなりすぎる質問は、相手が答えにくくなることがあります。「〇〇についてお伺いしたいのですが」と最初に質問のテーマを簡潔に伝える、質問が複数ある場合は「2点質問があるのですが」と前置きをするなど、何について知りたいのかがはっきりと伝わる形で質問することが大切です。

    • ネガティブな言葉を使う質問
    • 「残業は多いですか?」「人間関係は大変ですか?」といった、不安や不満を連想させるネガティブな聞き方は避けましょう。気になることは、ポジティブな言葉に変換して質問するのがマナーです。

    【ケース別】そのまま使える!逆質問の例文集

    面接での質問は、新しい話題を広げるためではなく、園からの説明を受けたうえで、必要な点を確認するためのものです。働き方や条件に関する質問は不適切ではありませんが、要望や交渉の形にならないよう、確認にとどめることが大切です。

    1. 熱意・意欲を伝えたいとき
    2. 「入職までに、学んでおくべきことや身につけておくべきスキルはありますか?」
      「先生方は、どのような目標を持って日々の保育に取り組まれていますか?」
      「将来的にリーダーや行事の責任者など、キャリアを積んでいくためのステップアップについてお伺いできますか?」

    3. 園の保育方針を深掘りしたいとき
    4. 「先ほどお話にあった『自主性を重んじる保育』について、日常の関わりの中で特に大切にされていることはありますか?」
      「行事の準備において、子どもたちの意見はどのように取り入れていますか?」
      「異年齢保育(または縦割り保育)の中で、上の子が下の子と関わる際に先生方が意識されている見守り方はありますか?」

    5. 働き方・環境を確認したいとき
    6. 「入職後、新任保育士にはどのようなフォロー体制(研修やメンター制度など)がありますか?」
      「園見学の際、先生方のチームワークが印象的でした。連携をスムーズにするために意識されていることはありますか?」
      「ICTの導入(連絡帳アプリや登降園管理など)によって、業務の効率化について取り組まれていることはありますか?」

    7. 自身のスキルや不安について確認したいとき
    8. 「入職までにピアノの準備をしっかりしておきたいと考えています。貴園でよく歌われる曲や、伴奏の練習で意識しておくべきポイントはありますか?」
      「子どもと一緒に製作をすることが大好きで、実習中も工夫して作品を作ってきました。貴園の温かい園内装飾がとても印象的だったのですが、製作物に関しては先生方のアイディアがどのように活かされていますか?」
      「実習では、絵本の読み聞かせや手遊びを工夫してきましたが、貴園で大切にされている子どもたちへの引き付け方や、おすすめの教材などはありますか?」

    9. 園の雰囲気や人間関係を知りたいとき
    10. 「若手の先生とベテランの先生が連携する際、特に大切にされているコミュニケーションはありますか?」
      「園全体で親睦を深めるための行事や、先生同士の交流の機会はありますか?」
      「クラスの垣根を越えて保育の悩みやアイディアを共有したり、相談し合ったりできるような機会はありますか?」

    「逆質問」に関するQ&A

    面接で「質問はありませんか?」と逆質問をされた際に悩む、よくある疑問にお答えします。

    Q.質問が特に思い浮かばない場合は、どうすれば良いですか。

    A.説明をきちんと聞いたうえで納得している場合は、質問がないことも自然です。「十分理解できたこと」への感謝を伝えましょう。無理にひねり出す必要はありませんが、「説明を伺い、疑問に思っていた点がすべて解消されました。ありがとうございます」と納得感を伝えるのがスマートです。何も言わずに「ありません」とだけ答えるのは避けましょう。

    Q.勤務条件について質問しても失礼になりませんか。

    A.聞き方を工夫すれば問題ありません。「残業はありますか?」と直接聞くより、「行事前の時期など、お忙しい時期のスケジュール感を伺ってもよろしいでしょうか?早く仕事に慣れて戦力になりたいと考えています」のように、働くイメージを持つための前向きな質問として構成すると自然です。細かな条件や要望を詰めすぎると、面接の場には合わない場合があります。

    Q.実務の進め方や先生同士の関係について聞いても良いですか。

    A.内容によっては、面接の段階では適さないことがあります。日々の細かな進め方などは、入職後や配属後に確認すべき内容です。

    Q.相手(園長先生か現場の先生か)によって質問を変えるべきですか。

    A.相手の立場に合わせた内容にするとよりスムーズです。園長先生には「園の理念や理想の保育士像」について、現場の先生には「一日の具体的なスケジュールや子どもとの関わり方」について聞くのがおすすめです。

    Q.「先ほどお話いただいた内容について、もう少し詳しく聞く」のは大丈夫ですか。

    A.はい、問題ありません。園の説明を受けた流れで補足として聞く質問は、面接の場にふさわしいです。新しい話題を広げるより、説明内容を確認する形が向いています。

    Q.新卒と経験者の面接では、質問の考え方は変わりますか。

    A.基本的な考え方は同じです。ただし、新卒の場合は「事前に学んでおくべきこと」など、準備に関する質問がしやすく、経験者の場合は「自分のこれまでのスキル(ピアノや運動など)を、貴園の保育でどう活かせるか」につなげると自然です。

    Q.質問は何問くらいが適切ですか。

    A.1~2問で十分です。複数聞くこと自体が評価につながるわけではありません。面接の流れや残り時間を考えられる配慮も「社会人としてのマナー」です。

    まとめ

    「質問はありませんか?」と逆質問をされたら、それはあなたがその園で働く姿を面接官にイメージしてもらえる絶好の機会でもあります。一方で、説明を聞いて疑問が解消されていれば、無理に質問を探す必要はありません。質問の有無や数よりも、その場の流れに合った受け答えを落ち着いて行うことが大切です。上手な質問をしようと気負いすぎず、「園のことをもっと知りたい」という素直な気持ちを伝えてみましょう。

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