2026.01.16
【保育士向け】言葉だけじゃない!外国籍の保護者への対応ポイント
保育現場では外国籍の子どもを積極的に受け入れる園が増えています。担当クラスに外国籍の保護者がおり、その対応方法に不安を感じる保育士さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、外国籍の子どもがクラスにいる場合の保護者対応を解説します。あわせて、保育士が事前に外国籍の保護者に確認しておきたいことや、外国籍の保護者に対応する上で気をつけたいポイントを5つにまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
外国籍の保護者への対応で保育士から事前に確認しておきたいこと

外国籍の子どもと関わる上では保護者とのやりとりを円滑にするために、事前に確認しておきたい点があります。しっかりと把握しておくことで、行き違いやトラブルを防ぎやすくなりますよ。
家庭で使っている言語・日本語がどのくらい分かるか
最初に確認しておきたいのが、家庭で使っている言語や日本語の理解度です。日常会話はできても、保育用語や園独自の表現は理解が難しい場合もあります。
外国籍の保護者の日本語の理解度を知っておくことで、説明の仕方や伝え方を工夫しやすくなるでしょう。
文化や宗教上、配慮が必要な点
文化や宗教によって、食事・服装・行事への参加などに配慮が必要な場合があります。園の方針を伝えることも大切ですが、一方的に決めるのではなく、事前に確認して話し合うことで外国籍の保護者の安心感につながります。
外国籍の保護者が不安に感じやすい点
外国籍の保護者は、「子どもが園で楽しく過ごせているか」「困ったことを伝えられているか」といった点に不安を感じやすい傾向があります。どのようなことに不安を感じるのかを知っておくことで、保育士から子どもへ配慮をすることができますよ。
外国籍の保護者への対応で保育士が気をつけたい5つのポイント

外国籍の保護者とのやりとりでは、伝え方の違いが不安や誤解につながることもあります。ここからは、外国籍の保護者への対応で、保育士が意識したいポイントを5つに分けて解説します。
1.相手の国を知る
出身国の文化や子育ての状況を少し知るだけでも、保護者の考え方や行動を理解しやすくなります。全てを詳しく知る必要はありませんが、知ろうとする姿勢が、外国籍の保護者との信頼関係づくりにつながるでしょう。
2.やさしい日本語で伝える
短く、わかりやすい言葉を選び、ゆっくり話すことを意識しましょう。専門用語や曖昧な表現を避けることで、外国籍の保護者にも伝わりやすくなります。
3.具体的に伝える
「なるべく」「ちゃんと」といった表現は、人によって受け取り方が異なり、誤解を招く原因になることもあります。特に外国籍の保護者の対応をする場合は、いつ・どこで・何を・どのようにするのかを具体的に伝えることで、行き違いやトラブルを未然に防ぐことができますよ。
4.視覚的に伝える
言葉だけでなく、写真やイラスト、実物を使って説明することもおすすめです。持ち物や行事の説明などは、視覚的な情報を取り入れることで外国籍の保護者にも理解が深まるでしょう。
5.翻訳機を活用する
翻訳アプリや翻訳機は、意思疎通を助ける心強いツールです。完璧な翻訳でなくても、伝えようとしている姿勢が保護者の安心につながりますよ。
外国籍の保護者対応をする上で保育士が意識したいこと

文化や言葉の違いから、外国籍の保護者への対応を難しく感じることもあるでしょう。 今章では、外国籍の保護者の対応をする際に、保育士が意識しておきたいことをお伝えします。
外国籍の保護者との信頼関係づくり
外国籍の保護者対応では、言葉や文化の違いを意識しがちですが、「子どものことを大切に見てもらえている」と保護者が感じられることで、不安が和らぎ、相談しやすい関係が生まれます。保護者の安心感は子どもにも伝わり、落ち着いて園での生活を過ごす土台になるでしょう。
一人で抱え込まず、職員間で情報共有する
外国籍の保護者対応に悩んだときは、一人で抱え込まず、職員間で情報を共有しましょう。保護者の様子や伝え方を共有することで、園全体として保護者への対応力が高まります。
一人だけで対応に悩まず、他の保育士にも相談して意見をもらうことが保育士自身の負担軽減にもつながりますよ。
わからないこと保護者に直接聞く
「失礼になるのでは」と不安に思うこともありますが、わからないままにしておく方が誤解を生んでしまうこともあります。保育士側から保護者の話を聞く姿勢は、信頼関係を築くきっかけになるでしょう。
外国籍の保護者への対応を知ることで子どもも安心できる環境に
外国籍の保護者への対応では、言葉だけでなく、文化や価値観を理解しようとする気持ちが大切です。事前に確認しておくことや、伝え方を工夫することで外国籍の保護者の不安は軽減され、信頼関係が築かれていきます。
外国籍の保護者と保育士との信頼関係の積み重ねは、子どもが安心して過ごせる保育環境にもつながるでしょう。完璧な対応を目指すのではなく、保育士としてできる関わりを大切にしながら、丁寧に対応していきたいですね。
執筆:原島円












