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2025.08.29

【保育園の10月遊び】ねらいが立てやすい!季節を楽しむ活動アイデア集

さわやかな気候が多く、活動しやすい10月。体を動かす喜びを感じながら、子どもたちがのびのびと表現したり、挑戦したりする姿がたくさん見られる時期です。この記事では、10月の季節感に合った遊びアイデアと、体だけではなく心も活動の“ねらい”についてご紹介します。

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10月は気候が安定し、身体を思いきり動かす遊びを展開しやすい季節です。暑い季節には取り組みが難しかった外遊びをじっくり楽しみましょう。また学年も折り返し地点を迎え、友達との関わりも少しずつ深まってきている頃です。「友達との協力」に焦点を当てた遊びを取り入れるのも良いでしょう。

乳児(0~2歳児)には、歩く・走る・のぼる・しゃがむといった基本的な動作を通して、体を動かす楽しさを感じることがねらいになります。

幼児(3~5歳児)には、目標に向かって取り組んだり、友だちと協力したりする遊びを通して、達成感や集団活動の楽しさを経験できるよう支援しましょう。

また、身の回りの素材や生活の一コマをモチーフに取り入れることで、想像力をはたらかせた遊びの展開が期待できます。

10月のおすすめ遊びアイデア

10月におすすめの遊びを、対象年齢の目安や「遊びのねらい」などと共にご紹介します。

おさるのかごや

靴下やストッキングに新聞紙などを詰めて“おさるのしっぽ”を作り、段ボールの箱をかごに見立てて遊びます。子どもたちはかごの中に入って“おさる”または“かごをかつぐ人”の役になり、走ったり競争したりして楽しみます。身体を動かしながら、物語性やチームで協力することの大切さを感じられるごっこ遊びです。

対象年齢

3~5歳児

この遊びのねらい

  • 身体を動かす楽しさを味わう
    かごに入って走ったり、担いだりする動きを通して、全身運動の楽しさを経験します。
  • 想像・ごっこ遊びを楽しむ力
    “おさる”“かごや”の役割を通じて、ごっこ遊び独特の物語世界や役割意識を味わうことができます。
  • 協力や役割分担を経験する
    おさる役とかごや役、それぞれの役割を交代しながら遊ぶ中で、声をかけ合いながら協力する楽しさを味わい、チームワークが育まれます。
  • 器具遊びに対するバランス感覚・アイデア発信を促す
    「段ボールのかごはどうやったら持ちやすいか」を考え、持ち方を工夫したり、補助と なるひもをつけたりなど、子どもたちのアイデアが広がります。

詳しい遊び方はこちら(No.947 おさるのかごや)

いらっしゃいませ!レジごっこ

子どもたちが日常生活の中で目にする、「レジ」のやりとりを再現して楽しむごっこ遊びです。空き箱を使ってバーコードリーダーを手作りし、“ピッ”と音をまねたり、「買い物をする」「お会計する」という一連の流れを遊びながら経験できます。自分たちでお金やカード、品物も作ることで、遊びが広がっていくのも魅力です。

対象年齢

2~5歳児

この遊びのねらい

  1. 身近な社会のしくみを理解する
    レジの仕組みや買い物の流れを模倣することで、日常生活への関心を深め、社会のしくみに触れます。
  2. 想像力・表現力を育む
    品物やお金を自分で作ったり、店員とお客のやりとりを楽しむなかで、ストーリーを豊かに展開する力が育ちます。
  3. 言葉のやりとりや社会性を育てる
    「いらっしゃいませ」「〇〇円です」「ありがとう」など、実際の会話をまねすることで、言語力やコミュニケーション力を育みます。
  4. 数や金銭感覚に親しむ
    お金のやりとりや「いくつ買った?」「いくら?」というやりとりから、数への興味や金銭感覚の芽生えを促します。
  5. 詳しい遊び方はこちら(No.221 いらっしゃいませ!レジごっこ)

    秋のおさんぽビンゴ

    秋の自然に触れながら、園庭や公園を探索して楽しむビンゴ形式の遊びです。ビンゴカードには「黄色い葉っぱ」「いわし雲」「松ぼっくり」など、秋らしいモチーフを描き、見つけたらシールやマークでチェックしていきます。発見のたびに「見つけた!」「あったね!」と喜びを共有でき、子どもたちの好奇心や観察力を引き出すことができます。
    低年齢の子どもには、「赤いもの」「黄色いもの」など、色をテーマにした探索遊びにアレンジすることも可能です。

    対象年齢

    3~5歳児

    この遊びのねらい

    秋の自然物に目を向けて探索することで、季節を大切にする感性や興味関心を育てます。絵や色を手がかりに見つける遊びを通して、視覚的な注意力や発見する喜びを味わい、友だちとのやりとりや「見つけたものを伝える」といったコミュニケーションの経験へとつなげます。また、カードに描かれていない秋の自然物の発見を促すことで、子どもの興味をさらに広げることもできるでしょう。

    松ぼっくりの的あてあそび

    秋の自然素材「松ぼっくり」を使って楽しむ、的あて感覚の遊びです。丸や四角などの枠に向かって、少し離れた場所から松ぼっくりを投げたり、転がしたりして、目標の枠の中に入れることを目指します。屋外でも屋内でも遊ぶことができ、的の代わりにバケツや箱を使ったり、入る場所によって点数を付けるルールを加えたりしても盛り上がります。

    対象年齢

    2~5歳児

    この遊びのねらい

    松ぼっくりの転がり方の不規則さや、ちょっとした力加減が難しく、手の動きや力加減を調整する経験を通して、運動機能や空間認識の発達を促します。また、「枠に入った・入らなかった」という結果に一喜一憂しながら、自分で考えて再挑戦することを体験し、達成感を味わうことへつなげます。的の形や距離、道具のアレンジによって、年齢に合った挑戦ができるのも魅力です。

    10月の遊びを充実させるヒント

    10月の遊びをより意義あるものにするために、保育士が心がけたい視点や、日々の保育に取り入れやすい工夫をご紹介します。

    「協力」「挑戦」をキーワードに友達と一緒に楽しむ

    運動会などを経験した子どもたちは、友達と一緒にがんばる喜びや、目標に向かって挑戦する気持ちが芽生えてきます。 そのため、遊びの中でも「協力して取り組む」「役割を決めて進める」「勝ち負けを受け止める」などの要素を自然に取り入れることで、社会性や感情のコントロールを育むチャンスになります。
    また、遊びの振り返りを通して「どんなことが楽しかった?」「今度はどうしたい?」と子ども自身が言葉にする時間を設けると、自己表現や気づきにもつながります。

    10月の遊びをより豊かにする+αのアイデア

    ひと工夫することで、子どもの「楽しかった!」や「またやりたい!」を引き出しましょう。

    • リレー形式やチームでゴールを目指す遊びを取り入れ、「順番を守る」「応援する」など、役割を変えて物事に当たる視点を育てる。遊びの最後に感想を聞くと、子ども同士の気づきも生まれる。
    • 「カサカサした落ち葉」「ざらざらした松ぼっくり」など、子どもたちが感じた色・音・手ざわりなどを言葉にして表現することを遊びの中で促す。子どもたちの語彙や想像力が豊かに育まれる。
    • ハロウィンの前に、前年の園で作った製作物などを、園からのおたよりで家庭に紹介し、保護者との連携を深める。

    まとめ

    10月は過ごしやすい気候のなかで、戸外遊びや行事をたっぷり楽しめる時期です。秋の自然を活かした遊びや、友だちとの関わりを深める活動を通して、子どもたちの豊かな感性を育んでいきたいですね。


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