保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集

2025.07.25

【保育園/9月の歌】季節感を楽しむおすすめ曲

9月は真夏の厳しい暑さが少しずつやわらぎ、屋外での活動がしやすくなってくる季節。空の色や風の涼しさなどから、子どもたちも季節の変化を感じ始めます。そんな時期には、自然とのふれあいを楽しめる歌や、落ち着いた雰囲気のメロディがおすすめ。今回は、9月にぴったりの季節の歌を5曲、ご紹介します。

9月におすすめの歌

ゆったりとした歌の時間で、秋の訪れを待つ気持ちをふくらませましょう。

おおきなくりのきのしたで

こんなシーンで歌いたい!

秋を感じるものについて、みんなで意見を出し合った後に。
手遊びの導入として、子どもたちと一緒に体を動かしながら。

歌の魅力・ポイント

歌に合わせて自然と体を動かせる、リズミカルで親しみやすい一曲。「あなたとわたし」と、友だちとのやりとりも楽しめます。

どんな歌?

「おおきなくりの きのしたで」

おすすめYoutube:おおきなくりのきのしたで♪3番バージョン♪【うたのママ手遊び・童謡】

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌の動きをペアで楽しむことができるので、異年齢児でペアを組み、ふれあいを深める場面づくりにもつながります。画用紙に大きなくりの木を描き、みんなで折り紙やシールで実を付けるような製作活動も。

あかとんぼ

こんなシーンで歌いたい!

秋の始まりを感じる戸外遊びの後のひとときに。
夕焼けの空を見ながら「トンボ、いるかな?」と会話をきっかけに。

歌の魅力・ポイント

やさしく切ないメロディと歌詞が、秋の夕暮れの情景をやわらかく描いています。しっとりとした雰囲気の中で、季節のうつろいを感じながら、ゆっくりと歌うのがおすすめです。

どんな歌?

「ゆうやけこやけの あかとんぼ」

おすすめYoutube:赤とんぼ【日本の歌百選】

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

赤やオレンジの折り紙や画用紙で羽を作り、ストローや割りばしに貼って「トンボ」を製作します。完成後は保育室内に吊るして飾り、歌の世界を遊びに広げてみましょう。

しょうじょうじのたぬきばやし

こんなシーンで歌いたい!

「明日の夜は満月だよ」「昨日は三日月が見えたね」などと月の満ち欠けの話をしたときに。「たぬき」が登場する絵本を読み聞かせた後にもぴったり。

歌の魅力・ポイント

「ぽんぽこぽんのぽん♪」のフレーズが印象的で、子どもたちが夢中になる一曲。リズミカルな歌詞と音の響きが楽しく、振り付けや表現遊びと組み合わせやすい点も魅力です。

どんな歌?

「しょ しょ しょうじょうじ しょうじょうじの にわは」

おすすめYoutube:しょうじょうじのたぬきばやし♪【童謡・唱歌】しょしょしょうじょうじ~歌詞付きアニメーション/Japanese kids song

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

新聞紙や画用紙で「たぬきのおなか」を作り、みんなで「はらつづみ」ごっこをしてみましょう。子どもたちがたぬきになりきって、「ぽんぽこぽん♪」のリズムあそびを楽しむ活動につなげます。

うさぎのダンス

こんなシーンで歌いたい!

リズム遊びやふれあい遊びの時間に。乳児は座ったまま手をうさぎの耳のように動かしたり、幼児は元気良く飛び跳ねて全身を動かしたりして、それぞれになりきった動きを楽しみます。

歌の魅力・ポイント

軽快なテンポとかわいらしいメロディが特徴の一曲。体を動かしながら歌うことで、自然と笑顔が広がり、友だちとのやりとりも生まれます。

どんな歌?

「ソソラソラソラ うさぎのダンス」

おすすめYoutube:【童謡】うさぎのダンス

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

画用紙で「うさぎのお面」を作って「うさぎごっこ」をしてみましょう。それぞれがうさぎになりきって跳ねたり、みんなで輪になってお互いの「うさぎ姿」を見ながら踊ったりすることで、想像力と身体表現がぐんと広がります。

ちいさい秋みつけた

こんなシーンで歌いたい!

本格的な秋の訪れの前に、「秋といえば何を思い浮かべる?」と問いかけながら。
夏から変わりゆく植物や雲の変化を感じた後、静かな歌の時間で振り返るときに。

歌の魅力・ポイント

メロディと歌詞のやさしさが、子どもたちの感性にやさしく寄り添う一曲。秋の気配を「見つける」という視点が、自然へのまなざしを深めてくれます。

どんな歌?

「だれかさんが だれかさんが だれかさんが みつけた」

おすすめYoutube:ちいさい秋みつけた

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

園庭や散歩中に見つけた「ちいさい秋」を画用紙に描いたり、葉っぱや実、小枝などを使ってコラージュ作品にまとめたりしてみましょう。この歌は静かな雰囲気をもつため、落ち着いた活動や感性を育てる時間と組み合わせるのが効果的です。

音が出るおもちゃで歌をさらに楽しもう♪

じっと耳を傾ける子、音を鳴らして楽しむ子など、子どもによってさまざまなアプローチが見られそうです。

踊ってジャンジャラ

手首や足首に付けて身体を動かすと、ジャンジャラ音がして楽しいです。歌や音楽に合わせてみんなで踊りましょう。

用意するもの

空き箱やペットボトル、米、ビーズ、小豆、種、砂等

詳しい作り方・遊び方はこちらNo.619 踊ってジャンジャラ

保育のひきだし:おすすめリンク(毎月共通)

園児に人気の「手遊び歌」12選。年齢別の手遊び歌

園児に人気の「手遊び歌」12選 季節別の手遊び歌

手遊びメドレー part1(動画)

手遊びメドレー part2(動画)

手遊びメドレー part3(動画)

まとめ

夏の名残と秋の気配が混ざり合う9月。歌の時間を通して、季節のうつろいに気づく感性や、日々の発見を大切に育んでいきたいですね。


シェアする

LINE Facebook X

人気のひきだし

ページトップに戻る