保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集

2026.04.28

保育園だより6月号|おたより文例集

雨の日が多くなり、室内での活動が増える6月。家庭でも、この時期の過ごし方に悩むことは多いかもしれません。この時期だからこそ、保育士が日々の関わりの中で見つけた子どもたちの成長や発見を、丁寧におたよりで伝えることが大切です。季節特有の気候や生活の変化に目を向けながら、ご家庭と情報を共有し、安心して過ごせる環境づくりにつなげていきましょう。この記事では、6月のおたよりに取り入れたい内容や文例をご紹介します。

6月ってどんな月?

6月は梅雨の影響で雨や曇りの日が多く、湿度の高い日が続く時期です。気温も徐々に上がり始め、蒸し暑さを感じる日も増えてきます。天候によって活動内容が左右されやすいため、室内外の環境を工夫しながら過ごすことが求められる時期といえるでしょう。 一方で、雨の日ならではの自然の変化に気づきやすい季節でもあります。雨音や水たまり、草花の様子など、普段とは違う環境の中で、子どもたちはさまざまな発見を楽しみます。こうした季節ならではの体験を大切にしながら、五感を使った関わりを取り入れていくのがおすすめです。

また、衣替えや虫歯予防デー、時の記念日など、生活や健康に関わる行事が多いのも6月の特徴です。さらに、入梅や夏至といった暦の節目もあり、季節の移り変わりを感じる良い機会となります。これらの行事をきっかけに、日々の生活習慣や自然への関心を深められるような関わりを意識していきましょう。

6月のおたよりづくりのポイント

季節や気候の変化によって、園から保護者に伝えたいことは異なります。また、保育士の目線で最近の園や子どもたちの様子を伝えることは、おたよりの大切な要素です。

6月に保護者に伝えておきたいこと

  • 湿気やカビ対策、衣類の扱い方
  • 傘・レインコートなど雨の日の登園準備
  • 室内遊びや製作活動の様子
  • 食欲や体調の変化への注意喚起

最近の園の様子

園庭や施設内の変化、先生たちの近況などについてお知らせしましょう。 ・梅雨入りに伴い、室内遊びの工夫や製作活動が活発になっています。 ・湿度管理と換気をこまめに行い、快適な保育環境づくりを心がけています。

子どもたちの様子

最近の園における子どもたちの様子、成長が見えるエピソードなどを月齢別に紹介します。

乳児(0~2歳児)

  • 雨音を聞いたり、水たまりをのぞきこんだり、五感を使って梅雨の季節を楽しんでいます。
  • レインコートや長靴に興味を持ち、雨の日の場面が描かれた絵本が大人気です。

幼児(3~5歳児)

  • あじさいの観察やてるてるぼうず作りなど、季節の遊びを楽しんでいます。
  • 室内での集団遊びを行う際、ルールの理解や友達とのやりとりがスムーズになってきました。

6月のおたより 書き出し・結び<文例>

季節を取り入れたおたよりの例文を紹介します。

書き出し

「雨音がやさしく響く季節となりました。」

「梅雨空のもとでも、子どもたちは元気いっぱいに過ごしています。」

「しっとりとした空気の中、子どもたちの笑顔がまぶしく光っています。」

結び

「湿度の高い日が続きますので、園でも衛生管理と体調管理に努めてまいります。」

「室内でも楽しく、体を動かしながら過ごせるような活動を工夫していきます。」

「季節の変わり目でもありますので、引き続き健康面へのご配慮をお願いいたします。」

6月の行事紹介

季節に関する文例

衣替え

気温や湿度の変化に合わせて、衣服を夏仕様または冬仕様に切り替えたり、収納場所を入れ替えたりすることです。衣替えのタイミングで、「去年の服がもう小さくなっている!」と子どもの成長に驚くご家庭も多いのではないでしょうか。 一般的には6月と10月に行われ、6月1日から夏服に変更する学校や企業も多く見られます。ただし、この時期は日によって気温差が大きく、朝夕は肌寒さを感じることもあります。時期に合わせて一斉に衣替えをするのではなく、その日の気温や子どもたちの体調に応じて、こまめに調整していくことが大切です。 園でも、「今日は少し肌寒いね」「汗をかいたら着替えようか」など、その時々の気候や体の状態に目を向けながら、子どもたちが快適に過ごせるよう関わっていきます。衣服の調整を通して、自分の体調に気づき、心地よく過ごすための習慣を身につけていけるようサポートしていきたいと考えています。

暦に関する文例

6月4日 虫歯予防デー

6月4日は、「む(6)し(4)」の語呂合わせから「虫歯予防デー」とされています。また、6月4日から10日までの1週間は「歯と口の健康週間」と定められており、歯や口の健康について見直すきっかけにしたい時期です。 乳歯はいずれ生え替わるとはいえ、健康な歯を保つことは、食事や発音、体全体の発達にも大きく関わります。また6歳前後になると、永久歯が生え始めるため、この時期からより一層、丁寧な歯みがきの習慣を身につけることが大切です。 園でもこの時期には、「どうして歯みがきが必要なのかな?」「食べた後はどうしたらいいかな?」といった話題を取り入れながら、楽しみながら歯の健康について学べる機会を作っていきます。絵本や手遊びなどを通して、子どもたちが自然と歯みがきに親しみを持てるような関わりを大切にしていきたいと考えています。 また、ご家庭でも仕上げみがきや声かけを通して、歯みがきの習慣づくりにご協力をお願いいたします。「きれいになったね」「ピカピカで気持ちいいね」といった前向きな言葉かけが、子どもたちの意欲につながります。

6月10日 時の記念日

日本で初めて時計による時の知らせが行われた日が6月10日であることにちなみ、「時間を大切にすること」を意識するきっかけとして制定されました。 日々の生活の中で、子どもたちは「朝の会の時間」「おやつの時間」など、さまざまな“時間”の流れの中で過ごしています。園でも、「12時になったら給食の準備をしようね」「次の時間は何をしようか?」といった声かけを通して、時間を意識して生活の見通しを持つことの大切さを伝えていきます。 また、まだ時計を読むことが難しい乳児には、「時計の長い針が上に来たら、お片付けにしよう」など、生活の流れと結びつけた声かけをします。そうした関わりを通して、少しずつ時間の感覚に親しむきっかけをつくっていきます。 さらに、時計作りの製作活動を取り入れ、時計の「長い針と短い針の動き」や「数字の並び」などにも興味を持てるような経験を大切にしていきたいと考えています。

6月11日 入梅

「入梅(にゅうばい)」は、季節の変化の目安として日本で独自に作られた「雑節(ざっせつ)」の一つです。あくまでも暦の上で梅雨の時期に入ることを意味しており、天気予報などで耳にする「梅雨入り」とは異なります。 南北に長い日本列島では、気象条件による「梅雨入り」の時期はその年ごとに地域によって変わります。「入梅」の日付は毎年固定されているわけではありませんが、太陽の動きに基づいて決められており、2026年は6月11日とされています。 この頃になると、雨の日が増え、湿度の高い季節へと移り変わっていきます。園でも、「雨の音ってどんな音かな?」「水たまりができているね」といった気づきを大切にしながら、雨の日ならではの楽しさに目を向けていきたいと考えています。 また、室内での遊びや製作活動も工夫しながら、子どもたちが天候に左右されずに心地よく過ごせる環境づくりを大切にしていきます。季節の変化を受け入れながら、その時期ならではの過ごし方を楽しめるよう関わっていきたいと考えています。

6月21日 夏至

二十四節気のひとつで、北半球では1年のうちで昼の時間が最も長く、夜が最も短くなる日です。日付は毎年変わり、2026年は6月21日となります。この日を境に、少しずつ昼の時間が短くなっていきますが、実際には夏に向けて暑さが増していく時期でもあります。 園では、「夕方でもまだ明るいね」「冬は同じ時間でも薄暗くなっていたよね」といった気づきを共有しながら、自然の変化に目を向けるきっかけを作っていきます。日差しの強さや気温の上昇にも配慮しながら、戸外での活動を安全に楽しめるよう工夫していきたいと考えています。

6月21日 父の日

お父さんに「ありがとう」の気持ちを伝える日として親しまれている行事です。毎年6月の第3日曜日と決められており、2026年は6月21日になります。 アメリカの風習が始まりとされており、カーネーションを贈る日としてもよく知られています。 家族を支えてくれる存在に目を向け、「ありがとう」の気持ちを言葉や形にして伝えることは、子どもたちにとって大切な経験です。 園でも、「どんなときにありがとうって思うかな?」「どんなことをしてもらうとうれしい?」といった問いかけを通して、身近な人への感謝の気持ちについて考える時間を大切にしていきます。家族だけでなく、日々関わる人への思いやりの気持ちを育んでいきたいと考えています。

園の行事に関する文例

プール開き

少しずつ日差しの強さや蒸し暑さを感じるこの時期、園では水あそびやプール活動が始まります。水に触れる心地よさや楽しさを感じながら、子どもたちが無理のないペースで少しずつ水に慣れていけるよう、発達や体調に合わせた関わりを大切にしていきます。「水って気持ちいいね」「パシャパシャ音がするね」といった体験を通して、夏ならではの遊びを楽しめる時間にしていきたいと考えています。 活動を行う日は、気温や天候、子どもたちの体調などを見ながら慎重に判断してまいります。準備や持ち物などについては、別途お知らせいたしますので、どうぞご確認ください。

発表会

入園・進級から2か月ほどが経ち、園生活にも少しずつ慣れてきたこの時期に、日々の遊びや活動の中で親しんできた歌や表現あそびを発表する機会を設けます。 4月当初は緊張していた子どもたちも、少しずつ笑顔が増え、友達や保育士との関わりの中で安心して過ごせるようになってきました。発表会では、「みんなの前でやってみる」「友達と一緒に表現する」といった経験を通して、自信や達成感を味わえるようにしていきます。 役になりきったり、歌に合わせて体を動かしたりする中で、子どもたちなりの表現の広がりや成長が感じられることでしょう。「できたね」「一緒にやると楽しいね」という気持ちを大切にしながら、無理のない形で取り組んでいきます。 当日は、少し緊張しながらも一生懸命に頑張る子どもたちの姿を、あたたかく見守っていただければ幸いです。新しい環境の中で積み重ねてきた日々の成長を、ご家庭と園とで分かち合える機会となるよう準備を進めてまいります。

6月のおたよりに添えられるネタ

季節の豆知識などをおたよりの1コーナーにすることで、おたよりが保護者にとっても楽しめる、親しみやすいものになります。

  • 「水無月(みなづき)」の由来:雨の季節なのに、なぜ6月は「水無月」というのかを、諸説を交えて紹介。
  • 梅雨の読み聞かせ絵本:雨をテーマにした絵本や、カエルや傘が登場する楽しいお話を紹介。
  • 雨の日のおうちあそび:室内でも楽しめる簡単な遊びや、親子でできるふれあい遊びを紹介。

 

まとめ

6月のおたよりでは、天候や気候の変化に伴う子どもたちの様子や、室内外で工夫している過ごし方を具体的に伝えることが大切です。また、健康や生活習慣に関する内容も積極的に取り入れることで、ご家庭との連携がより深まります。雨の多い季節だからこそ見えてくる子どもたちの成長や気づきを丁寧に言葉にし、安心感とともに園での様子が伝わるおたよりづくりを心がけていきましょう。


シェアする

LINE Facebook X

人気のひきだし

ページトップに戻る