2026.04.13
【年齢別】新年度に取り入れたい!春の室内あそび 20選
新年度がはじまる春は、子どもたちにとって期待と緊張が入り混じる特別な季節です。新しいクラスや環境に戸惑う子どもの姿も多いのではないでしょうか。
新年度に取り入れたいのが、春の季節を活かした室内あそび。この記事では、新年度におすすめな室内あそびを年齢別にまとめました。
室内あそびを通じて、子どもが「楽しい」「安心できる」と感じられるよう、日々の保育に役立ててみてください。
新年度の室内あそびで意識したい関わり

新年度は、新しい環境や人間関係の中で、子どもたちが不安や緊張を感じやすい時期です。そのため室内あそびを取り入れる際には、遊びの内容だけでなく、子どもとの関わり方もとても重要になります。
ここでは、新年度の室内あそびで意識したい関わりのポイントをご紹介します。
一人一人のペースを大切にする
新年度は、子どもによって環境への慣れ方に個人差があります。すぐに遊び出す子もいれば、しばらく様子を見てから動く子もいますよね。
保育士は一人一人の子どものペースを尊重し、子ども自身のタイミングを待つことが援助を行ううえで欠かせません。
無理に活動へ参加させない
室内あそびを観察している子も活動に興味を持っている可能性があります。「見ているだけでも大丈夫だよ」と声をかけることで、安心してその場にいられるようになり、自分のタイミングで遊びに参加しやすくなります。
参加・不参加にかかわらず、子どもの気持ちを尊重する関わりを意識しましょう。
スキンシップや優しい声かけを心がける
新年度始めは、保育士と子どもの関係性作りがクラスづくりの土台になります。名前を呼ぶ・目を合わせる・ハイタッチをするなど、スキンシップは子どもの安心感や保育士への信頼を高めるうえで欠かせません。
また「○○ちゃん、上手だね」「一緒にやってみよう」と声をかけることで、子どもが活動に参加しやすくなるでしょう。保育士の言葉と姿勢で、子どもへ温かさを伝えることが大切です。
保育士と子どもが「楽しい経験」を共有する
保育士と子どもが一緒に「楽しい!」と感じる時間を共有することで、子どもとの信頼関係が深まります。室内あそびを通じて、楽しい経験を積み重ねていきましょう。
保育士の笑顔や楽しむ姿は、子どもが安心して活動に参加できる大きなきっかけとなります。保育士自身が室内あそびを楽しむことは、新年度のクラス全体の雰囲気作りにもつながっていくでしょう。
【年齢別】新年度におすすめの室内あそび 20選

新しい環境での生活が始まる新年度は、子どもたちにとって安心して楽しめる室内あそびを取り入れることで、気持ちをリラックスさせることができ、新しいクラスにも慣れていくことができるでしょう。ここからは、年齢ごとの発達に合わせ、取り入れやすい室内あそびを20個ご紹介します。
【0歳児】新年度におすすめの室内あそび
新年度の0歳児クラスでは、家庭以外の環境や保育者に戸惑いを感じやすく、安心できる関わりを求める子どもの姿が多く見られます。あそびの中で保育士とのふれあいや心地よいやりとりを大切にしていきたいですね。
1.ふれあいあそび
「こちょこちょ」「たかいたかい」など、保育士が直接子どもの肌に触れるふれあいあそびは、子どもの安心感を育みます。新しい担任保育士に慣れていない時期だからこそ、スキンシップを通じて信頼関係を築いていくことが重要です。
春の代表的な歌(「ちょうちょ」など)に合わせてふれあうと、子どもも明るい気持ちになるでしょう。日常のふれあいあそびを大切にすることは、子どもと保育士の信頼関係の土台になります。
2.音あそび
音あそびは鈴やマラカスなどの音の出るおもちゃを使ったあそびです。音の変化に興味を示す0歳児の特徴を活かし、さまざまな音を聴かせてみましょう。
保育士が楽しそうに音を鳴らして見せると、子どもが手を伸ばしてくる姿が見られるはずです。楽しいやり取りを繰り返す中で、保育士との関係が少しずつ深まります。
【1歳児】新年度におすすめの室内あそび
1歳児は、言葉が増え始める時期です。簡単な言葉を交えたあそびを取り入れることで、保育士や友だちとの関わりが広がり、コミュニケーションの楽しさを感じられるようになります。
3.まねっこあそび
保育士の動きを子どもが真似するあそびです。「お花になろう」「ちょうちょになろう」と声をかけ、春の生き物の動きを一緒に楽しみましょう。
1歳児は模倣を通じて多くのことを学ぶ時期です。保育士が楽しんで動くことで、子どもも自然と活動に参加できるでしょう。
4.名前呼びあそび
輪になって座り、保育士が一人一人の名前を呼ぶあそびです。名前を呼ばれた子は手を挙げたり、返事をしたりします。
新年度のクラスでは新しい友だちの名前を覚えるきっかけにもなるでしょう。繰り返し遊ぶうちに、子ども同士がお互いの名前を覚えて呼びあう、可愛らしい姿が見られます。
5.花びらヒラヒラあそび(新聞紙あそび)
新聞紙をちぎって花びらに見立て、ふわふわ舞う様子を楽しむあそびです。ちぎる・投げる・拾うという動作が、手先の発達を促します。
新聞紙を花びらに見立てることで春の季節を感じることができ、新聞紙の感触や動きを体全体で楽しめます。
【2歳児】新年度におすすめの室内あそび
自分の気持ちを表現する姿や友だちとの関わりを広げる姿が見られるのが2歳児の特徴です。2歳児の室内あそびでは、言葉のやりとりを取り入れながら保育士や友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じられるような関わりが求められます。
6.お花渡しゲーム
子どもたちが輪になって、造花や布で作ったお花を隣の友だちへ渡していくゲームです。音楽が止まったときにお花を持っている子が前に出るなどのルールを加えると、盛り上がるでしょう。
手渡す・もらうという動作を繰り返す中で、友だちとの関わりが生まれます。
7.春の生き物なりきりあそび
ちょうちょ・てんとう虫など、春に見られる生き物になりきって部屋の中を動き回るあそびです。保育士が「ちょうちょが飛んできたよ!」と声をかけながら一緒に生き物の動作をすると、子どもが活動に入りやすくなります。
生き物への興味・関心を育てるきっかけになる室内あそびです。生き物になりきる動作は、子どもの考える力を育てます。
8.むっくりくまさん
わらべうた「むっくりくまさん」を使ったあそびは子どもたちが輪になって歌い、クマ役の子が起き上がるタイミングで逃げるルールのあそびです。2歳児でも参加しやすく、保育士や友だちと一緒に盛り上がることができるでしょう
オニごっこのルールを覚える前段階にもぴったりです。
【3歳児】新年度におすすめの室内あそび
3歳児は、言葉でのやりとりが増え、友だちと一緒に遊ぶことの楽しさを感じられる時期です。一方で、まだ友だちとの関わり方が分からず戸惑う姿も見られるため、保育士の援助も必要になるでしょう。
室内あそびでは、友だちとの関係づくりにつながるように意識しながら、あそびを広げていくことが大切です。
9.色探しゲーム
保育士が「ピンク色のものを探してね」と声をかけ、保育室の中から指定した色のものを探すゲームです。春の花の色(ピンク・黄色・緑)などをテーマにすると、春らしいあそびになるでしょう。
友だちと一緒に探したり考えたりすることで、協力する楽しさも生まれます。
10.リズムあそび
春の歌や童謡に合わせて、手拍子や体を動かすあそびも新年度に取り入れやすい室内あそびの一つです。「春がきた」「チューリップ」など、子どもに馴染みやすい曲を選ぶと、より楽しんで参加できます。
新年度はまだ友だちとの関係ができておらず、緊張しやすい時期ですが、保育士や友だちと同じ動きをすることで一体感が生まれ、安心して参加しやすくなるでしょう。
11.春の生き物かけっこ
ミツバチ・てんとう虫など春の生き物になりきって、部屋の中を走るあそびです。生き物ごとの動きの特徴を取り入れてみましょう。
ルールが簡単なので、3歳児でも理解しやすく、楽しめるあそびです。
12.ちょうちょオニごっこ
全員がちょうちょになりきり、両手を広げながら走るオニごっこです。オニごっこは、あそびのルールを守る大切さを学ぶきっかけにもなります。
春らしいアレンジを加えることで、季節感のあるあそびになるでしょう。
【4歳児】新年度におすすめの室内あそび
保育士が援助しなくても、少しずつ友だち同士で遊ぶことを楽しめるようになるのが4歳児に時期です。4歳児の室内あそびでは、みんなで同じ活動を楽しんだり、言葉のやりとりを交えたりすることで、クラスの一体感が生まれていくでしょう。
13.春のバスケット(なんでもバスケット)
フルーツバスケットの春バージョンです。「チューリップ」「さくら」「ちょうちょ」などの春らしいグループを作り、呼ばれたグループが席を移動します。
「春のバスケット!」で全員が動くルールを加えると、さらに盛り上がるでしょう。ゲームが盛り上がるを楽しさを体感することで、友だちとの関係も深まるはずです。
14.ジェスチャーあそび
チームに分かれ、保育士が出すお題(春の生き物や植物)を子どもがジェスチャーで表現し、同じチームの友だちが当てるあそびです。表現する側も当てる側も、それぞれの役割を楽しめます。
新年度に友だちとコミュニケーションを楽しむきっかけとして活用できる室内あそびの一つでしょう。
15.ジャンケン列車
音楽に合わせて歩き、出会った友だちとジャンケンをして負けた子が勝った子の後ろについていくゲームです。最終的に全員が一つの列車になったら完成となります。
一つの列車になることで、一体感を味わうことができます。
16.春を運ぼう!リレー
スプーンや布の上に春のお花(たんぽぽ・さくらなど)を乗せて運ぶリレーです。チームで協力する楽しさはもちろん、体のバランス感覚も養うことができます。
春のお花を使うことで季節を身近に感じられ、より楽しむことができるでしょう。
【5歳児】新年度におすすめの室内あそび
5歳児は友だちとの関わりがさらに深まり、ルールのある遊びや協力して取り組む活動を楽しめるようになる時期です。室内あそびでは、友だちと意見を出しあったり、一緒に目標に向かって取り組んだりする経験を取り入れることで、より深いつながりが生まれていきます。
17.ジェスチャーゲーム
春の生き物や行事(さくら・花見など)をテーマに、グループでジェスチャーゲームを楽しむあそびです。グループで相談して表現方法を決める形式にすると、友だちと協力する力が育ちます。
4歳児のジェスチャーあそびよりも難易度を上げることで、達成感が生まれるでしょう。また友だちのアイデアを認め合う経験は、クラスの良い雰囲気作りにつながります。
18.ミッションゲーム
保育士が出すミッション(「グループで手をつないでジャンプしよう」など)をグループでクリアしていくゲームです。協力して目標を達成する経験は、5歳児の育ちに必要な協調性を育てます。
新年度に友だちとのつながりを深めるのにぴったりな室内あそびです。
19.ハンカチ落とし
ハンカチ落としは友だちとのドキドキ感を楽しめるあそびです。ここで紹介するハンカチ落としは通常のあそびをアレンジし、ハンカチを造花や葉っぱなどで代用します。
春らしいアイテムを使うだけで、活動に季節感が生まれるでしょう。繰り返し遊ぶ中で、友だちとの距離が縮まっていきます。
20.もうじゅう狩りへいこうよ
「もうじゅう狩りへいこうよ」の歌に合わせて、最後に言われた動物の文字数と同じ人数でグループを作るあそびです。友だちに声をかける機会が生まれ、関わりのきっかけになります。
全員で楽しめるため、新年度のクラスづくりにも取り入れやすい活動です。また「春の生き物バージョン」にすると、季節感のある室内あそびになります。
室内あそびのレパートリーを広げて新年度の保育を充実させよう
新年度は、子どもも保育士も慣れない環境の中で落ち着かない日々が続きますよね。季節感を取り入れた室内あそびを楽しむことで、保育士はもちろん、子ども同士の関わりが少しずつ増え、新年度の新しい環境へ慣れることにつながります。
ぜひ年齢に合った室内あそびを取り入れ、子どもが「楽しい」「安心できる」と感じられるクラスの雰囲気づくりを大切にしてみてください。保育士のあそびの引き出しが増えることで、保育の質も向上できるでしょう。
執筆:原島円












