2026.10.23
【1分探偵ゲーム】学童でできる観察力あそび
1分探偵ゲームは、先生が部屋の中で何かを少しだけ変え、子どもたちがその変化を探す観察力あそびです。椅子の向きを変える、本の位置を変える、ホワイトボードに小さな絵を足す、机の上に鉛筆を置くなど、学童内にあるものだけでできます。写真や特別な道具がなくてもできるため、雨の日の室内遊びやすきま時間に取り入れやすい活動です。
この遊びの面白さは、いつもの部屋の中で起きた小さな変化を見つけるところです。子どもたちは、探偵になった気分で部屋の中をよく見ます。普段何気なく見ている場所でも、ゲームになると集中して観察するようになります。
準備
必要なのは、部屋の中で少し変えられるものです。机、椅子、本、鉛筆、掲示物、ホワイトボード、時計の下の飾り、棚の上の物など、子どもたちに危険がない範囲で使います。小さな変化から始めると難しすぎるため、最初は分かりやすい変化にするのがおすすめです。
進行手順
まず子どもたちに、今から1分間、部屋の中をよく見て覚えてください と伝えます。子どもたちは、部屋の様子を見ます。次に、子どもたちに目を閉じてもらう、または廊下側を向いてもらいます。その間に、先生が部屋の中を1か所だけ変えます。椅子の向きを変える、本を1冊横向きにする、ホワイトボードに小さな星を描くなどです。その後、子どもたちは目を開けて、何が変わったかを探します。
この遊びで子どもが興味を持ちやすいのは、自分が見つけられるかどうかという挑戦感です。先生が、今回はかなりよく見ないと分からないかもしれません と声をかけると、子どもたちは自然に集中します。見つけた時の あった! 分かった! という達成感も大きい遊びです。
盛り上げるコツ
最初から難しくしすぎないことです。1回目は、椅子の向きや本の位置など、比較的分かりやすい変化にします。慣れてきたら、掲示物に小さな印を足す、鉛筆の向きを変える、机の上の物を1つ増やすなど、少しずつ難しくします。難易度を段階的に変えることで、低学年から上の学年まで楽しめます。
また、答えを見つけた子がすぐに大声で言ってしまうと、他の子が考える時間がなくなります。見つけた人は静かに手を挙げる、先生のところにこっそり言いに来る、紙に書くなどのルールにすると、全員が考える時間を持てます。
この遊びの目的
身の回りをよく見る力を育てることです。観察力は、学習だけでなく、生活の中でも大切です。友だちの表情の変化、忘れ物、危ない場所、片づける物など、気づく力は学童生活のさまざまな場面につながります。
育成に役立つ理由
見る、覚える、比べる、考えるという流れを自然に体験できるからです。子どもたちは、最初の状態を覚え、変化後の状態と比べます。その中で、記憶力や比較する力も使います。また、見つけた理由を話すことで、説明する力にもつながります。
学童で行う時は、安全面にも配慮します。子どもが走り回って探す形にすると、ぶつかったり転んだりすることがあります。探す時は歩く、物を勝手に触らない、棚を開けないなどの約束を先に伝えます。見るだけで探すルールにすると、落ち着いて遊べます。
ハロウィン版にする場合は、先生が小さなおばけの絵をホワイトボードに足す、かぼちゃカードを1枚置く、黒猫の絵を掲示に貼るなどにすると季節感が出ます。普段は、探偵ゲーム、忘れ物探偵、変わったところ探しなど名前を変えて使えます。
スタッフや施設長が取り入れやすいポイントは、準備が少なく、静かに盛り上がれることです。大きな声を出しすぎずに楽しめるため、室内で落ち着かせたい時にも使えます。観察力や記憶力を育てながら、子どもたちが夢中になれる学童向けの遊びです。
ライクキッズ株式会社 指導員 K.Y先生












