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2026.08.18

初めてハサミを使う際のポイント・おすすめ製作

初めてハサミを取り入れた製作を行う際、「何から始めたらよいのだろう」と悩む保育者も多いのではないでしょうか。

ハサミは便利な道具ですが、使い始めは安全面の配慮が必要です。子どもの発達や様子に合わせて、無理なく進めていくことが大切と言えるでしょう。

今回は2・3歳児がハサミの練習を始める際の目安や援助のポイント、簡単にできる製作をご紹介します。

 

ハサミを始める前に知っておきたいポイント

ハサミは使い方を誤るとケガにつながる危険があります。安全に活動を進めるためにも、子どもたちの発達や様子に合わせて進めることが大切です。

ここでは、ハサミを始める目安と使う前に伝えたい約束について紹介します。

ハサミを始める目安

ハサミを使い始める際は、年齢だけで判断するのではなく、子どもの発達に合わせることが大切です。

次のような様子が見られたら、ハサミに挑戦する目安と考えられるでしょう。

  • 保育者の話を聞いて理解できる。
  • 指先が十分に発達している。
  • 座って落ち着いて作業ができる。

無理に始めるのではなく、一人ひとりの成長に合わせて判断しましょう。 

 

ハサミを使う前に伝えたい約束

ハサミを使う前には、子どもたちに約束事を伝えておきましょう。

約束を事前に確認することで、子どもたち自身が安全を意識しながら活動に取り組めるようになります。

ハサミを使う際の約束は次の4つです。

  • 座って行う
  • ハサミを人に向けない
  • 紙以外は切らない
  • 使い終わったらハサミのケースにしまう

安心してハサミを使用するためにも、繰り返し伝え、習慣づけることが大切です。 

ハサミを使う時の援助のポイント

ハサミを初めて使う子どもは、持ち方や動かし方が分からず戸惑うことがあります。保育者が適切に援助し、ハサミに少しずつ慣れていけるようにサポートしましょう。

ハサミの正しい持ち方を伝える

子どもがハサミを持つ際は、親指を上の持ち手に入れ、人差し指と中指を下の持ち手に入れると安定します。手が小さい場合は、下の持ち手に薬指も入れると良いでしょう。

イラストを見せながら説明したり、「親指はお空に向けてね」などと分かりやすい言葉で説明したりすると、イメージがしやすいです。

持ち方を覚えたら、紙を切る前に開閉する練習を取り入れましょう。

安全に活動できる環境を整える

ハサミを使う際は、安全に活動できる環境を整えることも大切です。作業する際は、子ども同士の間隔を十分に空け、保育者が全員の様子を見守れる人数や配置で行いましょう。

また、子どもの様子や保育者の配置などから安全を十分に確保できない場合は、無理に活動を行わず、別の日に実施することも大切です。子どもの安全を第一に考え、焦らず余裕を持って進めましょう。

 

おすすめのハサミ製作

ハサミは一回切りから始め、徐々に直線切りや曲線切りへとステップアップしていくことが大切です。

ここでは一回切りから曲線切りまで、ハサミの練習を楽しみながら取り組めるおすすめの製作を紹介します。

子どもの発達に合わせて、ぜひ取り入れてみてください。 

一回切り「フレーム製作」

切った折り紙を写真や子どもが描いた絵の周りに貼り、オリジナルのフレームを作りましょう。

「もっと切りたい!」という子どもの気持ちを満たしながら、ハサミの開閉を繰り返し練習できます。

のりを使って貼る工程もあるため、指先を使った作業も一緒に楽しめるでしょう。

 

対象年齢

2~3歳児

 

用意するもの

ハサミ

のり

細長く切った折り紙

写真または絵を貼った画用紙

 

作り方

① 細長く切った折り紙を写真のように持ち、一回ずつ自由な幅に切ります。

 

② 切った折り紙を、写真や絵の周りにのりで貼ります。

 

③ 色や大きさの異なる折り紙を組み合わせることで、個性あふれるオリジナルフレームの完成です。

 

 

配慮

ハサミの開閉が難しい子どもには、保育者が手を添えて援助する。

「一回切ったら止まろう」など、動きを区切りながら行えるように声を掛ける。

 

連続切り「フラッグ製作」

線に沿って切り進めることで、ハサミの開閉や紙を動かす動きに慣れることができます。

切ったフラッグはシールやクレヨンで自由に飾り付けをし、保育室に飾りましょう。

季節を問わず楽しめるほか、運動会や誕生会などの行事の装飾にもおすすめです。

 

対象年齢

3歳児

 

用意するもの

ハサミ

フラッグの形を描いた画用紙

クレヨン

シール

 

作り方

フラッグの形を描いた色画用紙を用意し、線に沿って切ります。

 

切り終えたら、シールやクレヨンで自由に飾り付けをします。

 

保育者がフラッグを紐につけたら完成です。保育室に飾って楽しみましょう。

配慮

線から外れてもやり直しを促さず、最後まで切れたことを認める。

紙を持つ手を少しずつ動かすことを伝えながら援助する。

 

曲線切り「クッキー製作」

丸やハート、花など、さまざまな形のクッキーを切り、オリジナルのクッキーを作りましょう。

完成したクッキーはクレヨンやシールで自由に飾り付け、保育室に飾ったり、クッキー屋さんごっこに発展させたりして楽しめます。

 

対象年齢

3歳児

 

用意するもの

ハサミ

クッキーの形を描いた画用紙

クレヨン

シール

のり(必要に応じて)

 

作り方

クッキーの形を描いた画用紙を用意し、線に沿って切ります。

 

クレヨンでチョコレートやアイシングを描いたり、シールでトッピングを表現したりします。

 

完成したクッキーを並べて飾ったり、お店屋さんごっこを楽しんだりしましょう。

 

配慮

初めは大きく緩やかな曲線から挑戦できるようさまざまな形を用意する。

難しい場合は、保育者が紙を回すなど必要に応じて援助する。

 

まとめ

ハサミを使った製作は、子どもたちが指先の使い方を身につけるだけでなく、「できた!」という達成感や製作の楽しさを味わえる活動です。一人ひとりの発達に合わせて無理なく取り入れながら、安全に配慮して進めていきましょう。

今回ご紹介した製作を参考に、子どもたちが楽しみながらハサミに親しめる環境づくりに役立ててみてください。

 


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