2026.02.16
【新学期前に必見!】進級直後に大切な関わり方とは?クラス運営で意識したい4つの視点
進級やクラス替えを迎える新学期は、子どもにとって環境の変化が大きい時期です。それと同時にクラス運営を担う保育士にとっても、不安や戸惑いを感じやすいタイミングなのではないでしょうか。
この記事では、進級を迎えるにあたって保育士が気にかけたいポイントを4つの視点からお伝えします。また、新学期のクラス運営をしていく上での考え方や心構えもまとめましたので、最後までお読みください。
進級直後のクラスを運営していく上で大切にしたい考え方

進級直後のクラス運営では、すぐに思い描くクラスの形を目指すのではなく、まずは「土台づくり」を意識することが大切です。ここでは、新学期のスタート時に保育士が特に大切にしたい考え方を3つご紹介します。
子どもや保護者との信頼関係づくりを最優先にすること
進級後は、子どもだけでなく保護者にとっても新しい環境への不安が生まれやすい時期です。クラス運営を安定させるためには、まず「このクラスなら大丈夫!」「この保育士になら任せて安心」と感じてもらえる関係づくりが欠かせません。
日々の挨拶や言葉がけなど、小さなやりとりを大切に積み重ねていくことが、信頼関係の土台となり、クラス全体の安定につながっていきます。
子どもたちの不安や緊張に寄り添うこと
進級直後は、これまで出来ていたことが上手くいかなくなったり、子ども達の甘えが強くなったりする姿が見られることも少なくありません。しかしそれは、子どもが新しい環境に適応しようとしている過程の一つです。
「もう◯歳だから」と急かすのではなく、子ども一人一人の気持ちに寄り添い、安心できる関わりを意識することが、新学期のクラス運営を支える大切なポイントになるでしょう。
最初から完璧を目指さないこと
進級直後は、保育士自身も慣れないことが多く、クラス運営全体が思い通りにいかないこともあるでしょう。最初から完璧なクラス運営を目指そうとすると、気持ちに余裕がなくなり、心身共に疲弊してしまいがちです。
「今はクラスを整えている途中」「少しずつ落ち着いていけば大丈夫」と前向きに捉え、長い目でクラスづくりを考えることが、新学期を乗り越えるための心構えになりますよ。
クラス運営で意識したい4つの視点

進級後のクラス運営は、様々な人との関係性の上に成り立っています。ここからは、保育士が特に意識しておきたい4つの視点と、関わりのポイントを見ていきましょう。
1.子ども同士の場合
進級によって仲の良かった友だちと少し距離ができたり、新しい人間関係が生まれたりなど、子どもたちの中でもこれまでの人間関係が変化することが予想されます。その中では、トラブルが起こることも考えられるでしょう。
保育士は子ども達の関係に深く入りすぎず、近くで様子を観察する姿勢も大切です。子ども達の遊びや生活を通して少しずつ関係が深まっていく過程をしっかり見守り、時に必要な援助を行なっていくことが、子ども同士の安定した関係づくりにつながります。
2.保育士同士の場合
クラス運営をスムーズに進めるためには、保育士同士の連携が欠かせません。新学期は特に、保育士それぞれの保育観や関わり方の違いが出やすい時期でもあります。
気になることは早めに共有し、役割分担や考え方をすり合わせることで、同じ方向を向いて保育をすることができるでしょう。進級直後は特にクラスの話し合いを密に行うことで保育士自身の不安や負担も軽減され、クラス全体の安定につながりますよ。
3.子どもと保育士の場合
子どもにとって保育士は安心できる大人の一人であり続けることが大切です。進級直後で環境が変わっても、変わらず気持ちを受け止めてもらえる存在がいることで、子どもは少しずつ新しいクラスに慣れていきます。
子ども達をできる・できないで評価するのではなく、子どもの気持ちに寄り添った関わりを意識することが、子どもと保育士の信頼関係を深めるポイントになるでしょう。
4.保護者と保育士の場合
進級の時期は保護者も不安や戸惑いを抱えやすくなります。家庭での様子や子どもの気になることを丁寧に受け止める姿勢が、保護者との信頼関係を築く土台となりますよ。
園での何気ないエピソードを伝えたり、保育士側から家庭での様子を聞くことで、保護者の安心感が高まり、保護者との良好な関係につながっていきます。
進級後のクラス運営で悩んだら?

進級直後は、保育士自身も悩みや戸惑いを感じやすい時期です。「これでいいのかな」「この関わり方で合っているのだろうか」と迷う場面は、経験年数に関わらず多くの保育士が経験するでしょう。
ここでは進級時のクラス運営で悩んだ場合に意識しておきたい心構えをご紹介します。
一人で抱え込まず悩みを共有する
クラス運営の悩みは、一人で抱え込まず、保育士同士で共有することが重要です。話すことで気持ちが整理され、新しい視点に気づけることもありますよ。
「こんなこと相談していいのかな」と思わず、信頼できる人に悩みを相談してみてくださいね。
クラス全体が成長過程であることを意識する
進級直後のクラスは、まだ安定していない場合がほとんどです。上手くいかない場面も含めて、クラス全体が成長している途中だと捉えることで、気持ちに余裕が生まれます。
その中でも今できていることに目を向けると、クラス運営のこれからの道筋が見えてくるでしょう。
子ども・保護者・保育士それぞれの気持ちを整理して考える
クラス運営に悩んだときは、子ども・保護者・保育士それぞれの立場に立って気持ちを考えてみることが大切です。子どもの行動や言葉から子どもの気持ちを考えたり、保護者がどんな点に不安を感じているのかを確認したり想像したりしてみましょう。
あわせて、自分自身は悩みをどの方向に進めたいのかを明確にすることで次の関わりにつなげやすくなりますよ。
進級後のクラス運営は関係づくりが大切
進級直後は、クラスがなかなか落ち着かず、不安に感じる場面も多いですよね。しかし、子ども同士・保育士同士・子どもと保育士・保護者と保育士という4つの視点から関わりを丁寧に積み重ねていくことで、クラスは少しずつ安定していきます。
新学期のクラス運営は、すぐにクラス全体がまとまるものではありません。だからこそ、保育士自身が無理をしすぎず、意識的に体や気持ちを休める時間も大切ですよ。
日々の関係づくりを意識しながら、「今できていること」に目を向けて、少しずつ前に進んでいきたいですね。
執筆:原島円












