2026.10.15
【逆さことばレスキュー|聞く力と考える力を育てる言葉あそび】
帰り前や活動の待ち時間に、子どもたちが座ったまま楽しめる遊びとしておすすめなのが、逆さことばレスキューです。
これは、先生がわざと逆さや少し変な言い方をした言葉を、子どもたちが正しい言葉に直す遊びです。準備がいらず、道具も使わないため、学童のすきま時間に取り入れやすい言葉あそびです。
遊び方はとても簡単です。先生が、りんごを ごんり、ねこを こね、くつを つく、かばんを んばか のように言います。子どもたちは、それを聞いて、正しい言葉を考えて答えます。先生が、たいへん!言葉がひっくり返っちゃった。みんなで助けてあげよう! と導入すると、子どもたちもレスキュー気分で参加できます。
最初は2文字や3文字の短い言葉から始めるのがおすすめです。ねこ、いぬ、くつ、かさ、ほん、いす、りすなど、身近な言葉にすると1年生でも答えやすくなります。慣れてきたら、りんご、みかん、えんぴつ、ランドセル、すいとうなど、少し長い言葉に挑戦してもよいでしょう。
この遊びのよいところは、子どもたちが自然とよく聞こうとすることです。先生の言葉を聞き逃すと答えられないため、ざわついていた場面でも耳を向けやすくなります。また、頭の中で音の順番を入れ替えるため、言葉への関心や考える力にもつながります。
低学年の場合は、難しすぎる言葉を出すと分からなくなってしまうことがあります。そのため、最初は先生が少しゆっくり言う、手で文字数を示す、ヒントを出すなどの工夫をすると安心です。たとえば、セルランド と言って分からなければ、学校に持ってくるものだよ、背中にしょっているよ、とヒントを出します。
全員で一斉に答える形にすると盛り上がりますが、声が大きくなりすぎる場合は、分かった人は手を挙げる、先生にだけ口パクで答えるなどのルールにしても楽しめます。帰り前など静かに過ごしたい時間には、声の大きさを調整できる形にするのがポイントです。
逆さことばレスキューは、子どもたちにとっては遊びですが、実際には聞く、考える、言葉を直すという要素が入っています。学童の待ち時間に、ただ静かにしてもらうのではなく、楽しく頭を使いながら落ち着ける時間を作れる遊びです。
ライクキッズ株式会社 指導員 K.Y先生












