保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集

2026.05.22

保育とは乳幼児がその環境への好奇心を抱いて遊ぶこと

乳幼児の保育は子どもが園に来て、園の環境にある人たち(子どもたちと保育者など)と共に、そこにある各種の物(遊具や玩具・教材や素材や自然物等)に関わり、そこでの出来事を面白そうと感じて活動を始めるところから始まります。

 

最初は他の子どもがしていることを面白そうと感じるかもしれません。自分が試しにやってみたら、面白いかもしれないと感じることからさらに続けていくかもしれません。それらが入り混じるのがいろいろな子どもがいる園の良さです。

と言って、すぐにその活動が面白いとなるとは限りません。そううまく自分が出来るとは限りませんし、他の子どもが仲間に入れてくれて、何かやらせてくれるようにはなりません。

保育士がそれを手伝っても、ごく小さな子どもは別ですが、自分でやりたい、だから面白くなるんだと感じるでしょう。

でも、それには確かにやり方に慣れたりすることも必要になり、子どもが最初思ったほどには簡単な作業でないことも大いにありそうです。

 

でも、なんか面白そうだし、なんかふしぎだな、もしかして、面白くなるのかな。いったいどうなっているのだろう。

そう感じて、試し始めます。

 

それはもちろん、そうしてよいという安心できる雰囲気があってのことです。

家庭では多くのことが大人がすることとして子どもが興味を持ってもやらせてくれないとか、代わりに大人がやってあげるとか。

まずい結果が起こらないように配慮しています。

 

園ではそもそも幼い子ども用に安全になるように設計されている環境なので、子どもが思いついたら、試せるのだと次第にわかっていきます。

もちろん絶対にしてはいけないことも分かります(例えば砂場で砂を相手の顔に投げるとか部屋の中で水をばらまくとか)。

 

どうなるだろうと試して、思ったようになったり、思いがけないことが起きたりして、またやってみようとします。

前と同じになったり、違うことが起こります。

積み木を積んでも、いつのきちんと上に詰めるとは限らず、いい加減な置き方をしていることに気づいていないと、置く度に上に乗ったままであったり、時にすぐに崩れたりなどが起こります。

 

そういうことを含めて、子どもにとって園の環境で魅力的なことがいろいろとあることが見えてきて、そこに自分が関わって、自分の力でその魅力をつくり出すことができるとわかっていきます。そこに園の環境への好奇心が動き出します。

 

面白いことがある、それを自分が引き起こせる、どうすれば良いだろう、試したらもっと面白くなる。

もっとやってみよう。そういう心の働きであり、環境にある物や他の人の活動への関わりです。

 

そういう好奇心を引き起こす園の環境をつくっておき、すぐに面白いことに気づかないことも多いので、それをやっている年上の子どもの活動を見る機会を設けておきます。

 

時には保育士が活動を誘発しても良いでしょう。

例えば、砂場をやったことがない子どもには単に砂があるだけの環境があれだけ面白い砂場遊びになるとは思えないでしょうから。

それは他の子どもがしていたり、保育士が一緒に遊んでくれてわかっていくことです。

一路魅力を知ると、好奇心に火がつき、もっとやりたくなり、子どもがその活動を続けるようになります。

 

そこに保育士が励ましたり、共に喜んだり、時にヒントを出し、また他の子どもも誘いかけることで、子どもの遊びが好奇心に支えられて発展していくのです。
 


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