2026.05.22
面白がってくれる人が近くにいると、子どもは幸せ
みなさん、こんにちは。玉川大学の田澤と申します。
私は大学で保育者養成と研究をしつつ、東京の江戸川区にある東一の江こども園という園で昨年度まで園長をしていました。
今は園長とは立場違いますが、大学と園を行き来しながら仕事をしていますので、この連載では実際の子どもや保育者の姿を通して、保育や子どもの育ち、園の組織づくり、さらには子育てについてと、その時々によって、テーマを変えながら書いていこうと考えています。
まだ、連載予定を立ててないので、どうなるかわからないですが、読んだみなさんが、ちょっとホッとしたり、考えたりできるような文章をかけるといいなと思ってます。
よろしくお願いいたします。
さて、今回は1枚の写真から僕が大事にしていることのひとつをお話します。
まずはその写真ご覧ください。

この写真は5月頃、5歳児とそのクラス担任が一緒に遊んでいるところですが、何をしているかわかりますか?
二人三脚の人数を増やした四人五脚になりますかね。やったことがない人もいると思うので念のためですが、これは、みんなのタイミングと足の運びが合うと前に進むことができるのです。
これは運動会の練習などとは関係なく、遊びの中の一場面なのですが、担任と子どもたちがどんな会話や関わりをしていると思いますか?
また、皆さんがこの担任の立場だったら子どもたちとどんな会話をしますか?
おそらく、「それじゃできません!ちゃんとやりなさい!」って怒るような人はいないと思うのです。
そうではなくて、
「じゃあ、右から行こう!」
「え?右ってどっち?」
「まあ、やってみよう!」
「うわあ、ころぶう」
と会話しながら、笑いながら、遊ぶようなイメージを持ちませんでしたか?
僕はこのような関係性がとても大事だと思っています。
それは、笑っている人、面白がっている人が近くにいることが子どもにとって幸せなことだからです。
幸福感を感じること自体とても大事なことですが、それだけでなく、幸福感をたくさん感じた子どもはきっとポジティブに人生歩んでいくでしょうし、幸福感を感じると安心感が生まれるので、いろんなことにもチャレンジしていくようになります。
ため息ばかりの人、怒ってばかりの人のそばにいて、「よし、やってみよう!」ってなかなか思えませんからね。
だからこそ、大人がまずはいろんなことを面白がってほしいのです。子どもと一緒にいろんなことを楽しんでほしいのです。
でも、そうなるためには大人が笑顔でいられるような環境や組織、人間関係などもとても大事になるんです。これについてはまた今度。












