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2026.05.22

面白がってくれる人が近くにいると、子どもは幸せ②

前回、面白がってくれる人が近くにいることは子どもの幸せだからこそ、大人(保育者)が笑顔でいられる環境や組織、人間関係がとても大事と最後にふれました。

しかし、「忙しい」、「人が足りない」などの声が聞かれることがあり、その中、笑顔でいられるのは難しいという意見もあり、そのなかで、各園業務負担軽減を目指した様々な取り組みをしていることでしょう。

 

この業務負担軽減については厚生労働省が2021年に「保育分野の業務負担軽減・業務の再構築のためのガイドライン」(以下、ガイドライン)を発表し、また、これを受けて、同省で2022年に「保育分野の業務負担軽減・業務の再構築のためのガイドライン業務改善実践のための事例集」(以下、事例集)を発表しました。このガイドラインには業務改善のためのアプローチ、ステップなどが、そして、事例集には様々な園の業務負担軽減のための工夫が掲載されています。

 

業務負担軽減の具体的な方法などはこのガイドライン、事例集を参考にしてもらって、ここでは、業務負担軽減する上で大切にしたいことを考えてみます。

 

保育の現場の業務負担軽減でまず大切なことは「保育士として働くことの魅力ややりがいを感じられる勤務環境」にしていくことと「保育士が保育に注力できることから、保育の質の確保・向上に資する取組」(ともにガイドライン)をすることです。

 

つまり、保育者を「楽させる」ために業務の負担軽減するわけではなく、保育の本来の仕事に注力できるようにするために実施するのです。そのため、本来の保育の仕事の優先順位を考えたり、注力する仕事と合理化する仕事の仕分け作業をしたりすることも必要になります。

 

さて、事例集には、「働きやすく、働きがいのある組織が最も生産性が高い(保育の質が高い)」とも書かれています。
今まで、多くの園は「働きがいはあるけど、働きにくい」状況にあったのでしょう。だからこそ、働きにくさ解決のため、業務負担軽減の様々な取組をするようになってきたのですが、業務負担の軽減=「楽できる」になってしまうと、今度は、「働きやすいけど、働きがいない」方向に傾いてしまい、「仕事は楽だけど、面白くない」「なんかチャレンジしようとすると、「大変だ。」といわれる」というような状況に陥ります。

 

「やりがい搾取」という言葉もありますが、やりがい、働きがいはやはり大事なのです。だからこそ、「働きやすく、働きがいがある」職場を目指すべきなのですが、ここで大事なのは「働きがい」のバージョンアップもすることです。

 

ここからが大事なところのですが、文字数いっぱいなので、また次回です。

その次回のポイントのひとつは写真のような対話をする保育者になります。

引用

厚生労働省(2022)「保育分野の業務負担軽減・業務の再構築のためのガイドライン業務改善実践のための事例集」
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/05ff6131/20231016_policies_hoiku_84.pdf

厚生労働省(2021)「保育分野の業務負担軽減・業務の再構築のためのガイドライン」
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/4f505001/20231016_policies_hoiku_83.pdf

厚生労働省(2022)「保育分野の業務負担軽減・業務の再構築のためのガイドライン業務改善実践のための事例集」
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/05ff6131/20231016_policies_hoiku_84.pdf


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