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2026.03.23

【保育園/5月の歌】季節感を楽しむおすすめ曲

新緑が目にまぶしく、さわやかな風が吹き抜ける5月。園生活に少しずつ慣れてきた子どもたちは、外遊びや自然との触れ合いをより一層楽しむ時期です。端午の節句や母の日といった行事のほか、虫や植物が活気づくこの季節にぴったりの歌を取り入れることで、子どもたちの好奇心はさらに広がります。今回は、5月にぴったりの季節の歌をご紹介します。

5月におすすめの歌

青く晴れ渡る空や、元気に活動する生き物たちの様子を感じられる、親しみやすい楽曲を集めました。

こいのぼり

こんなシーンで歌いたい!

5月5日の「端午の節句」に向けて、園庭にこいのぼりを飾った日や、子どもたちがこいのぼりの製作を行う前などにぴったりの歌です。歌をきっかけに、子どもたちの健やかな成長を願う行事の意味や願いを子どもたちに伝えることができます。

歌の魅力・ポイント

大空に映え、元気に泳ぐこいのぼりの姿を、シンプルでのびのびとした歌詞でつづった歌です。情景が目に浮かぶような歌詞とゆったりとしたメロディーが、子どもたちの心を軽やかに弾ませてくれます。
こいのぼりが「お父さん(まごい)」「子どもたち(ひごい)」と家族のように紹介されている点も、子どもたちにとって親しみやすく、家族や自分自身を重ねて歌いやすいポイントです。

どんな歌?

「やねよりたかい こいのぼり」

おすすめYouTube:(こいのぼり)

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌詞に出てくる「まごい」「ひごい」などの言葉をもとに、こいのぼりの意味や由来について、絵本や写真を使って紹介してみましょう。自分のこいのぼりを作る製作活動と組み合わせることで、歌の世界がより身近になります。「何色にする?」「どんな気持ちで泳いでいるかな?」と問いかけることで、子どもたちの想像力や表現も広がります。
また、園庭にそよぐこいのぼりを見上げながら、手を大きく広げたり、体を左右に揺らしたりして、風になびくこいのぼりの動きになりきる表現遊びに展開するのもおすすめです。風が強い日と弱い日では、こいのぼりの揺れ方がどう違うかに気づき、「今日は元気いっぱいだね」「小さくゆらゆらしているね」などと言葉にしながら、同じ動きを体で表してみることで、表現の楽しさが広がります。

せいくらべ

こんなシーンで歌いたい!

5月5日のこどもの日や、子どもの成長を感じる行事や活動の際にぴったりの一曲です。柱や壁に身長の印をつけたり、体の成長をテーマにした話をする時間に歌うと、より思い出に残るひとときになります。

歌の魅力・ポイント

家の柱の傷、兄弟の関わり、富士山のたとえなど、日本の家庭の風景とあたたかな成長の記憶が詰まった歌です。身長が伸びたことの喜びや、自分の背がどれくらいか気になる気持ちは、今の子どもたちにも共感しやすく、ほのぼのとした気持ちで歌えるのが魅力です。テンポもゆるやかで、歌詞の内容を味わいながら口ずさめます。

どんな歌?

「はしらのきずは おととしの ごがついつかの せいくらべ」

おすすめYouTube:(せいくらべ)

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌にちなんで、子どもたちの身長を実際に測ってみたり、「去年よりどれくらい大きくなったかな?」と振り返る活動につなげたりするのがおすすめです。園での活動では、柱の代わりに背比べのポスターや身長記録カードを使うと、みんなで楽しめる行事になります。
年長児が年少児の身長を測ったり、記録係をしたりするなど、異年齢の交流につなげるのもおすすめです。他の子の成長を喜びつつ、自分の心身の成長も実感できることでしょう。歌をきっかけに、自分を大切に思う気持ちが育まれます。

茶摘(ちゃつみ)

こんなシーンで歌いたい!

春から夏へと向かう、季節の移り変わりを感じられる歌です。さわやかなメロディーが心地良く、声を響かせる楽しさが味わえます。
心地よく外遊びが楽しめる気候の中、たくさん体を動かして遊んだ後などに、ゆったりとしたテンポのこの歌が、落ち着いた時間を作ってくれます。

歌の魅力・ポイント

立春から数えて88日目の「八十八夜」に摘み採ったお茶は不老長寿の縁起物とされ、この歌はその茶摘みの風景を歌ったものです。青空のもと、野山に茂る一面の緑の中で、茜色のたすきがけをして茶摘みをする人たちの、色鮮やかな光景が歌詞に描かれています。

どんな歌?

「なつも ちかづく はちじゅうはちや のにも やまにも わかばが しげる」

おすすめYouTube:(茶つみ)

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

「茶摘み」をイメージしてから歌えるよう、写真や絵本を使って茶畑の風景を紹介してみましょう。「あかねだすき」「菅(すげ)の笠」など、普段あまりなじみがない言葉がちりばめられていますが、丁寧に説明することで子どもたちも歌に気持ちを込めやすくなります。
2人1組でペアを作って、手遊び歌として楽しむのもおすすめです。ゆっくりしたスピードではじめ、慣れたら徐々にテンポを上げていくと、より楽しめます。
また、「みんなが飲んでいるお茶は、どうやってできるか知っているかな?」と問いかけながら話を広げることで、季節の行事や日本の文化に親しむきっかけにもなります。落ち着いた歌の時間を通して、季節を味わう感性をゆっくり育んでいきましょう。

ぶんぶんぶん

こんなシーンで歌いたい!

春から初夏にかけて、自然に親しむお散歩や園庭遊びの前後に歌うのがおすすめです。虫や花に出会う季節にぴったりで、野外活動や自然観察の導入にも役立ちます。

歌の魅力・ポイント

覚えやすい繰り返しのメロディーと歌詞で、幼児にも親しみやすい童謡です。蜂が飛ぶ様子やのばらの情景、朝露のきらめきなど、五感に訴える自然の描写が魅力。歌いながら自然に目を向ける感性が育ちます。また「ぶんぶんぶん」という擬音語が楽しく、リズム遊びにもつなげやすいのもポイントです。

どんな歌?

「ぶんぶんぶん はちがとぶ」

おすすめYouTube:(ぶんぶんぶん)

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌に出てくる「はち」「のばら」「あさつゆ」などの自然の要素に注目し、散歩や園庭で本物の花や虫を探す観察活動に発展させましょう。虫メガネや図鑑を使って調べることで、自然への関心が深まります。
また、手や体を使って蜂の羽音や動きを表現するリズム遊びもおすすめです。手を羽のように動かしたり、ぶんぶんと音を口にしながら動いたりすることで、歌の世界をより体感できます。製作では、紙皿やモールを使って「はち」や「のばら」を作るなど、動植物をテーマにした創作活動にも広げられます。

ピクニック

こんなシーンで歌いたい!

遠足やお散歩、戸外遊びの前など、外に出かける活動の導入としてぴったりの一曲です。園庭での準備体操や、ピクニックごっこにもおすすめです。

歌の魅力・ポイント

自然や動物たちへの親しみが自然と育まれる、明るく楽しいメロディーの童謡です。歌詞には口笛や手つなぎ、さまざまな動物の鳴き声が登場し、子どもたちが全身で表現しながら楽しめます。何度も繰り返される構成は、年少児にも覚えやすく、みんなで歌う一体感が生まれます。

どんな歌?

「おかをこえ いこうよ くちぶえ ふきつつ」

おすすめYouTube:(ピクニック)

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌詞に登場する動物の鳴き声や動きをまねして「ピクニック動物体操」にアレンジすると、身体をたくさん使って楽しめる表現遊びになります。
さらに、動物の名前や鳴き声をテーマにした簡単なカードゲームやクイズに発展させると、言葉遊びとしても楽しめます。歌をきっかけに、自然・動物・友達との関わりを広げる多彩な活動に展開していきましょう。

手のひらを太陽に

こんなシーンで歌いたい!

命の大切さや自然とのつながりを感じる場面にぴったりの歌です。気候の良い5月に、行いやすい自然散策や、動植物に親しむ活動の導入として、また「命」や「友達」をテーマに、じっくり子どもたちと考えてみる活動にもおすすめです。

歌の魅力・ポイント

身近な生き物たちもみんな「生きている」と歌うこの曲は、子どもたちに命への気づきと共感を育んでくれます。「歌う」「かなしい」「笑う」「うれしい」といった感情を通じて、生きていることの意味を実感できる、力強くもやさしいメッセージソングです。サビの部分は自然と体が動き出すようなリズム感があり、年齢を問わず楽しめます。

どんな歌?

「ぼくらはみんな いきている いきているから うたうんだ」

おすすめYouTube:(手のひらを太陽に)

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

歌詞に登場する生き物を実際に観察する「いきもの探し」や、紙や粘土で表現する製作につなげると、自然や小さな命への興味が広がります。
また、「手のひらを太陽にすかしてみる」という動作を実際に試し、体の中を流れる血や、命のしくみに注目する活動も良いでしょう。その際は、直接太陽を見ないようにあらかじめしっかりと注意を促します。
「みんなみんな いきているんだ ともだちなんだ」という力強い歌詞のメッセージを受け止め、友達や生き物の命を大切にする気持ちを育むきっかけにしていきましょう。

かっこう

こんなシーンで歌いたい!

朝の会やお散歩の前など、静かな時間の始まりにぴったりの一曲です。春から初夏にかけて、かっこうの鳴き声が聞こえる季節の導入としてもおすすめです。

歌の魅力・ポイント

三拍子のリズムと、やさしい歌い出しが印象的で、耳を澄ませるような静けさを感じる歌です。霧の中や森の中といった情景が静かに描かれ、自然への想像力を育てます。繰り返しのリズムが心地よく、小さい子どもたちも歌いやすい構成になっています。

どんな歌?

「かっこう かっこう しずかに」

おすすめYouTube:(かっこう)

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

かっこうは毎年5月中旬ごろ、日本に飛来する夏鳥です。「かっこうってどんな鳥?」「どこで鳴くの?」といった問いかけから、鳥の図鑑や映像を使って「かっこう探し」に発展させるのも楽しい活動です。
また、「しずかに呼んでる」「泣いてる」などの表現に注目し、音の聞こえ方や森の中のイメージを子どもたちに問いかけながら、絵や言葉で表現する活動にもつなげられます。歌に合わせてそっと体を揺らしたり、耳をすますまねをしたりといった動きを取り入れて、静かな世界に入り込むような表現遊びに展開するのもおすすめです。

アルプス一万尺

こんなシーンで歌いたい!

戸外遊びやリズム遊びの時間にぴったりの一曲です。手遊びやジャンケン遊びと組み合わせて、子どもたちの元気な気持ちを引き出したい場面におすすめです。

歌の魅力・ポイント

明るくテンポの良いメロディーが特徴で、自然と体が動き出すような楽しさがあります。歌詞は山の名前や踊りを題材にしており、心が弾むような気持ちを感じさせてくれます。親しみやすいメロディーで繰り返しが多く、小さな子どもでも口ずさみやすいのが魅力です。

どんな歌?

「アルプス いちまんじゃく こやりの うえで」

おすすめYouTube:(アルプス一万尺)

保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア

「アルプス一万尺」は、二人組で向かい合って手拍子や動作を合わせる“手遊びバージョン”でも広く親しまれています。簡単なリズムパターンから始めて、少しずつ複雑な動きに挑戦することで、協調性やリズム感を育てることができます。
また、山や自然をテーマにした絵本の読み聞かせや、「一万尺ってどのくらい?」「アルプスってどこ?」といった問いかけを通して、自然や地理に対する興味を広げるきっかけにもなります。
運動遊びに取り入れて、ステップを踏んだりジャンプしたりしながら、体を動かす楽しさを味わう活動にも発展可能です。

保育のひきだし:おすすめリンク(毎月共通)

園児に人気の「手遊び歌」12選。年齢別の手遊び歌

園児に人気の「手遊び歌」12選 季節別の手遊び歌

手遊びメドレー part1(動画)

手遊びメドレー part2(動画)

手遊びメドレー part3(動画)

まとめ

5月は、子どもたちが周囲の環境や友達に興味を持ち、活動の幅が大きく広がる時期です。歌を通して季節の行事に親しんだり、身近な生き物への愛着を深めたりすることで、感性はより豊かに育まれていきます。
心地良いメロディーに乗せて、子どもたちの明るい声が園舎いっぱいに響き渡る、そんな活気あふれる5月の保育を、歌と一緒に楽しんでくださいね。


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