2025.10.23
【保育園/12月の歌】季節感を楽しむおすすめ曲
12月は、クリスマスや年末に向けて、ワクワクが高まる季節。園内もにぎやかに彩られ、子どもたちの表情もキラキラしています。そんな時期には、イベントをさらに盛り上げる楽しい歌がぴったり。この記事では、12月のクリスマスシーズンにおすすめの歌や、保育の活動につなげるポイントをご紹介します。
12月におすすめの歌
クリスマスを心待ちにする気持ちを、歌で思いきり表現しましょう!
あかはなのトナカイ
こんなシーンで歌いたい!
初めてクリスマスの絵本やイラストを目にした子どもの中には、「このトナカイさんは、どうして鼻が赤いのかな?」と疑問を持つ子がいるかもしれません。クリスマス会などの活動を始める前に、物語が目に浮かぶようなこの歌を歌い、クリスマスへの親しみを深めましょう。
歌の魅力・ポイント
明るくリズミカルなメロディと、心温まるストーリーが魅力の一曲。赤い鼻を仲間に笑われていたトナカイが、それを役立てることでみんなのヒーローになるという展開に、子どもたちも想像をふくらませながら楽しく歌えます。
どんな歌?
「まっかなおはなの トナカイさんは いつもみんなの わらいもの」
おすすめYouTube:あかはなのトナカイ
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
「どうして最初、トナカイさんは笑われていたのかな?」「もし自分がトナカイさんだったら、どんな気持ちになる?」「サンタさんの役に立てたとき、どんな気持ちだったかな?」と、子どもたちと簡単な対話をしながら、「お友達や自分の良いところを見つける」ワークにもつながります。
ジングルベル
こんなシーンで歌いたい!
クリスマス会やお楽しみ会のはじまりに。手作り楽器やスズを鳴らしながらの合奏にもぴったりです。
歌の魅力・ポイント
軽快なリズムと華やかなメロディが、聴くだけでワクワクしてくる一曲。子どもたちの元気な歌声や笑い声が自然と引き出され、クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれます。「ジングル・ベル」の繰り返しが楽しく、年齢を問わず親しみやすい歌です。
どんな歌?
「はしれそりよ かぜのように ゆきのなかを かるくはやく」
おすすめYouTube:ジングルベル
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
スズやカスタネット、タンバリンなどの楽器を使って、合奏に挑戦してみましょう。子どもたちに役割を決めて、繰り返し部分のリズムを演奏すると、簡単ながら達成感のある活動になります。担当する楽器を交代したり、曲の速さを変えたりしてアレンジも楽しめます。
ひいらぎかざろう
こんなシーンで歌いたい!
園内にツリーやリースを飾る前、や、クリスマスの製作をする前に歌いましょう。クリスマス会の導入にもぴったりです。
歌の魅力・ポイント
イギリスのキャロルを原曲とする、「♪ファラララ ラーラ ラララ」の歌詞の繰り返しが印象的な一曲。ワクワクする気持ちでひいらぎを飾り、みんなで楽しくクリスマスを過ごそうというメッセージがストレートに伝わります。ゆったりとした落ち着いたテンポが歌いやすく、途中から盛り上がるメロディーラインがクリスマスを楽しみに思う気持ちを高めてくれます。
どんな歌?
「ひいらぎかざろう ファラララ ラーラ ラララ 晴れ着に着がえて ファラララ ラーラ ラララ」
おすすめYouTube:ひいらぎかざろう
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
クリスマスに飾られるのは、「セイヨウヒイラギ」で、「クリスマスホーリー」とも呼ばれます。どんな植物なのか、図鑑や絵本で調べてみましょう。節分に飾る「ヒイラギ」との違いも、この機会に説明しておくと、2月の節分行事の際に振り返ることができます。
サンタがまちにやってくる
こんなシーンで歌いたい!
保育士と子どもたちが向き合って、「あなたから」「わたしから」と交互に歌ったり、子ども同士でも歌ったり、歌のやりとりが楽しめる一曲です。クリスマス会のサンタクロース役の登場シーンにもぴったり。
歌の魅力・ポイント
明るくテンポの良いメロディにのせて、サンタさんがやってくる高揚感がたっぷり味わえる、代表的なクリスマスソングのひとつ。「あなたからメリー・クリスマス、わたしからメリー・クリスマス」のフレーズは覚えやすく、歌うたびにクリスマス気分が盛り上がります。英語の歌詞も自然に耳に入るため、言葉への興味を育むきっかけにもなります。
どんな歌?
「さあ あなたから メリー・クリスマス わたしから メリー・クリスマス」
おすすめYouTube:サンタがまちにやってくる
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
手作りのサンタ帽子や衣装を身に付けて、歌いながらサンタクロースになりきって「サンタパレード」をしてみましょう。他のお部屋をまわって、「メリー・クリスマス!」と声をかけると、温かい交流が広がります。
「あなたから」で相手を指し、「わたしから」で自分を指すなど、歌詞に合わせて振りを付けやすい曲なので、子どもたちといっしょに考えた振り付けで歌うのも良いですね。
サンタが道を
こんなシーンで歌いたい!
愉快な歌詞が、体や口を大きく動かしながら歌の時間を楽しむのにぴったり!想像力をふくらませやすい歌詞なので、子どもたちとのやりとりを楽しみながら、アレンジを加えていきましょう。歌の世界を自由に広げる楽しさを味わえる一曲です。
歌の魅力・ポイント
「はながのびて」「くびがのびて」などの繰り返しフレーズと、「うそ うそ うそうそうそ」の歌詞がユーモラスで、子どもたちの笑いを誘う一曲。想像がどんどんふくらむストーリーと、リズミカルなテンポで、のびのびと歌うことができます。
どんな歌?
「サンタがみちを ホッホー あるいていると ホッホー」
おすすめYouTube:サンタが道を
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
歌に出てくる「ぞう」「きりん」「トナカイ」のほかにも、いろいろな動物になりきってみましょう。「みみがのびて(うさぎ)」や、「ワンとないて(犬)」など、オリジナル歌詞でのアレンジが楽しめます。歌の3番では、サンタさんが「なにかがのびて」トナカイになってしまいますが、保育士が「なにかがのびて」でジェスチャーをしてみせて、「ぞう!」「ライオン!」など子どもたちとあてっこ遊びをするのもおすすめです。
あわてんぼうのサンタクロース
こんなシーンで歌いたい!
クリスマス会で発表する曲として、また楽器あそびの時間にも。
歌詞の展開が楽しいので、劇あそびやパネルシアターにもぴったりです。
歌の魅力・ポイント
「リンリンリン」「ドンドンドン」「チャチャチャ」「シャラランラン」といった擬音がたっぷりで、リズム遊びに最適な一曲。あわてんぼうなサンタさんが登場するドタバタのストーリーもユーモラスで、子どもたちの笑いを誘います。テンポ良く進む展開に自然と身体が動き、歌うたびに盛り上がります。
どんな歌?
「あわてんぼうの サンタクロース クリスマス前に やってきた」
おすすめYouTube:あわてんぼうのサンタクロース
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
物語が目に浮かぶような歌詞が、5番まである歌です。子どもたちに楽器を持たせ、1番はスズ、2番はタンバリン、3番はカスタネット、4番はトライアングル、最後はみんなで…というように、担当ごとの演奏にチャレンジしてみましょう。「自分の担当箇所を演奏する」という集中力を育み、グループで活動する達成感が得られます。
きよしこの夜
こんなシーンで歌いたい!
クリスマス会の終わりや、園内のツリーを点灯するときや、クリスマス会の終わりに。
子どもたちとゆったりする時間を持ちたいときにもおすすめです。
歌の魅力・ポイント
静かなメロディが心地よく、子どもたちの気持ちを落ち着かせてくれる一曲です。にぎやかなクリスマスの歌とはちがった雰囲気の中で、静かに歌う時間は、子どもたちにとっても特別なひとときになります。お部屋全体がふんわりと温かな空気に包まれるような、そんな優しさを感じられる歌です。
どんな歌?
「きよしこの夜 星はひかり」
おすすめYouTube:きよしこの夜
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
部屋の明かりを少し落とし、LEDキャンドルなどを灯して「クリスマスの夜」の雰囲気を演出しながら歌ってみましょう。子どもたちにとってワクワクする行事であるクリスマスに、荘厳な一面があることが、歌を通して感じられることでしょう。
少し歌詞が難しいので、やさしい言葉に言いかえて歌詞の意味を話したり、絵本や紙芝居でイエス・キリストが生まれたエピソードに触れたりすることで、心を込めて歌うきっかけにもなります。
ゆきだるまのチャチャチャ
こんなシーンで歌いたい!
雪が降った日はもちろん、「もうすぐ雪が降るかも!」という気候の日にぴったり!クリスマスの歌ではないので、冬の季節を通して楽しむことができます。
リズムに合わせてノリノリに体を動かしたり、「チャチャチャ」の歌詞に合わせてスズやカスタネット、タンバリンなどの楽器をみんなでそろえて鳴らしたりするのも楽しい一曲です。
歌の魅力・ポイント
「チャチャチャ」のリズムが楽しく、自然と体が動き出すような明るい一曲。雪だるまが踊り出すというユーモアあふれる歌詞で、想像をふくらませながら歌えます。歌に登場する、家族のような「パパゴンだるま」「ママゴンだるま」「チビゴンだるま」の登場も、親しみやすさを感じさせてくれます。
どんな歌?
「ゆきがふってきた チャチャチャ そとはまっしろけ チャチャチャ」
おすすめYouTube:ゆきだるまのチャチャチャ
保育のひと工夫:歌から広がる活動アイデア
子どもたちが画用紙に描いた雪だるまの絵と割りばしを使って、「雪だるま家族」のペープサートを作ってみましょう。歌に合わせて動かしたり、雪だるまたちのストーリーを考えたりすることで、表現あそびにもつながります。
保育のひきだし:おすすめリンク(毎月共通)
まとめ
ゆったりと落ち着いて過ごせる12月は、音やリズムにじっくりと向き合える季節。歌の時間を通して、子どもたちが音楽の楽しさにさまざまな角度から触れられるようにしていきたいですね。