2025.10.15
保育園の【11月製作】対象年齢の目安つきアイデア5選
次第に秋が深まる11月。あたたかみのある素材や木の実などを使い、季節を感じる製作を楽しみましょう。手触りや自然の面白さを発見しながら、子どもたちの感性を刺激することができます。
11月の製作アイデア
11月の行事をモチーフにしたり、毛糸やフェルトを使ったりなど、子どもたちが楽しめる製作のアイデアをご紹介します。
子どもと作る製作アイデア[自分だけのスペシャル千歳あめ袋]
七五三を迎える子どもたちにぴったりな、手作りの「千歳あめ袋」です。袋の表面には華やかな切り紙の花と「七五三」の文字を飾り、赤いひもで作ったリボンも添えて特別感たっぷりに仕上げます。
対象年齢
3歳・5歳
用意するもの
色画用紙(赤・えんじ・青・水色など)、折り紙(ピンク・黄色・オレンジ・金色)、リボンやモール(赤)、ペン、はさみ、のり
作り方
- 色画用紙を、端ののりしろになる部分を少し残して縦半分に折る。袋の底になる辺を織り上げ、のりで貼って袋状にする。
- 色画用紙を切り抜いた持ち手(2枚)を、袋の上部内側にのりで貼り付ける。
- 折り紙を半分に折って切り、花を作る。
- 金色の折り紙を四角に切り、「七」「五」「三」の文字をそれぞれ書く。
- 袋の表面に③と④をバランス良く貼り付ける。
- リボンを袋の上部に貼り付ける。
年齢ごとの関わり方・配慮
- 七五三のお祝いを行う年齢、性別、時期などは地域や家庭によっても異なります。子どもたちの健やかな成長を祝う行事であることを子どもたちに伝え、製作を楽しみましょう。
- 3歳児はのりを塗ったり、貼ったりする工程を中心に楽しみます。初めての七五三を迎えるにあたり、千歳あめの意味について話をしておくと良いでしょう。
- 5歳児は文字を書いたり、花の形を自分でデザインしたり、より主体的に取り組めるようサポートしましょう。文字の配置を考えながら貼る活動を通して、完成をイメージする力も育ちます。
- 持ち手は、袋に穴を開けて幅広のリボンやひもを通しても。
子どもと作る製作アイデア[くだものいっぱい!秋のリース]
りんごなどの果物を包む緩衝材「フルーツキャップ」を使った、秋らしいリースです。やわらかい素材の扱いや、異なる素材を貼り付ける工程を経験するのにぴったりの製作です。大好きなフルーツを思い切り飾りましょう♪
対象年齢
3~5歳
用意するもの
フルーツキャップ(果物を包む緩衝材)、段ボール、フェルト(または折り紙)、のり(接着剤)、はさみ
作り方
-
段ボールをドーナツ型に切って、リースの土台を作る。
-
土台にフルーツキャップをかぶせる。リースの内側にネットが余りすぎていたらカットする。
- 土台のリースの内側にのりや接着剤を塗り、フルーツキャップを土台に貼り付ける。
のりが乾いたら、リースの内側にはみ出たフルーツキャップを切りそろえる。 - フェルト(折り紙)を、りんご・みかん・ぶどうの形に切り抜く。
- ②が乾いたら③のフルーツモチーフを貼る。
年齢ごとの関わり方・配慮
- 土台のボール紙は保育士が事前に切って用意しましょう。切れ目を入れておき、ドーナツ型に抜けるようにしておくと、子どもたちがポンと抜く作業を楽しめます。リース完成後、抜いた丸い段ボールを、「何に使えるかな?」と子どもたちに問いかけて別の製作を楽しむのも◎。
- フルーツキャップは破れやすいので、最初に保育士が扱い方や土台へのかぶせ方をやってみせてあげましょう。
- 白画用紙にフルーツの絵を描き、切り抜いたものをリースに貼り付けても楽しめます。
子どもと作る製作アイデア[どんぐりひろいに出発!リスのきょうだい]
トイレットペーパーの芯をベースに、画用紙や折り紙を使ってかわいい「リス」を作りましょう。くるんとした大きなしっぽや、丸い耳・足などのパーツを貼り付けるだけで、簡単に立体的な動物が作れます。どんぐりを周りに並べれば、秋の森のような楽しい雰囲気に。廃材を活用しながら、造形の楽しさと季節感を味わえる製作活動です。
対象年齢
3~5歳
用意するもの
トイレットペーパーの芯(2本)、折り紙(こげ茶色や茶色)、色画用紙(こげ茶色や茶色)、のり、はさみ、両面テープ、サインペン
作り方
- トイレットペーパーの芯を半分の長さに切る。
-
トイレットペーパーの芯に、折り紙をのりで貼り付ける。はみ出た折り紙の両端は、芯の中に折り込み、同じものを2つ作る。
- 色画用紙を、リスのしっぽの形に切り、サインペンで模様を描く。
-
色画用紙を耳と足の形に切り、耳はサインペンで模様を描く。
- ②を両面テープで貼り付ける。
- 目・耳・しっぽを②に貼り付け、目と鼻をサインペンで描いてできあがり。
年齢ごとの関わり方・配慮
-
しっぽはトイレットペーパーの芯などに巻き付けてカーブを付けると、リスらしい仕上がりになります。
- シンプルな工程なので、4~5歳児には見本を見せた上で、作り方の順番を考える時間を設けても良いでしょう。
- しっぽの模様や、目の表情は子どもたちが自由に表現できるように声をかけると、個性が出て楽しい作品が仕上がります。
子どもと作る製作アイデア[毛糸deアニマル]
毛糸でポンポンを作って、ふわふわした動物を作りましょう。ひもで保育園バッグに付けるば、自分だけの目印に!毛糸の色や表情を変えることで、さまざまな動物を作って楽しむことができます。(写真は「ねずみ」)
対象年齢
4~5歳
用意するもの
毛糸、フェルト等
作り方
- 毛糸やフェルト等、動物の素材になるようなものを用意する。
-
動物の大きさをイメージして、段ボール等にぐるぐると巻き付ける。
-
真ん中をギュッと縛って、輪になっている部分をカットしてポンポンにする。
-
動物の形をイメージして、周りをきれいにカットしていく。
- フェルトやカラフルなポンポンを利用して、耳や目、鼻等のパーツを付けると、完成!
詳しくはこちら(No.1408 毛糸deアニマル)
子どもと作る製作アイデア[紙粘土と木の実等を使った造形]
紙粘土と木の実などの素材を使って、秋らしい製作を楽しみましょう。埋め込んでデザインしたり、貼り付けて何かを表現したり…。子どもたちの発想や工夫が光ります。
対象年齢
3~5歳
用意するもの
紙粘土、木の実、植物、貝、砂等
作品例(1)
紙粘土の土台にドングリや種等を自由に飾り付けて、素敵な模様のできあがり。
作品例(2)
貝や椿の実の殻を利用して…鳥のできあがり。
そのほかの作品例はこちら(No.748 紙粘土と木の実等を使った造形)
まとめ
11月は、自分たちで集めた木の実や身近な素材などを使った製作を行う絶好の季節です。どんなものを作りたいか、子どもたちと事前に考えてから集めてみるのも良いですね。秋ならではの体験を活かしながら、製作を楽しみましょう。