保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集

保育士のひきだし

2019.01.18

保育士はピアノが弾けないとダメ?ピアノが苦手な保育士はどうするべきか。

保育士はピアノが弾けるというイメージを持たれることが多くあります。実際に保育の中で、子どもと歌をうたう時にピアノを弾く場面はありますし、保育士資格の取得を目指す学校ではピアノのカリキュラムがありますね。

では、ピアノが苦手だと保育士として働けないのでしょうか?

ピアノが苦手だけれど保育士として働きたいという方へ。ピアノが弾けなくても子どもに音楽の楽しさを伝える方法や、ピアノが上達する練習法をご紹介します。

保育士にピアノは必須?

ピアノを弾けなければ保育士になれないといったことはありません。保育士資格取得を目指す大学や専門学校では、ピアノカリキュラムの受講が必須ですが、保育士資格を保育士試験で取得する場合には、ピアノの試験を受けなくても合格を目指すことはできるからです。

ただ、保育士として働き、子どもに音楽の楽しさを伝えるためには、ピアノは効果的なアイテムの1つ。

  • ピアノに合わせて子どもと一緒に歌をうたう
  • ピアノの曲に合わせてからだを動かす(リトミック)
  • ピアノを活動の区切りに使用する(片づけ・朝の会など)

このようにピアノが弾けることで、子どもへの働きかけと保育の幅が広がります。だからこそ、保育士資格の取得を目指す大学や専門学校では、必須科目の1つにピアノがあるのです。実際に保育の現場で働くことを考えると、得意ではなくても少しでもピアノが弾けたほうが良いと言えますね。

保育士資格を取得する道によって違う

保育士資格取得とピアノとの関係について少し触れましたが、資格を目指す方法によってピアノが弾けることの重要性が大きく変わってきます。具体的に見ていきましょう。

大学や専門学校では必須科目

保育士資格取得を目指す大学や専門学校では、ピアノが必須科目となっています。そのため、ピアノに全く関わらずに資格を取得することは難しいですね。しかし、入学して初めてピアノに触れたという人も少なくないので、ピアノを習った経験がなくても問題ありません。

ただピアノに力を入れている学校では、指定された課題曲をクリアできなければ単位がもらえない場合もあります。学校を選ぶときには、ピアノカリキュラムの内容も視野に入れて選ぶようにしましょう。

保育士試験の場合、ピアノは必須ではない

 

保育士試験では実技試験の1つに「音楽表現に関する技術」という課題がありますが選択が必須ではありません。音楽に関する課題の他に「造形表現に関する技術」と「言語表現に関する技術」、全部で3つの実技課題があります。その中から2つを選択するので、音楽表現を選ばないことも可能なのです。

また音楽表現の試験内容としては、ピアノ・ギター・アコーディオンのいずれかで課題曲である童謡を弾き歌いするというもの。この課題からもわかるように、ピアノが弾けなくてもギターやアコーディオンなら弾けるという方は、ピアノ以外での挑戦もできます。実際に保育中にギターを使って子どもと一緒に歌をうたってもすてきですね。

音楽表現の課題を選択した場合には、指定された2つの課題曲を幼児に歌って聴かせることを想定して、弾き歌いをします。楽器演奏の技術だけではなく、「幼児に歌って聴かせることを想定して」という部分がポイントですね。課題曲は事前に指定されるので、練習してのぞむことが可能です。

保育士に求められるピアノのレベルはどのくらい?

保育中に弾く曲は基本的には童謡です。そのため、童謡を両手で弾ける程度のレベルがあれば十分。それがどのくらいのレベルかというと、具体的には「バイエル」程度の曲が弾けるくらいです。園によっては就職試験の1つとして、童謡の弾き歌いやバイエルから課題曲を設定している場合もあります。

就職希望の園が決まったら、就職試験にピアノがあるのかということを確認しておくと良いでしょう。

また発表会や卒園式など、行事の伴奏ではもう少し難しいレベルの曲を弾くことも。行事伴奏は、ピアノが得意な保育士の中から選ばれますので、ピアノが得意ならばその腕を活かす場面はありますよ。

そしてもう1つ。保育園のピアノ演奏において大事なのが、子どもの顔を見ながら弾き歌いができるかということです。保育士試験にも「幼児に歌って聴かせることを想定して」というポイントがありますね。どんなに演奏が上手でも、自分の世界に入り込んで演奏していては良い保育とは言えません。子どもの顔を見ながら笑顔で弾き歌いができること。それが保育士のピアノ演奏にとって1番大切であると言っても過言ではありません。

ピアノが上達する練習方法は?

保育士にとって必須ではないけれど、弾けることで確実に保育の幅が広がるピアノ。苦手であっても根気強く練習すれば弾けるようになりますよ。

保育士としてレベルアップするためにも、ピアノが弾けるようになりたい。そんな思いを持つ方へ。ピアノが上達するための練習方法をいくつかご紹介します。

ピアノ教室に通う

 

ピアノ教室に通ってプロの先生にピアノを習うこと。ピアノが上達するためには1番の近道です。基礎から教えてもらえますし、保育士としてピアノが弾けるようになりたいという希望を伝えれば、保育で使う曲を中心に習うことも可能ですよ。

仕事が忙しかったりと教室に通えない場合には、自宅に出向いて出張レッスンをしてくれる教室もあります。

自宅で練習をする

ピアノ教室に通いたい気持ちはあるけれど、通う時間がない。それにお金もかかる…。そんな悩みを抱えたときには、自宅で練習する方法もあります。

独学で練習することは教室に通う方法と比べて、自分で練習方法を考えなければならないので大変ですが、できないことではありません。いくつかの方法を具体的にご紹介します。

子ども用の教本は楽譜を読む練習に最適!

ピアノを弾くためにはまずは楽譜が読めなければなりません。子ども用の教本は楽譜が読みやすく作られているので、楽譜を読む練習にはピッタリなのです。特におすすめなのが指の練習用の教本です。音符以外にも、スタッカートという短く切る弾き方も習得できます。童謡にはスタッカートの弾き方がよく出てくるので、弾けるようになっておくと良いですよ。

練習はキーボードでも十分

自宅にピアノがないという場合には、キーボードでも十分に練習ができます。保育園でもピアノではなくてキーボードを取り入れているという園も少なくありません。

ただ、鍵盤数が少ないと弾ける曲が限られるので、ピアノと同じ88鍵か少し小さい76鍵のものがおすすめです。

まずは片手ずつ練習してみましょう

楽譜が読めるようになり、いざ園で弾く童謡の練習を始めるとき。急に両手で弾くのはかなり難しいです。まずは、右手だけでゆっくりと弾くことから始めましょう。右手だけでも弾けるようになれば、保育の中に取り入れてしまってOKです。

右手が弾けるようになったら、次は左手の練習。メロディーではなく耳なじみのない左手はなかなか習得がしづらいので根気が必要です。

左手も弾けるようになったら、ゆっくりと両手で合わせてみましょう。

動画で練習する方法も!

練習したい曲が決まったら、動画を見ながら弾く方法もあります。動画を選ぶときには、ゆっくりと弾いてくれているものを選んでくださいね。動画の音に合わせて弾くことで、リズムが取りやすくなりますよ。

保育園のピアノを使って練習する

すでに保育士として勤めながら練習がしたいという場合には、就業後などに園のピアノを使って練習しても良いでしょう。いつもは自宅のキーボードで練習している方は、少しの時間でも園のピアノに触れておくと、ピアノのタッチに慣れることができますよ。

 

まずは保育園で定番の曲を練習しましょう

練習する曲は、保育園でよく歌う曲が1番です。練習におすすめの曲をご紹介します。

チューリップ

春にぴったりのこちらの童謡。どの学年でも歌えるので保育にも取り入れやすいですね。ドからラの音までしか登場しないので、ピアノの練習曲としても最適。1つひとつの音を丁寧にはっきりと弾いてみてくださいね。

きらきら星

こちらもピアノの練習を始めたばかりの方におすすめの曲です。左手は和音で書かれていることが多いですが初めは1つの音でも十分ですし、慣れてきたらアレンジをしても楽しいですよ。

きれいな曲なので、流れるように弾いてみてください。

手をたたきましょう

手をたたいたり足ぶみをしたりと、歌うだけではなくからだを動かすことも楽しめるこちらの童謡。リトミックにもピッタリです。楽譜自体は難しくないので、ピアノを始めたばかりでも弾きやすいですよ。

子どもと一緒に楽しみながら弾いてみてくださいね。

おもちゃのチャチャチャ

スタッカートを習得したらぜひ挑戦してもらいたい1曲です。テンポが速く、黒鍵も使いますので難易度はやや高め。初めは右手だけの弾き歌いでも十分です。

子ども達には手拍子をしながら歌ってもらうと、より楽しめます。

大きな古時計

この曲が弾けたら、かなり多くの童謡は弾けると思って良いでしょう。途中からテンポが代わる部分と、黒鍵を使うシャープやフラットが多く出てくることが難しさの理由。ただ、3歳児以上では特に保育園でよくうたう歌なので、ある程度の曲が弾けるようになったらぜひ挑戦したいところです。

それでもピアノが苦手という人は

自分なりに頑張ってピアノを練習してみた。それでもやっぱりピアノが苦手という人は、ピアノを弾かずに保育士として働くという選択肢もあります。

ピアノが弾けなくてもOKな保育園を選ぶ

全ての保育園でピアノが弾ける保育士を求めているわけではありません。例えば、012歳児のみを対象とした小規模保育園では、園にピアノ自体がない場合もあります。ピアノがないのでもちろんピアノを弾くこともありません。子どもと歌をうたうときは、口で前奏を歌ってアカペラでうたうなどの工夫をしています。

また、園としてはピアノを取り入れていても、01歳児クラスではピアノを弾かない場合も。

見学のときに保育室にピアノがあるかを見ること。ピアノが弾けなくても働くことができるかを確認すること。この2点に注目してみましょう。また、就職試験にピアノ演奏があるかという確認も必要です。

得意な楽器を練習する

ピアノ以外の得意な楽器を習得するという方法もあります。例えばギターが得意ならば、アコースティックギターで演奏しながら子ども達と一緒に歌えるように練習することで、ピアノ演奏の代わりにできます。ギターが弾ける保育士は、子ども達からも注目の的ですよ。

ただし管楽器の場合は、演奏しながら子ども達と歌うことができないので、日常の保育に取り入れることは難しいでしょう。行事のときなどに演奏を披露することは可能ですので、特技としては大切にしてくださいね。

まとめ

ピアノは保育の幅を広げてくれる1つのアイテムです。しかし、ピアノが弾けないからと言って保育士を諦める必要はありません!学校に入ってから初めても全く遅くはありませんし、独学で弾けるようになることは可能です。

どんなに練習しても弾けるようにならない。そんな時にはピアノを弾かない保育環境を選ぶ方法も。ピアノができなくても音楽の楽しさを子どもに伝えることはできますよ。

まずはピアノに苦手意識を持ちすぎず、気軽に練習することから始めてみてくださいね。

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