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保育士のひきだし

2020.07.21

保育園で楽しい「夏祭り」を!夏祭りのねらいと準備、ネタを紹介

多くの保育園で8月に行われる夏祭り。盆踊りや製作、ヨーヨー釣りなどたくさんのイベントで盛り上がります。本記事では、夏祭りの事前準備、ねらい、当日の出し物やアイデア、開催中の注意点などをいくつかご紹介いたします。

夏祭りの由来や保育園で行うねらいとは?

夏祭りは、保育園の年間行事の中でも特に大がかりな一大イベントです。ほとんどの保育園が行う行事と言っても過言ではありません。それではなぜ、保育園で夏祭りが行われるのでしょうか?ここでは、夏祭りの由来や、保育園で夏祭りを行うねらいについてご紹介いたします。

夏祭りの意味を理解して日本の伝統文化に親しむ

「お盆」「七夕」「祇園祭」が由来の夏祭りですが、地域やお祭りによって込められている意味が異なります。 ただ、一般的に夏祭りは「悪霊や疫病を払う」や「死者の鎮魂」などの意味が込められていると言われています。

特に、8月以降の夏祭りは「お盆」に関連していることが多いため、「ご先祖様の供養」の意味合いが強いと言えるでしょう。昔ながらの伝統文化に触れることで、伝統に対する子どもたちの関心が高まります。

子どもと保護者、地域とのつながりを深める

保育園で夏祭りを行うのは、子どもや保護者の方、地域とのつながりを深めるねらいがあります。 子どもと保護者の方が一緒に出店に訪れて、ゲームや製作を楽しむことで「思い出」が作れます。 また、地域ならではの出し物を用意したり、地域の歴史に根付いた夏祭りの意味やテーマを取り上げたりすることで、地域とのつながりも実感できるでしょう。

夏祭りの前に準備すること!

夏祭りは事前準備が非常に重要です。事前準備を進めておけば、当日の夏祭りがスムーズに進められますし、しっかり準備しておけば子どもも保護者の方も盛りが上がってくれるでしょう。夏祭り当日前に準備しておくべきことをまとめてみました。

まずは夏祭りのテーマを決める

まずは夏祭りのテーマやコンセプトを決めましょう。 「七夕」と関連させるなら、七夕飾りや笹の葉を用意したり、お願い事を書くコーナーを作ったりして、イベントの趣旨が分かるような内容を考えるのがポイントです。「お盆」がテーマなら盆踊りを目玉イベントにしたり、「縁日」がテーマならおみこしを用意したり、イベントのテーマらしい出し物や出店、飾り付けを考えましょう。

当日の出し物や製作物を決める

夏祭りのテーマや大まかな出し物が決まったら、次はお祭りの詳しい内容を決めていきます。

  • 当日の出し物(盆踊り、おみこしなど)
  • 当日の出店(ゲームや製作)
  • どんな飾り付けをするか

夏祭りの目玉イベントやどんなゲームや製作をするのか、保育園をどのように飾り付けるのか、こまごました部分を決めていきましょう。また「食品を提供するかどうか」という部分も重要です。

会社や法人によって、食品提供ができない保育園や、規定されている保育園もあるため、食品の取り扱いに関して、事前に調べたり許可をもらったりしましょう。 自治体でもイベント時の食品の取り扱いの規定が決められています。一度自治体の公式ホームページにアクセスしてみましょう。

タイムスケジュールを決める

夏祭りの内容が決まったら、次は開催日やタイムスケジュールを決めましょう。

  • 開催日
  • 当日の準備時刻
  • 保育士や夏祭りの出店を担当する保護者の方の集合時刻
  • 夏祭りの開始時刻・終了時刻
  • 昼食タイム
  • 目玉イベントの開催時刻

野外で夏祭りを開催するなら、雨や台風で中止になった場合を見越して、臨時開催日を設定しておきましょう。

夏祭りの詳細が決まったら保護者の方にお知らせ

夏祭りのテーマや出し物、スケジュールが決まったら、保護者の方に知らせましょう。ここでは、夏祭りの告知方法や、保護者の方へ伝えるべき内容を解説します。

お便りで夏祭りの内容や日時を告知

夏祭りの内容や日時を記載したお便りを作成し、保護者の方へ配布しましょう。

  • 夏祭りの日時
  • 夏祭りの場所
  • 駐車場の案内
  • 大まかな内容
  • お祭りの目玉イベント

文章のほか、夏祭りの雰囲気が分かるようにイラストを挿入するのもおすすめです。 時間がある場合はポスターや招待状などを作って告知してもよいでしょう。

出欠確認

夏祭りを土日・祝日に実施する場合や有志参加型の場合は、出欠の有無を確認します。 夏祭りを告知するお便りの中に参加・不参加のチェック項目を作ったり、お便りとは別に出欠アンケートを作ったりして、出欠確認をしましょう。

また、保護者の方と協力して出し物や出店を出す場合は、事前にお手伝い募集の知らせやアンケートを配布しておくとスムーズです。保護者主体の出し物がある場合は、保育士がミーティングをセッティングしておきましょう。

保護者会で役割分担

保護者の方が夏祭りの準備に参加するなら、 保護者会を開いて、誰がどんな出し物や出店を担当するのか決めましょう。 保護者会の前に、1つの出店に必要な人数や、準備にかかる時間をチェックしておくと、役割分担が円滑に進みます。当日は、夏祭りの出し物や出店を一覧に記した資料を保護者分用意して、ホワイトボードに議題内容をまとめておきましょう。

夏祭りのプログラムやしおりを作成する

夏祭りの詳細が決まったら、プログラムやしおりを作ります。

  • 夏祭りの開催時刻・終了時刻
  • 出店の場所
  • 出し物の内容・時間
  • 駐車場の案内
  • 注意点

出店の場所や出し物のスケジュールなど、当日に夏祭り会場を回る際に必要な情報を記載します。 配布が早すぎると、紛失してしまう家庭もあるため、しおりは夏祭りの数日前か直前にしましょう。

夏祭りを盛り上げる飾りや製作!

夏祭りに欠かせない、飾りや製作をご紹介いたします。「夏」を連想させる飾りから、お祭り気分を盛り上げてくれる製作まで、当日前に入手もしくは作っておくべきアイテムを大きく3つに分けてピックアップしていきます。

うちわや提灯(ちょうちん)、風鈴など「夏」を意識したもの

夏祭りの準備をする際は、「夏」らしいアイテムを用意しておきましょう。

  • うちわ
  • 提灯
  • 風鈴
  • のぼり旗
  • はっぴ

うちわは、表面に画用紙を貼って「祭」という文字を書いたり、シールやマスキングテープでデコレーションしたりすると華やかになります 。提灯はネット通販などで頼むと安く済みます。のぼり旗は模造紙や画用紙で手作りしても、ネット通販で購入してもOKです。家に風鈴やはっぴがある場合は、飾りとして持参しましょう。

夏祭りの看板や出店の看板

「○○保育園夏祭り」「○○祭り」「夕涼み会」などの看板も用意しましょう。 看板は、段ボールに模造紙や画用紙を貼りつけたり、うちわや提灯の形に切り取った画用紙に文字を書いたりすると、手作り感が演出できます。

おみこしがあるとさらに盛り上がる!

夏祭りを盛り上げるなら、「おみこし」が最適です。おみこしは、縁日のお祭りや神社の行事の際に行われてきた伝統文化です。保育園の夏祭りでおみこし担ぎをイベントとして取り入れるなら、段ボール製のものがぴったり。 段ボールに画用紙や花紙、折り紙などを施せば、重さがあまりないため子どもでも担げます。 取っ手は牛乳パックやラップの芯を使うのがおすすめです。

もっと「夏祭り」っぽく!保育園の飾りつけ

夏祭りの直前になったら、保育園内を飾り付けましょう。

  • ガーランド
  • ペーパーフラワー
  • 壁面装飾やブルーシート

ガーランドはよく見かける逆三角形のものよりも、 うちわや提灯、かき氷をモチーフにしたものの方が、夏祭りらしい雰囲気を演出してくれます。 壁には、画用紙や折り紙で夏祭り使用の壁面装飾を施しましょう。保育室が汚れないように、ブルーシートを引いておくのもポイントです。

夏祭りの出店の準備

出店の準備も忘れずに進めましょう。 保育園にあるテーブルを使う際は、テーブルクロスを敷くと特別感が出ます。 テーブルを使わない場合は、レジャーシートやブルーシートを敷いておくと、子どや保護者の方にお店の位置や範囲が分かりやすくなるでしょう。

保育園の夏祭りで当日に注意すべきこと3選!

夏祭り当日、保育士は子どもや保護者の方の安全を守るために、あらゆるトラブルに備える必要があります。ここでは、保育園の夏祭りで注意すべき3つのポイントをチェックしていきましょう。

食品を扱うならアレルギーや食中毒に注意!

保育園の夏祭りで食品を扱う場合は、アレルギーや食中毒に注意してください。 アレルギー持ちの子どもがいる場合は、アレルギー源となる原材料を含まない食品を選びましょう。 個包装のお菓子を景品として渡して、会場では食べないように声をかけるのもよいでしょう。看板にアレルギーとなりうる原材料を記載するのも大切です。また、食中毒を防ぐために、賞味期限や保管方法などもしっかりと確認しましょう。

景品は01歳児が誤飲しないものを

ゲームや出し物の景品を用意する場合は、「ビー玉」「小さなストラップ」「指輪」などの小さなものは避けましょう。 大きいサイズの景品を用意したり、もし小さい景品を用意する場合は、プラスチックのカプセルに入れたりするなど、01歳児の誤飲を防ぐ工夫をするのが重要です。

ケガやトラブルに注意する

夏祭り当日は、子どもが「いつもの保育園と違う!」と気持ちが高ぶって、ケガをする可能性もあります。事前に、会場を見回って滑りやすい箇所や、転びやすい箇所がないかチェックしておきましょう。また出店に並ぶ際、順番をめぐって子ども同士がケンカすることもあります。 並ぶ場所をテープやシールを使ってしっかり指定しておきましょう。

夏祭りで使えるネタいろいろ!出し物や製作、スペースまで

保育園の夏祭りでは、どのような出し物や製作が行われているのでしょうか?ここでは、夏祭りで使えるさまざまな出し物やゲーム、目玉イベントなどをご紹介いたします。

みんなで楽しめる!盆踊りやダンス

夏祭りらしさを全面に出すなら、盆踊りがおすすめです。昔ながらの盆踊りでももちろんOKですが、 練習の際に子どものモチベーションを上げるなら、子ども向けの盆踊りの歌を選曲するのがおすすめです。

  • お祭り忍者
  • アンパンマン音頭
  • 踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭

子どもや保護者の方の中から有志を募って、出し物としてダンスを披露しても盛り上がるはず。

保護者が喜ぶ!フォトスペース

子どもと保護者の方が一緒に記念撮影できる「フォトスペース」もおすすめです。 壁面装飾を背景にしたり、子どもにはっぴやうちわを貸し出したりして、夏祭りらしい雰囲気を演出するとなおよいでしょう。

【体験型の出し物】ヨーヨー釣りや輪投げ、金魚すくい

夏祭りと言えば、体験型の出し物ですよね。夏祭りの定番の出し物をまとめてみました。

  • ヨーヨー釣り
  • 輪投げ
  • 金魚すくい
  • ストラックアウト
  • ひもくじ

金魚すくいは、磁石を張り付けた画用紙の金魚を、磁石が付いたヒモで吊り上げる方法がおすすめです。 または、子ども用プールにスーパーボールを入れてすくい上げる「スーパーボールすくい」も子どもから大人気です。

【屋台】焼きそば、綿あめ、かき氷

保育園の夏祭りで定番の食品は、以下のとおりです。

  • 焼きそば
  • たこ焼き
  • 綿あめ
  • かき氷
  • ポップコーン
  • フランクフルト

たこ焼きや綿あめ、かき氷は専用の機械さえあれば簡単に作れます。また、フランクフルトは出来合いのソーセージを焼くだけのため、調理の手間もかかりません。ポップコーンはフライパンでもできますが、 衛生面や安全面に気を付けるなら、完成品(お菓子)をそのまま紙コップに分けて提供するのも1つの方法です。

まとめ

夏祭りは子どもや保護者の方が一緒に楽しみながら、日本の伝統文化と親しむイベントです。 夏祭りらしい製作や飾りを用意して、当日は食物アレルギーや食中毒、ケガやトラブルに注意しながら、子どもと保護者の方が楽しめるようにアシストしていきましょう。


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