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2026.10.28

答えがないことを考えるのも楽しい

先日、大学のゼミ生がこんな話をしてくれました。
「この間、園見学に行って、園長先生が「(大学の)〜〜先生が「良い」って言うから、これやっているのよ」とおっしゃっていたんですが、なんかモヤモヤしました」

なかなか辛辣だけど、鋭い意見です。
そして、学生は最後に「それって、自分で考えてないってことですよね?」ってさらに辛辣なことを言っていました。

偉い先生が言っているから…
周りの園がやっているから…
SNSやネットに書いてあるから…

これらを考えるきっかけにすることは多いですし、私もよくあります。
また、やってみてからわかることもあるから、これらを否定しているわけではありません。

でも、
なんで偉い先生はそう言うのでしょうね?
多くの園はやっていることが、自園の正解になるのかな?
SNSに書いてあることを鵜呑みにして大丈夫なのかな?

って、考えることが大事だと思うのです。

と、ここまで書いて思い出した話があります。
姑さんが「胎教にはモーツァルトがいい」と聞いて、妊娠した義理の娘にずっとモーツァルトを聴かせていた。でも、義理の娘はパンクが好きで、モーツァルトにイライラしていたという話です。

この話は、「妊娠期は穏やかに、お母さんが落ち着いた気持ちになることが大事」ということが本質だと思うのですが、「胎教にはモーツァルト」というわかりやすい情報だけで、義理の娘の性格や趣味、状況を意識せず、さらに「なんでモーツァルトなんだろう?」と根源を考えなかったから起きてしまった話だと思うのです。

話を戻しますが、学生はこれと同じように、本質を自分で考えず、わかりやすいことに飛びつくことへの危険性を感じ取ったからこそ、モヤモヤしたのでしょう。

 

最近、みんな、答えがほしいのかな?納得がほしいのかな?わかりやすいやり方を知りたいのかな?そして、すっきりしたいのかな?って思うことがあります。

その気持ちはわかるのですが、第6回でも言いましたが、保育は答えがないから、「ああかな」「こうかな」とモヤモヤしながら、「本当に大切なことって何だろう?」って考え続けるしかないだろうと思うのです。すっきりするってこと保育にあるのかな。

ここまで、けっこう、めんどくさいこと書いているな、って自覚はあります。

でも、ああかな、こうかなってわくわくしませんか?
答えがないことを考えるって楽しいことだと思いませんか?
それも保育者のやりがいだと思えるといいなと思っています。


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