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保育士のひきだし

2020.03.18

【保育士の子育て】仕事と子育てを両立させるために考えるべきこと

女性は妊娠・出産を機に仕事から離れるという選択肢と、産休や育休を取得して働き続けるという選択肢があります。また、一度出産を機に離職したけれど、再度復職を目指す方も少なくありません。

保育士は一度資格を取得すれば、年齢に関係なく活躍できる仕事なので、子育てをしながら働くことももちろん可能です。しかし、仕事量の多さや職場環境から、仕事と子育ての両立に不安を抱える方も多くいます。

ここではまず保育士が仕事と子育てを両立したいと考えたときに、どんな問題と悩みがあるのかみていきます。そして、その問題を解決するためにどどうしたらいいか考えていきましょう。

子育てとの両立を目指す保育士が、知っておきたい対処法をご紹介いたします。

保育士と子育ての両立が難しい理由

まずは、保育士と子育ての両立が難しいと感じる理由についてみていきましょう。

仕事量が多い

保育士の仕事は、子どもの保育のほかにも事務作業や行事計画、環境整備や製作準備などたくさんあります。勤務時間中は子どもの保育が最優先なので、終わらなかった仕事は、残業や持ち帰りをせざるを得ません。

子どもが生まれる前は時間に余裕がありますが、子育て中はなかなかそうはいきません。我が子を保育園に迎えに行く時間は決まっているので、残業は難しいですし、帰宅後も育児と家事で忙しく持ち帰り仕事をこなす余裕はないからです。残業や持ち帰り仕事ができない子育て中は、保育士の仕事をこなすことが難しいという実態があります

突然の遅刻早退に対応できる体制が少ない

保育園を運営するためには、子どもの人数に対する保育士設置人数が決められています。保育士の人数が豊富な保育園であれば、設置人数にプラスして保育士のシフトを組む場合もありますが、保育士不足によりぎりぎりの人数でシフトを組む園も多くあります。

そんな状況の中で、保育士が遅刻や早退をしてしまうと、運営に支障をきたしてしまいます。しかし子育て中は、子どもの体調不良で受診してから出勤をしたり、我が子を預けている保育園からお迎えの要請があったりと、急な遅刻や早退をせざるを得ない状況もあります。そのため、突然の遅刻や早退に対応できる体制が整っていないと、子育て中の保育士が働くことが難しい職場と言えるでしょう。

欠勤や固定時間勤務などの働き方が難しい

保育園に入ったばかりの頃は、子どもはよく体調を崩します。突然の発熱で保育園を休んだり、感染症などで長期間登園できないこともあるでしょう。しかし、遅刻や早退と同じく、ぎりぎりの保育士人数で運営をしている場合は、職員の欠勤に対応ができません。子どもの体調不良で仕事を休まなければならないのに休めない…という状況になれば、立ち行かなくなってしまいます。

また、保育士は基本的にシフト勤務です。シフト勤務で早番や遅番も担当すると、我が子の保育園の登降園時間に間に合いません。そのため、固定時間勤務ができない園に勤めることは難しいのです。

産休や育休制度が取得しづらい

産休や育休の取得は、働く人の権利として認められています。しかし、保育園の運営には保育士の設置人数を満たす必要があり、産休・育休制度を利用している期間中に代わりの保育士を雇い入れなくてはいけません。そのため、妊娠、出産を機に退職という流れになってしまっている園もあるのです。育休取得ではなく退職させて、新たな保育士を雇い入れた方が効率的であると考えるためでしょう。また、子育て中は突然の欠勤や早退もあるため、育休を取得して復帰を目指す保育士を避ける園もあります。

職場の園行事と我が子の行事が重なってしまうことがある

保育園には、多くの行事があります。入学式や運動会、発表会や卒園式などは保護者の方が参加しますが、もちろん我が子が通っている保育園や小学校でも同様です。つまり、職場の行事日と我が子の行事日が重なってしまう問題があるのです。職場の行事の日は休めない。しかし、親として我が子の行事にも参加したい、という葛藤を抱えることになるでしょう。特に入園式や卒園式、運動会などの大規模な行事は、時期が重なることも多いので、子育て中の保育士にとって悩みの1つです。

保育士と子育てを両立するための対処法

子育てとの両立が難しい保育士の仕事。では保育士と子育てを両立するための対処法をご紹介いたします。

園に仕事量の調整を相談する

業務量の多さで悩んでいる場合には園長や主任に相談し、業務量の調整を交渉してみましょう。あなたが仕事の多さで悩んでいることを把握していないかもしれません。

キャリアが長い場合は特に、他の保育士より仕事を抱えていることもあるでしょう。それらの仕事を分担してもらったり、担任業務が負担な場合は、担任を外してもらえる場合もあります。自分で抱え込まずに、上司に相談をすることが負担軽減の第一歩です

交代できる職員体制がある園への転職

保育士人数は、保育園によって大きく異なります。設置人数ぎりぎりで運営をしている園もあれば、突然の欠勤や早退にも対応できる職員体制を整えている園もあるのです。

余裕のある運営をしている園では、突然の欠勤や早退も快く受け入れてもらえますよ。現在働いている保育園が、ぎりぎりの保育士人数で運営しているならば、余裕のある保育士配置の園に転職することも選択肢の1つです

時短正社員や派遣保育士という働き方

保育士は基本的にシフト勤務ですが、時短正社員や派遣保育士は固定勤務時間で働くことが多くなります。固定勤務時間ならば保育園への送迎も可能ですし、時短制度を使えば、子育てにも支障ありません。派遣保育士は正規保育士と比べて、事務作業などの仕事量が軽減されることも多いので、子どもが小さいうちは余裕を持って働きたいという方にもおすすめです。

公務員保育士への転職

公務員保育士とは、各自治体が行っている公務員試験に合格し、公立の保育園で働く保育士です。各自治体によって受験できる年齢の定めがあり、試験に合格できる人数は少なく狭き門ではありますが、地方自治体が運営する保育園なので安定した勤務が望めます。産休育休制度も民間の認可保育園よりも整っており、最長で3年間の育休取得が可能です。公務員試験の受験資格を満たしている場合は、公務員保育士に挑戦してみるのもよいでしょう。

行事が重なったときの対応をあらかじめ考えておく

職場の行事と我が子の行事が重なることはありますが、あらかじめ対応を考えておくことで焦らずにすみます。たとえば、我が子が卒園する年には年長児の担任は外してもらうといったことです。職員全員が卒園式に参加することが望ましいですが、担任以外であれば園長や主任に早めに相談し、我が子の卒園式に参加できるように配慮してもらえる可能性もあります。

運動会や発表会などの大きな行事の日程は年度始めに把握し、行事が重なってしまった場合は、他の家族に参加してもらうなどの調整が必要です。

保育士と子育てを両立させるためのポイント

保育士と子育てを両立させるためには、周囲の理解や協力が不可欠です。無理なく働くためには、各自治体の制度を使うという方法もありますよ。両立させるためのポイントをみていきましょう。

職場の理解を得る

子育て中は、どんなに頑張っても今までと同じようには働けません。まずは、今まで通りには働けないということを自分自身が理解し、職場の理解が得られるように努めましょう。大切なことは、同僚への感謝を忘れないこと。どんなに忙しくても、感謝の気持ちを言葉と態度で伝えることが重要です。

また、できる仕事は率先して引き受けるようにしましょう。欠勤や早退で迷惑をかけてしまうことがあっても、頑張って働く姿は周りの人に好印象。フォローしてあげたい、助けてあげたいという気持ちを抱いてもらえます。そんな姿から、徐々に理解を得ることができますよ。

家族の協力を得る

保育士と子育てを両立するためには、家族の協力が不可欠です。家族ができる育児や家事はどんどん分担しましょう。育休中は全ての育児と家事を担っている方も多いと思いますが、職場復帰を機に育児と家事の分担を見直してみましょう。

また、ご両親のサポートがあると、子どもの突然の体調不良や急な残業のときにかなりの助けになります。ご両親が近くに住んでいる場合は特に、サポートをお願いすることも1つの方法です。

延長保育やファミリーサポートの利用

延長保育時間は、保育園によって異なります。そのため、勤めている園よりも長い延長保育を実施している保育園を利用すると安心です。シフト勤務も可能となり、仕事の幅が広がるでしょう。

また、ファミリーサポートの利用もおすすめです。ファミリーサポートとは、子育てをサポートしてもらいたい人とサポートしたい人とをつなぐ仕組みです。ファミリーサポートの利用を希望する人は依頼会員、サポートをしたい人は提供会員と呼ばれ、条件に合う依頼会員と提供会員をつないでくれます。急な保育園への送迎や子どもの預かりを頼めるので、会員になっておくと安心です

病児保育を利用する

子どもは保育園に通い始めると体調を崩すことが、急激に増えます。子どもの看病で欠勤や早退が続くと、心苦しく感じるでしょう。

そんなとき助けとなってくれるのが、病児保育施設です。病院や保育園などの専門の場所で、病気の子どもの保育をしてくれます。子どもの体調不良が続き、どうしても仕事が休めないときのために、利用できる施設を把握しておくとよいでしょう。事前登録が必要な施設も多いので、事前に調べておくことが大切です。病気の回復期に預かりを行っている、病後児保育施設もあります。

まとめ

保育士と子育てを両立することは、簡単ではありません。周囲に迷惑をかけることで心苦しさを感じたり、終わらない仕事に頭を抱えることもあります。しかし工夫次第では、両立させることは不可能ではありません。

まずは、現在の職場環境が、子育てをしながら働ける環境であるかを見直してみましょう。保育士人数などによっては、自分一人の努力ではどうにもならない場合もあります。そんなときには、転職も1つの選択肢です。無理せず働ける働き方を選ぶという方法もあります。そして、感謝を忘れず仕事に取り組むことと、家族との協力を得られれば、子育てをしながら保育士を続けることは十分に可能です

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