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保育士のひきだし

2019.11.06

保育士の休日(プライベート)や仕事終わりの過ごし方

子どもとの関わり以外にも、事務や保護者対応、行事準備など、保育士の仕事はたくさんあります。そのため、常に次の仕事に追われていたり、勤務中に仕事が終わらず残業や持ち帰り仕事をすることも少なくありません。毎日を忙しく過ごしている保育士だからこそ、休日や勤務終了後のプライベートな時間を大切にしたいですよね。保育士はどんなプライベートを過ごしているのか。休日を充実させるポイントや中長期休暇の申請をするときの注意点も含めて、ご紹介いたします。

保育士の休日の過ごし方

まずは、保育士のプライベートな時間の過ごし方を見ていきましょう。

大切な人と過ごす

家族や友人、恋人など、大切な人と過ごす時間は、心を穏やかにしてくれます。特別なことをしなくても、のんびり話をしたり一緒に食事をするだけで、仕事の忙しさから解放された気分になりますよ。仕事の悩みを聞いてもらうのもよいでしょう。聞いてもらうだけでもすっきりしますし、両親など社会人経験の豊富な人に相談すれば、自分とは違った角度から物事を見てくれるので、解決の糸口がつかめるかもしれません。

また、他の保育園に勤める友人も貴重です。職場の同僚とは違った保育の話で盛り上がり、仕事の楽しさが再認識できることも。ただ、仕事の話をするときには、子どもや保護者の方の個人情報を話してしまわないように注意しましょう。

身体のケア

日々の仕事で、気付かないうちに疲れがたまっています。時間を気にせず眠ったり、お風呂にゆっくり入るなど、自分の身体をいたわってあげましょう。休日に寝てばかりだと、もったいない気がするかもしれませんが、それだけ身体が疲れているということです。休日にはシャワーで済ますのではなく、お気に入りの入浴剤でゆっくりお風呂に入ると、疲れが緩和されますよ。

腰痛や肩こりを感じたら、マッサージなどで身体のメンテナンスをするのもいいですね。

趣味や習い事を楽しむ

スポーツ観戦などの趣味や、カルチャースクールを利用しての習い事も、おすすめの休日の過ごし方です。趣味や習い事に没頭しているときは、仕事の悩みを忘れることができます。

新しく習い事を始めるときのポイントは、負担が少なく自分のペースで楽しめること。資格取得を目指せる習い事や時間内に何かを作り上げる習い事も、スキルアップできて魅力的ですが、仕事の疲れを感じている場合にはおすすめできません。身体や気持ちに余裕のあるときに始めると良いでしょう。

買い物

買い物が1番のストレス解消法!という方も多いのではないでしょうか?好きなものは見ているだけでも幸せな気持ちになるし、たまには頑張っている自分へのご褒美として、少し高価なものを購入しても良いですね。買いすぎには注意が必要ですが、お財布の中身と相談しながら、満足できる買い物をしましょう。

1つ注意したい点が、保育園の近隣で買い物をしていると、園児や保護者の方に会う可能性が高いことです。大好きな子どもたちですが、買い物中は仕事のことは忘れて楽しみたいですね。少し足を伸ばして、職場と離れた場所で買い物を楽しめると良いですね。

家でのんびりする

買い物や習い事など、平日にはできない外出もいいですが、家でのんびりする時間も大切です。好きな本を読んだりDVDを観たり、のんびりと過ごすことで、疲れがとれて心も落ち着きますよ。分刻みの保育で忙しい保育士にとっては、何も考えずにぼーっとする時間は貴重です。

おいしいものを食べる

食事は元気の源です。おいしいものを食べると幸せな気持ちになりますよね。仕事の日は、帰宅後、料理をする気力がなかったり外食する時間もなかったりと、なかなか食事を楽しむ余裕がありません。だからこそ、休日はおいしいものを食べに行ったり、自分が食べたいと思うものを作ってみるなど、食事を楽しむようにしましょう。

仕事終わりで疲れているときには、コンビニスイーツなどの手軽においしく食べられる物もおすすめです。おいしいものを食べると、仕事への活力も湧いてきますよ。

休日を充実させるポイント

休日を充実させるためには、ちょっとした心がけが大切です。充実した休日を過ごすために、実践してもらいたいポイントをご紹介いたします。

オンオフのメリハリをつける

仕事量が多く、家に持ち帰って仕事をせざるを得ない保育園も。せっかくの休日なのに、持ち帰り仕事をしていては、休んだ気がしませんよね。休日を充実させるためには、「休むときはしっかり休む」を心がけると良いでしょう。

そのためには、まずは仕事の優先順位をつけること。翌日までに終わらせるべき仕事は、優先して終わらせなければなりません。しかし、提出期限が一週間後の仕事はどうでしょう?早めに終わらせておけば先が楽になりますが、他の仕事も頼まれてしまうかもしれません。期日まで時間がある仕事は、思いきって持ち帰るのはやめてみましょう。また、休みの日にも仕事のことを考えてしまう方も多いですが、上手に気持ちを切り替えられるといいですね。

一人の時間を大切にする

家族や友人と過ごす休日も良いですが、一人で過ごす時間も大切にしましょう。保育園は多くの子どもたちがいます。子どもの安全を守るため、常に周囲にアンテナを張っている状態です。休日くらいは心を休めて、一人で過ごす時間も大切にしましょう。少しでも一人での時間を持つことで、大切な人と過ごす時間や保育園で子どもと過ごす時間も、より有意義なものとなりますよ。

無理のない予定を立てる

休日は家事もやりたいし外出もしたい。友人と会って習い事もしたい。…など、1つひとつは有意義な過ごし方であっても、予定を立てすぎると疲れてしまいます。休日は仕事で疲れた身体を休める日でもありますので、無理のない予定を立てるようにしましょう。2日間の休みがある場合には、初日に外出をして仕事の前日はゆっくり過ごすなどの、工夫も大切です。

中長期の休暇申請の注意点

普段の休日とは違い、有給休暇や夏季休暇などの中長期休暇の申請をする場合には、いくつかの注意点があります。中長期休暇は旅行の計画を立てることができるチャンスなので、ポイントをおさえて上手に利用しましょう。

 

就業規則を確認し計画的に取る

有給休暇や夏季休暇などの中長期休暇の規定は、就業規則にて定められています。例えば、有給休暇は、勤務開始日から6カ月間継続して勤務した者に10日間付与しなければならないと法律で定められていますが、分割することも可能です。

 

【参考】有給休暇の付与日数 厚生労働省

 

勤務開始日に5日間付与し、6カ月経ったときに残りの5日間付与することもできれば、6カ月経ったときにまとめて10日間付与することもできます。

 

また、有給休暇とは別に夏季休暇を定めている園も多いですが、3日間という園もあれば5日間という園もありさまざまです。7月から9月の間の取得という規定がある場合や、3日間のうち1日は園が指定した日という場合も。夏季休暇は法律に定められている休暇ではないので、園によって規定が異なるのです。

 

休暇についての規定は、就業規則に記載されているので、確認をしてから中長期休暇を計画しましょう。

 

年度末・年度始めは避ける

年度末や年度始めは、1年の中で1番忙しい時期です。有給休暇は労働者が指定する日にいつでも取得できるとされていますが、年度末や年度始めは避けた方がいいでしょう。忙しい時期に中長期休暇を取得すると、周囲の負担になってしまうことも。また、年度始めに休みを取得すると、新入園児との関係を築くのに出遅れてしまうかもしれません。

 

同じく、運動会や発表会などの行事の前も、避けた方が無難です。周りの保育士への負担はもちろんですが、行事の計画や準備が進んでしまい、自分だけ進捗状況を把握できなくなってしまいます。園の状況を見ながら取得するようにしましょう。

ねらい目は長期休み

夏休みのような長期休み中も、保育園は開園しています。しかし、子どもたちも保護者の方の休みに合わせて夏休みを取りますので、いつもよりも子どもが少ないことがほとんどです。特にお盆の時期は、子どもが数人しか登園しないということも。こういった長期休暇中は休暇申請のねらい目です。夏季休暇の規定がある園では、保育士も順番に休みを取ります。

子どもの人数などによりますが、土日とつなげることができれば、旅行に行ける日数の確保が可能です。夏季休暇の規定がなかったり日数が少ない場合には、有給申請をしてもいいでしょう。夏季休暇を7月から9月の間と定めている園も多いため、一般的な夏休み期間を避けて申請すれば、混雑回避にもなりますよ。

保育士同士で連携して取得する

中長期休暇を取得したいのは、皆同じです。しかし、保育は毎日の仕事なので、自分の希望を通すのは難しいこともあるでしょう。例えば、クラスの担任が皆同じ日に休みを申請することは不可能ですよね。中長期休暇は、保育士同士で話し合い、ときには譲り合いながら、気持ちよく取得できるようにしましょう。自分が中長期休暇を取得したときには、周りの保育士に感謝を伝え、他の保育士が取得するときには、気持ちよく送り出すことができれば、保育士のチーム力はアップします。

まとめ

保育士の休日の過ごし方や、休暇申請の注意点などをご紹介いたしました。仕事を忘れて休日を有意義に過ごすことができると、また翌日から頑張ろうという気持ちになります。忙しい仕事だからこそ、上手にリフレッシュして楽しい休日を過ごしたいですね。

保育士は忙しく休みが取りづらい仕事ではありますが、周囲と協力すれば中長期休暇を取得することは十分に可能です。保育士同士の連携を大切にしながら、プライベートをより充実させてくださいね。


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