保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集

おやこのひきだし

2021.03.15

三輪車デビューはいつから?乗るメリットや選び方のポイントも紹介

そろそろうちの子にも三輪車デビューをさせようかな?でもまだ早い?そんな保護者の方はいませんか。今回はそんな方に向けて三輪車デビューのおすすめの時期や三輪車に乗るメリットをご紹介いたします。

最後に三輪車を選ぶポイントもまとめていますので、お子さんの愛車選びの参考にしてくださいね。

三輪車を用意する最適な年齢は?

お子さんが公園で楽しく遊べるようになってきたら、そろそろ三輪車なんてどうかな、と考えるでしょう。誕生日やクリスマスが近くなると、三輪車をプレゼントに検討する方も多いですよね。そこで三輪車のデビューに最適な年齢についてご紹介いたします。

ペダルをこいで乗るのは2歳半頃から

「三輪車に乗る」というのは、サドルにまたがり、ハンドルを持ち、自分の力でペダルをこがなくてはいけません。これができるようになるのは、だいたい2歳半頃というお子さんが多いです。それまでは子どもがサドルに座った状態で後ろから大人が押したり、地面を蹴って進んだりといった遊び方ができるのも三輪車の特徴です。

ですので購入する時期は、安定してサドルに座れるようになったらがおすすめです。体格にもよりますが、1歳過ぎからでもよさそうです。

楽しく遊べるのは4歳くらいまで

三輪車の大きさにもよりますが、4歳くらいになると三輪車を卒業するお子さんが多くなってきます。中には気に入って長く遊ぶ子もいるかもしれませんが、体が大きくなってきたら商品の対象年齢や子どもの体格を参考にして、安全に遊べるよう様子をみてあげましょう。

また、三輪車は小さな子どもの乗り物です。たくさん遊んだあと疲れて寝てしまい、お家に帰るのに子どもは抱いて、三輪車を持って…となってしまうこともあるでしょう。兄弟姉妹がいる場合は特に遊ぶ場所や購入の時期をよく考えることも大切です。

三輪車のメリット

子どもの遊びはたくさんありますが、あえて三輪車を選ぶメリットはなんでしょうか。また、ちょっと便利な使い方もご紹介いたします。

自転車デビューしやすくなる

三輪車に慣れておくと自転車デビューしやすくなります。自転車が乗れるようになるためには、倒れないためのバランス感覚も大いに必要なのですが、こぎ続ける脚力も必要です。三輪車ではその脚力のベースを築くことができるでしょう。

なにより、自分で操縦できる乗り物が楽しいと思えることが、自転車デビューのしやすさに繋がるのではないでしょうか。

ベビーカー替わりになる

最近は三輪車の種類も豊富で、ベビーから使える商品も多数販売されています。子どもがサドルから落ちにくいようなガードがついていたり、自分でペダルをこがない場合に足をステップに置いてケガをしにくいようになっていたり。大人が後ろから押すことができる手押し棒やサンシェードがあるものは、ベビーカーのように使うこともできるでしょう。

そういったベビーカーの特徴がある三輪車は、公園へのお出かけに最適です。荷物を入れるスペースがあれば、かさばるベビー用品を運ぶ保護者の方の負担も少なくなるでしょう。

しかし、ベビーカーのような三輪車でも、基本的には自転車と同じ乗り物と考えるようにしましょう。たとえば、スーパーやショッピングモールなどの屋内商業施設内、病院や保健センター、バスや地下鉄などの公共交通機関での使用は、通行人にぶつかってしまう危険があります。出かける場所に応じてベビーカーと三輪車は使い分ける必要があります。子どもの乗り物を三輪車に一本化するのは難しいでしょう。

三輪車の選び方

三輪車にはキャラクターが付いたかわいらしいものから海外メーカーのおしゃれなもの、ボトルホルダーやフックのついた実用的なものなど数多く種類があります。ついつい子どもが好きそうなもの、おしゃれな見た目のものを選びたくなりますよね。三輪車の選び方をポイントごとに確認しましょう。

手押し棒は取り外しができる?舵が取れる?

お子さんが小さいうちは自分でうまくこぐことができないので手押し棒のついたタイプを選ぶ方が多いです。実際、三輪車は手押し棒付きのタイプの製品が多く販売されています。しかし、手押し棒はお子さんが自分で三輪車をこげるようになったとき、少し邪魔なものになってしまいます。重量もあるので、お子さんが自由に乗れるようになったとき、危険があるかもしれません。子どもが成長した後も長く三輪車を楽しめるよう、手押し棒は取り外しできるかどうか確認しましょう。

手押し棒付きの三輪車にも、ただ後ろから押すことができるものと、三輪車の前輪を操作して後ろから舵取りができるものがあります。お子さんが幼いときはベビーカーとして使う機会が多いと思いますので、手押し棒から舵取りができるかどうかも大切なポイントです。

安全装置の確認を忘れずに

サドルはベビーカーの座面よりも不安定なため、年齢が小さいうちに乗せようと考えている場合、落下防止のガードがきちんと備え付けられている三輪車を選ぶようにしましょう。腰回りだけではなく、シートベルトのように上半身を固定できるものもあります。お子さんが寝てしまった場合にも体を支えてくれる機能があると安心ですね。

また、ブレーキの有無も確認しましょう。子どもが持つハンドルにブレーキがついていることに加え、後ろから後輪をロックできるフットブレーキタイプの三輪車だと坂道で停車させることができます。

ハンドルやペダルの位置の確認を

ネット購入などでは確認するのが難しいのですが、安全のためにも体格に合った三輪車を選ぶことが大切です。お子さんが三輪車にまたがったときにハンドルが遠くないか、ペダルをこいだときハンドルに膝がぶつからないかを確認しましょう。大型のおもちゃ販売店ではさまざまなメーカーの三輪車を展示されており、実際にお子さんを試乗させることも可能です。機会があればぜひ確認するようにしてください。

子どもの成長に合わせてハンドルやサドルの高さを調節できるものもあります。調整できると兄弟姉妹がいる場合にお下がりしやすくなったり、共有して遊んだり長く楽しむことができるのが利点です。

重量も確認しよう

先述したように、ベビーカーの特徴をそなえている三輪車もたくさんあります。ベルトやステップがあれば安全ですし、サンシェードや収納があれば便利です。また子どもが喜ぶようなデザインなど、一口に三輪車と言っても親世代が子どもの時に使っていたものとは似ても似つかないようなフォルムになっています。デザイン面と乗り心地を考慮して車輪が大きいものも多くなってきています。

いろいろ付いていた方が楽しくて便利でよいのでは、と考える方も少なくありませんが、やはり気になるのは重量。玄関への上げ下ろしや、階段での持ち運び、車への積み下ろしなど、三輪車を持ち上げる機会は以外と多いものです。

ベビーカーと同じで、重量があるものは道路の状態に大きく左右されずに安定して乗ることができますが、持ち上げる機会が多いので保護者の方の負担は大きくなってしまいます。自宅周辺の段差や普段遊ぶ場所の環境を考え、三輪車の重量も確認しておくようにしましょう。

折りたたみができるものも

三輪車の大型化に比例して、折りたたみ三輪車も普及しています。小さなお子さんがいる家庭の玄関は靴や遊び道具、ベビーカーでいっぱいになってしまいますよね。折りたたみ三輪車はベビーカーほど小さくはなりませんが、比較的スペースが有効に使えるので、玄関がいっぱい!という家庭にはぴったりです。

キックバイクの選択肢もあり

三輪車とよく比較されるものにキックバイクがあります。こちらはペダルのない自転車のようなデザインで、バランス感覚が鍛えられるので、とにかく補助輪なしの自転車に早く乗せたい方に多く選ばれています。しかし、思った以上にスピードが出る乗り物で、ブレーキがないものも存在します。ヘルメットやニーパッドなどの保護具を着用すること、公道では乗らないことなど安全に気を付けて乗ることを心がけましょう。

キックバイクは子どものレースが開かれていたり、交換用のパーツがあるので世界に一つのキックバイクを作ることができます。活発なお子さんなら夢中になって乗り回すかもしれません。

三輪車ではペダルをこぐ力が、キックバイクではバランス感覚が身に付くので、どちらも自転車へのステップにはぴったりですね。中には三輪車を組み替えることでキックバイクになる商品もありますので検討してみてもよいでしょう。

まとめ

三輪車は幼少期に必ずしも乗る必要はないという考えから、三輪車を経験せずに3歳を過ぎたあたりで補助輪付きの子ども用自転車を購入する方も少なくありません。住宅事情や周囲の環境によってはそういった選択肢もあるでしょう。

しかし、三輪車は子どもの脚力アップをはじめとした幼少期の良い全身運動になります。なにより一生懸命に三輪車をこぐ子どもの姿はかわいいものですよね!

三輪車を使用する時期は自転車に比べると短いですが、遊び道具、乗り物としてはおすすめです。誕生日や子どもの日、クリスマスのプレゼントにいかがでしょうか。


「保育のひきだし」広報部 Twitter

保育士資格を持つ社員たちが、「保育のひきだし」の
最新情報や関連保育施設での出来事をツブやきます!

採用情報 あなたにぴったりの職場がきっとみつかる!

採用情報 あなたにぴったりの職場がきっとみつかる!

保育園、学童クラブ・児童館、小規模保育施設への就職・転職をお考えの方はこちらをご覧ください。

  • 新卒採用 詳しくはこちら新卒採用 詳しくはこちら
  • 中途採用 詳しくはこちら中途採用 詳しくはこちら

手作りおもちゃ特集

No.1098 ころりんマラカス

手作りの網で戸外活動を楽しみましょう。

ページトップに戻る