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2026.10.30

わすれられないおくりもの|大切な人とのつながりを考える一冊

作者:スーザン・バーレイ 作・絵/小川仁央 訳
出版社:評論社

子どもたちと、思いやりや大切な人とのつながりについて考えたい時におすすめなのが、『わすれられないおくりもの』です。静かであたたかな雰囲気のある絵本で、楽しいだけではない、心に残る読み聞かせをしたい時に向いています。

この本は、低学年の子どもにも、誰かを大切に思う気持ちや、受け取ったものが心に残ることを考えるきっかけになります。内容には別れや喪失につながる要素もあるため、読む時期や子どもたちの状況には少し配慮が必要です。身近に大きな別れを経験した子がいる場合は、無理に扱わず、落ち着いた雰囲気の時に読むのがよいでしょう。

学童で読むなら、騒がしい遊びの後ではなく、少し静かに過ごせる時間がおすすめです。読み聞かせの後にすぐ感想を発表させるよりも、心に残ったところを一つ考えてみよう、誰かから教えてもらってうれしかったことはあるかな、というように、やわらかく問いかけると話しやすくなります。

活動につなげるなら、ありがとうカードづくりがおすすめです。家族、友だち、先生、地域の人など、自分がありがとうを伝えたい相手を選び、短いメッセージを書きます。低学年の場合は、ありがとうの理由を一言添えるだけでも十分です。いつも遊んでくれてありがとう、教えてくれてありがとう、待ってくれてありがとうなど、日常の中にある感謝に気づくきっかけになります。

この本は、にぎやかに盛り上がるタイプの絵本ではありません。しかし、子どもたちの心に静かに残る力があります。学童では、遊びや制作だけでなく、心を落ち着けて考える時間も大切です。

『わすれられないおくりもの』は、思いやり、感謝、人とのつながりを考える導入として使える一冊です。子どもたちと心を育てる時間を作りたい時におすすめです。

 

ライクキッズ株式会社 指導員 K.Y先生


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