2026.10.15
【生活発表会の演目18選】年齢別のねらいや当日までの進め方も解説!
「今年の生活発表会、演目はどうしよう…」と悩む保育士の方は多いのではないでしょうか。生活発表会の演目は、子どもたちの年齢や興味に合っているかどうかで、練習の楽しさや当日の姿が大きく変わります。
この記事では、生活発表会におすすめの演目を18個ご紹介します。あわせて、年齢別のねらいや演目を選ぶポイント、当日までの進め方も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
生活発表会とは?

生活発表会は、園生活のなかで成長した子どもたちの姿を保護者に見てもらうための行事です。まずは、開催時期と園による呼び方の違いを見ていきましょう。
開催時期
生活発表会は、運動会が終わったあとの11月〜2月頃に開催する園が多いです。クラスのまとまりが出てくる12月に、クリスマス会と合わせて行う園もあります。 また、年度末が近い1月〜2月に「1年間のまとめ」として実施する園もあり、時期や位置づけは園によってさまざまです。
生活発表会の呼び方
発表会の呼び方は園によって異なり、発表の中心となる内容にも違いがあります。
| 呼び方 | 特徴 |
| 生活発表会 | 園での生活の姿を、発表の形で見てもらう。普段の遊びの延長で取り組める |
| お遊戯会 | ダンスや劇など「遊戯」が中心。曲に合わせた踊りや演技を発表する |
| 表現会 | ダンスや音楽などの枠にとらわれず、子どもの「表現する姿」そのものを見てもらう |
| 演奏会(コンサート) | 合奏や合唱など、音楽の発表が中心 |
呼び方は違っても、「子どもたちの成長した姿を見てもらいたい」という思いは共通です。自分の園が何を大切にしているかを知っておくと、演目選びの方向性が見えてくるでしょう。
生活発表会のねらい

ここからは、生活発表会のねらいを確認します。ねらいは演目選びや練習を進めるうえでの大切な軸となります。
生活発表会全体のねらい
生活発表会全体のねらいは、大きく次の2つです。
- 園生活で成長した姿を保護者に見てもらう
- 表現する楽しさや、みんなでやり遂げる達成感を味わう
特別なことを用意しなくても子どもたちが普段から楽しんでいる遊びの積み重ねを見てもらう場と考えると、演目選びの迷いも少なくなります。
年齢別の生活発表会ねらい
年齢別のねらいは主に下記のようなものがあります。
| 年齢 | ねらい |
| 0・1歳児 |
・保育士と一緒に普段の遊びを楽しむ ・友だちや保育士と一緒に安心して参加する |
| 2歳児 |
・模倣や言葉のやりとりを楽しむ ・友だちと一緒に歌ったり、音楽に合わせて体を動かすことに心地よさを感じる |
| 3歳児 | ・友だちと一緒に表現する楽しさを味わう ・人前で表現する楽しさを知る |
| 4歳児 |
・役になりきり、表現を工夫する ・見てもらう喜びを感じ、自信につなげる |
| 5歳児 |
・友だちと協力して作り上げる達成感を味わう ・自分たちで考え、最後まで取り組む力を育む |
0・1歳児クラスでは、近年生活発表会を実施しない園も増えています。月齢による発達の差が大きく、場所見知りや人見知りが出やすい時期でもあるためです。
実施する場合は子どもの様子を見て、無理のない参加の形を選んでくださいね。
【年齢別】生活発表会におすすめの演目18選

ここからは、年齢別におすすめの演目をご紹介します。クラスの子どもたちの普段の遊びとつなげられそうなものを選んでみてくださいね。
0・1歳児におすすめの演目3選
0・1歳児は、保育士と一緒に安心して参加できることが一番重要な時期です。普段の姿をそのまま見てもらえる演目を選びましょう。
1.返事あそび
名前を呼ばれて「はーい」と手を挙げる演目です。普段の姿がそのまま伝わり、一人ひとりの成長が感じられます。
好きな動物の衣装を身につけて「変身」しながら返事をするのも、子ども達の可愛い姿を見せることができるので人気です。
2.手遊び・リズム遊び
「げんこつやまのたぬきさん」など普段親しんでいる手遊びや、音楽に合わせて体を揺らすリズム遊びです。保育士と一緒に楽しむ姿を見てもらうだけで、保護者の方にとって子どもの成長を感じられる嬉しい発表になります。
3.普段のふれあい遊びの再現
「バスにのって」のように、日常の保育で楽しんでいるふれあい遊びを舞台の上で再現します。いつもどおりの遊びなので、子どもたちも楽しんで参加できます。
2歳児におすすめの演目3選
2歳児は、まねっこ遊びや言葉のやりとりが楽しくなってくる時期です。普段の保育で親しんでいる絵本や曲を取り入れると、遊びの延長で無理なく取り組めますよ。
4.絵本の劇遊び
「大きなかぶ」「てぶくろ」など、繰り返しの展開を楽しめる絵本を題材にした劇遊びです。セリフはみんなで声を合わせて言う形にすると、どの子も楽しく参加できますよ。
5.ダンス
人気教育番組の歌など、普段から親しんでいる曲に合わせて踊ります。動きがそろわなくても、音楽に合わせて楽しく体を動かす姿が2歳児ならではのかわいさです。
6.簡単な楽器遊び
鈴やタンバリンなど、振ったり叩いたりすると音が出る楽器を使うのがおすすめです。音を鳴らすこと自体が楽しく感じる時期なので、曲に合わせて自由に鳴らす姿が発表になりますよ。
3歳児におすすめの演目4選
3歳児になると、友だちと一緒に歌ったり踊ったりする楽しさが広がります。みんなで声や動きを合わせられる演目がおすすめです。
7.簡単なストーリーの劇
「三びきのこぶた」など、わかりやすいストーリーの劇に挑戦できるようになります。同じ役を数人で演じる形にすると、一人ひとりの負担が少なく安心です。
8.振り付けが繰り返しのダンス
「エビカニクス」のように、同じ振り付けが繰り返される曲は3歳児にぴったりです。覚えやすいので自信をもって踊れ、当日も楽しく踊っている姿を見てもらえます。
9.簡単な合奏
カスタネットやトライアングルなど、親しみやすい楽器での合奏です。簡単なリズム打ちを入れたり、楽器ごとのパートをつくることで、友だちと音がそろう嬉しさを感じられますよ。
10.歌遊び
身振り手振りのある歌は、体を動かしながら歌えるので3歳児がのびのびと表現できます。友だちと声を合わせて歌う楽しさを感じられる演目です。
4歳児におすすめの演目4選
4歳児は、役になりきったり「かっこよく見せたい」「可愛く踊りたい」という気持ちが育つ時期です。表現を工夫できる演目に挑戦してみましょう。
11.オペレッタ
音楽に合わせてセリフや歌で物語が進む音楽劇です。役になりきることが楽しくなる4歳児にぴったりで、歌や踊りが好きな子も劇が好きな子も、それぞれの得意を生かせますよ。
12.手作り楽器の合奏
廃材で作ったマラカスや太鼓など、自分で作った楽器で合奏します。製作から発表までの過程が活動になり、自分で作った楽器への愛着が練習の意欲にもつながります。
13.アイドルダンス
子どもたちに人気のアイドルやアニメの曲に合わせたダンスです。「ステキな姿で踊りたい」という憧れの気持ちが原動力になります。
踊りながら移動する隊形移動に挑戦することで、より本物のアイドルやアニメの主人公になりきることができるでしょう。
14.マジックショー
水の色が変わる、ハンカチから物が出てくるなど、簡単な仕掛けのマジックを披露します。「見ている人を驚かせたい」という気持ちを楽しめる、少し意外性のある演目です。
5歳児におすすめの演目4選
5歳児は、友だちと力を合わせて一つのものを作り上げられるようになります。園生活の集大成として、やり遂げた達成感を味わえる演目がおすすめですよ。
15.子どもたちと作り上げる創作劇
ストーリーやセリフ、大道具を子どもたちと一緒に考えて作る劇です。「自分たちで作りあげた」という実感をもつことができます。
16.本格的な合奏
ハンドベルや和太鼓など、音を合わせる必要のある楽器に挑戦します。友だちと息を合わせて一つの曲を作り上げる経験は、5歳児だからこそ味わえるものです。
17.よさこい
鳴子を持って力強く踊るよさこいは、年長児の集大成にふさわしい迫力があります。かけ声を合わせることで、クラスの一体感も高まります。
18.手話ソング
「にじ」などの歌に手話をつけて歌います。歌詞の意味を考えながら取り組めるので、言葉への興味が深まる5歳児にぴったりです。
事前に手話はどのようなものなのか、どんな人が使うのか、なども子どもたちに知らせることで手話に興味を持つきっかけになります。
生活発表会の演目を選ぶポイント

ここからは演目を選ぶときに大切にしたいポイントをお伝えします。
年齢や発達に合った内容を選ぶ
難しすぎる演目は、練習が子どもにも保育士にも負担になってしまいます。発達に合った内容なら、子どもたちは「できた!」と自信を積み重ねながら取り組むことができるでしょう。
発達は個人差が大きいので、年齢は目安としてクラスの子どもたちの今の姿を見ながら選んでくださいね。
普段の遊びや子どもの興味から選ぶ
日頃楽しんでいる絵本や歌、遊びを題材にすると練習も遊びの延長として楽しめます。「クラスで盛り上がっている遊び」の中に、演目のヒントが隠れていますよ。
子どもが楽しめることを最優先にする
でき栄えや完成度を優先しすぎると、練習が苦しいものになってしまいます。子どもが楽しんで取り組めているかを大切にしながら取り組むと、当日まで楽しい時間が続き、発表会当日も保護者の方にその子らしい姿を見てもらえます。
演目決定から当日までの進め方

最後に、演目が決まってから当日までの進め方を、保育士の動きに沿って解説します。
当日までの流れ
当日までの準備は、下記のステップで進めるとスムーズです。それぞれの保育士の動きを見ていきましょう。
1.演目・ねらいの決定
子どもたちの普段の姿から、演目と「何を見てもらいたいか」「子どものどんな成長を促したいか」というねらいを決めます。ねらいが明確だと、その後の練習を進めやすくなります。
2.練習計画
当日から逆算して、無理のない練習計画を立てます。最初から通し練習をするのではなく、遊びの中に少しずつ取り入れていくのがポイントです。
3.衣装・大道具の準備
衣装や大道具の準備をします。衣装や道具を子どもたちと一緒にデザインしたり製作したりすると、発表会への期待感もより高まります。
4.リハーサル
本番と同じ流れで、立ち位置や入退場を確認します。他のクラスと見せ合う機会をつくると、子どもたちも本番の雰囲気を感じることができるでしょう。
練習するときの配慮
練習は短時間で区切り、「練習」ではなく遊びの一つとして楽しめるように工夫しましょう。気分が乗らない日は無理をさせず、子どもたちのペースを大切にしてくださいね。
当日の子どもへの対応
発表会当日は、いつもどおりの雰囲気づくりを心がけましょう。保育士が笑顔でいることが、子どもたちにとって一番の安心につながりますよ。
当日は、緊張して泣いてしまう子や、固まってしまう子もいます。無理にやらせようとせず、温かく見守りましょう。
緊張する姿も、その子が真剣に向き合っている成長の証です。ありのままの姿を、成長の一つとして保護者に伝えられると良いですね。
年齢に合った演目で、子どもの成長が伝わる生活発表会にしよう
生活発表会は、子どもたちが楽しんでいる様子や一生懸命に取り組む姿を、保護者の方に見てもらえる大切な機会です。ねらいをもって進めることで、当日の様子だけでなく、練習での成長の過程にも目を向けられるようになります。
演目は年齢や発達をふまえて、普段の遊びや興味のあることから選ぶと、練習も遊びの延長として楽しみながら取り組めるでしょう。ぜひこの記事で紹介した演目を参考に、子どもたちの笑顔があふれる生活発表会を計画してくださいね。












