2026.10.30
りんごかもしれない|考える力と想像力を広げる一冊
作者:ヨシタケシンスケ
出版社:ブロンズ新社
子どもたちの考える力を育てたい時におすすめなのが、『りんごかもしれない』です。一見ただのりんごに見えるものを、もしかしたら別のものかもしれないと想像していく絵本で、子どもたちの発想を広げる導入にぴったりです。
学童では、正解を早く言うことに慣れている子もいます。これは何?と聞かれたら、りんご、と答えて終わり。もちろん正しく答える力も大切ですが、別の見方をしてみる力も、子どもたちに育てたい力のひとつです。この本は、目の前のものを一方向から見るだけでなく、もしもこうだったら?と考える面白さを教えてくれます。
読み聞かせをすると、子どもたちは、そんな考え方もあるの?と笑ったり、自分ならこう考えると言い出したりします。低学年でも楽しみやすく、発想の自由さがあるため、学年差があっても一緒に盛り上がれます。
学童で使うなら、読み終わった後に、これは何かもしれないゲームにつなげるのがおすすめです。たとえば、鉛筆を見せて、これは鉛筆かもしれない。でも、もしかしたら小さなロケットかもしれない。消しゴムを見せて、これは消しゴムかもしれない。でも、もしかしたら白いおもちかもしれない。そんなふうに、身近なものを別のものとして考えてみます。
この活動は、発表が得意な子だけでなく、面白いことを考えるのが好きな子も参加しやすいです。正解がないため、間違いを気にせず発言できます。子どもたちの意外な発想に、スタッフの方が驚かされることもあります。
『りんごかもしれない』は、考えることを楽しい遊びに変えてくれる一冊です。工作前の導入、自由発想の時間、雨の日の室内活動などにも活用しやすく、子どもの想像力を広げたい時におすすめです。
ライクキッズ株式会社 指導員 K.Y先生












