2026.05.14
【保育士向け】梅雨の活動・製作アイデア6選|雨の日もマンネリしない遊び方を紹介
梅雨の時期は雨が続き、外で遊べない日が増えてきますよね。室内で遊ぶ機会が増えると遊びがマンネリしてしまい、子どもたちだけでなく保育士自身も保育を楽しめなくなることがあるでしょう。
この記事では、梅雨の時期ならではの活動や製作のアイデアをご紹介します。季節を活かしたあそびを保育に取り入れることで、雨の日でも子どもたちと保育士が楽しく過ごせますよ。
梅雨の時期、保育がマンネリしがちな理由

梅雨の時期は雨の日が続いて戸外遊びの機会が大幅に減り、室内での活動が中心になる場合が多いと思います。用意できる遊びの選択肢が限られ、マンネリを感じやすくなる保育士の方も少なくありません。
この章では、遊びがマンネリ化してしまう理由を見ていきましょう。梅雨に保育がマンネリしやすい理由を事前に知っておくと、雨の日の対策方法を見つけやすくなるかもしれません。
外あそびが減り、活動がワンパターンになりがち
梅雨は例年6月上旬から7月中旬ごろまで続きます。外で思いきり体を動かせる日が少なくなると、室内で活動時間が増えますよね。
室内遊びには限りがあるため、同じ活動になりがちです。子どもたちが活動に飽きはじめている様子が見られると、次の活動のアイデアに悩む保育士の方も多いでしょう。
子どもの体力の発散不足
外遊びで十分に体を動かせない日が続くと、子どもたちのエネルギーが発散しきれず、室内で落ち着かない様子が見られることがあります。体を動かしたい気持ちが満たされないと、気持ちのコントロールが難しくなる子も少なくありません。
保育士側も、子どもたちの気持ちを受け止めながら活動を考え、組み立てることに疲れを感じやすい時期です。
季節感のある活動ネタに悩む
新年度の4〜5月と比べると、梅雨の6〜7月は季節行事が少なく、テーマとなる活動が思い浮かびにくいという声もあります。子どもたちが季節に興味を持ってくれる活動内容を考えることに悩む保育士は多いでしょう。
梅雨の活動・製作アイデア6選

梅雨は、天気により活動が制限されがちですが、雨の音やあじさい、かたつむりやカエルなど、子どもたちの好奇心を引き出す素材がたくさんあります。ここでは梅雨の時期に取り入れやすい活動や製作のアイデアをご紹介します。
全年齢で楽しめるよう、年齢に合わせた関わり方もお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。
梅雨ならではの活動アイデア
梅雨の時期は、室内外を問わず梅雨の季節感を活かした活動を取り入れることで、子どもたちが「雨の日も楽しいあそびができる」と感じられる時間を作ることができます。
1.雨音を楽しむ「音あそび」

雨の日に窓の外から聞こえてくる雨の音は、子どもたちの聴覚を刺激する大切な素材です。室内から雨音に耳を傾けながら「どんな音に聞こえる?」と保育士が問いかけることで、表現力や言葉を引き出すきっかけになるでしょう。
楽器はもちろん、ペットボトルや紙コップ、ビニール袋など身近な素材を使って「雨の音楽器」を手作りするのもおすすめです。中に入れる素材によって音が変わるため、0〜2歳の子どもたちは音や感触の違いを聞き分け、3〜5歳の子どもは本物の雨音により近づけられるよう試行錯誤しながら楽器づくりを楽しめます。
室内の窓から実際の雨の音を聴き、楽器で再現してみるという流れにすると、梅雨の季節を五感で感じる体験として印象に残るでしょう。
2.雨の日散歩

雨の日に傘やレインコート、長靴を身につけて外に出る体験は、梅雨の時期ならではの特別な経験です。雨が傘を叩く音や水たまりの感触など、晴れの日には気づけない季節の感覚を味わうことができるでしょう。
散歩中は「雨粒が葉っぱの上にのっているね」「カタツムリがいるよ」など、保育士が言葉を添えながら歩くと、子どもたちの発見が広がります。大きな水たまり、雨に濡れた地面の様子など、いつもの散歩とは違う梅雨の自然を観察する機会としても最適です。
歩けるようになった1〜2歳くらいの子どもは、保育士と手をつないで歩きながら雨の感触を楽しみ、3〜5歳の子どもは「どんな生き物がいるかな?」などと探しながら歩くなど、年齢に合わせた遊び方ができます。事前にレインコートや長靴の着脱を練習しておくと、自立心を育む機会にもなるでしょう。
3.梅雨の生き物「なりきりあそび」

「なりきりあそび」はカエル・かたつむり・ミミズなど、梅雨に登場する生き物になりきって体を動かす遊びです。保育士が「雨が降ってきたよ、カエルになろう!」と声をかけながら進めると、子どもたちが活動に入りやすくなります。
カエルはジャンプ、かたつむりはゆっくり動くなど、生き物ごとに動きが異なるため、動きを観察する力も身に付くでしょう。0〜2歳の子どもは保育士と一緒に動きを楽しみ、3〜5歳の子どもは生き物の特徴を表現する力が身につきます。
室内でも全身を使って動けるため、体力を発散させながら梅雨の生き物への興味も育てられる遊びです。
梅雨におすすめの製作アイデア
梅雨の時期は、あじさいやかたつむりなど製作のテーマになる素材がたくさん揃っています。作った作品を保育室に飾ると、子どもたちの達成感にもつながるでしょう。
4.にじみ絵で作る「あじさいとかたつむり」

コーヒーフィルターや和紙を使ったにじみ絵は、水性ペンの色が水で広がるようすが美しく、梅雨の製作にぴったりの技法です。水で濡らした紙に好きな色のペンで色付けした紙を霧吹きを使って濡らすと、やわらかなグラデーションができあがるでしょう。
グラデーションができた紙が乾いたら、花びらの形に切り取ります。切り取ったパーツを画用紙に貼れば、あじさいの花の完成です。かたつむりは画用紙をうずまき状に切って貼るだけで仕上がるので、年齢に応じてできる工程を楽しみながら作ってみてくださいね。
0〜2歳の子どもは色ぬりや霧吹きで色がにじんでいく様子を楽しみ、3〜5歳の子どもは色の組み合わせを自分で選び、ハサミで切る工程にも挑戦できます。完成した作品を壁面に飾ると、保育室に梅雨らしい雰囲気をつくることができ、保育室が華やかになるでしょう。
5.てるてる坊主

ティッシュやビニール袋、不織布などをを丸めて顔を描くとで完成する、てるてる坊主は、全年齢で取り入れやすい製作です。素材や大きさのアレンジが簡単で準備の手間が少なく、手軽にできる製作活動としておすすめです。
0〜2歳の子どもは、素材を丸めたりシールを貼ったりする工程を楽しむことができ、3〜5歳の子どもは布の絞り方や顔の表情を自分でデザインするなど、年齢に合わせた作り方で楽しむことができるでしょう。完成後に「晴れますように」と窓に飾ることで、日本に古くから伝わる晴れることを願い、てるてる坊主を飾る風習にも親しむことができます。
6.折り紙カエル

折り紙でカエルを折る製作は飾るだけでなく、作って遊べる製作の一つです。折る工程に集中する時間が生まれるため、室内で落ち着いて取り組める活動内容になるでしょう。
0〜2歳の子どもは保育士が折ったカエルに目や模様を描いて楽しみ、指を使って跳ばすことで、指の発達を促します。3〜5歳の子どもは保育士の手順を見ながら自分で折ることに挑戦することができるでしょう。折り紙の色を子ども自身が選んだり、完成後はコースを作ってジャンプさせたりと、遊びが発展しやすい製作です。
梅雨の活動・製作を行うときのポイント

梅雨ならではの活動や製作を保育に取り入れる際には、次の点を意識すると子どもたちがより楽しく安全に取り組むことができます。
環境設定を工夫する
特に雨に濡れる活動や室内で水を使う活動では、着替えを用意したり机の上にビニールシートを敷いたりして、事前に環境を整えておきましょう。体調を崩さないように配慮することも大切です。
梅雨の時期は湿度が高く、物が不衛生な状態になる場合が予想されます。室内のこまめな換気も、子どもたちの健康を守るうえで欠かせません。
五感を使ったあそびを意識する
梅雨の時期は、雨音・水の感触・あじさいの色など、季節ならではの刺激がたくさんあります。視覚・聴覚・触覚を使ったあそびを意識して取り入れることで、子どもたちの感性が育まれるでしょう。
「音を聴いてみよう」、「色が変わってきたね」など保育士が言葉を添えながら関わることで、子どもたちが梅雨の季節の気づきを発見できるようになります。
短時間でも楽しめる活動を組み合わせる
梅雨の時期は気持ちを発散させにくい分、活動に集中できる時間が短くなることがあります。10〜15分程度で区切れる活動を組み合わせると、子どもたちが飽きずに参加できるでしょう。
体を使った遊びで体力を発散させたあとに製作活動を行うなど、動の活動と静の活動をバランスよく組み合わせることで子どもの集中力を保つことができます。
子どもの「気づき」を大切にする
子どもたちは「雨が葉っぱに当たっている」「かたつむりはゆっくり動くね」など、梅雨の活動の中で発見をする瞬間が多いかと思います。保育士がその気づきを「そうだね、すごいところに気がついたね」などと受け止めることで、子どもの観察力や表現力がさらに豊かになるでしょう。
梅雨を「雨で外に出られない季節」ではなく、発見が多い季節として子どもたちと一緒に楽しむ意識をもつと、保育の質の向上にもつながるでしょう。
梅雨のあそびで保育のひきだしを増やそう
梅雨の時期は雨が続いて外遊びが難しくなります。しかし、梅雨を活かした活動を保育に取り入れることで、子どもたちがより楽しく過ごせる時間を作ることができるでしょう。
今回紹介したアイデアを参考に、子どもたちの年齢や発達に合わせてアレンジしながら、梅雨ならではのあそびを自分の中の保育のひきだしに加えてみてくださいね。












