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おやこのひきだし

2020.07.08

子ども服の収納アイデアまとめ。子どもが自分でできる収納を目指そう!

セールのまとめ買いやお祝い・お下がりでもらった品など、成長とともに増える子ども服の収納に悩んでいる家庭も多いのではないでしょうか。今回は、子どもが自分でできる収納を中心に、子ども服の収納のポイントや収納場所別のアイデア、おすすめグッズのほか、サイズアウトした子ども服の管理についてご紹介いたします。

子ども服の収納のポイント3点

成長とともに増える子ども服は、次の3点を意識して管理しましょう。

 服の量は78割に

主に服を収納するスペースは、クローゼットや押し入れ、タンスやチェストでしょう。収納する服の量は収納スペースの78割に抑え、増えすぎを防ぎましょう。着なくなった服は衣替えや年末などのタイミングで整理し、適切な量をキープすれば収納スペースからあふれません。

 見つけやすい・出し入れしやすい

子どもが自分で服を出し入れするときは、子どもの身長に合わせて収納の高さを調節したり、グループ分けしてラベルをはったりしてあげましょう。特に子ども服は、見つけやすく出し入れしやすい収納を心がけることがポイントです。ただし、大きいタンスの引き出しは重くて開けにくいため、子ども用には小さめのチェストを用意してくださいね。

 おおまかな収納でOK

2歳くらいまでの子どもは、「置くだけ」「入れるだけ」「ひっかけるだけ」の収納で構いません。3歳頃にはクルクル巻いたりクリップにはさんだりする作業、4歳以上であればハンガーにかけたりたたんだりする作業ができます。子どもが自分で収納したときは、きちんとできなくても取り組んだプロセスをほめてあげましょう。

子どもが自分でできる!服を収納する工夫

子どもが自分で着替えをすることは、自立の第一歩です。次に服を収納する工夫を解説するので、子どもが楽しく取り組める環境を作りましょう。

子どもの目の高さで

子どもが服を出し入れしやすいように、子どもの目の高さから腰くらいまでの高さに収納スペースを作りましょう。子ども服の収納には、棚の高さを変えられるラックや、入れ替え・移動が可能なボックス、カゴなどを用意しましょう。ラックや突っ張り棒、フックなどは子どもの手が届く範囲に設置し、成長に合わせて高さや場所を調整してくださいね。

グループ分けとラベル

子ども服は、アウター、トップス、ボトムス、肌着類、パジャマなどでグループ分けをして収納しましょう。さらに、通園や習い事で使うものや、季節によって必要なものを分けてもよいですね。引き出しやボックスの表面には、イラストでラベルをつければ中身がひと目でわかります。

大人のまねっこをしながら

子どもは大人と同じ動作をすることが大好き。同じクローゼットに収納するときは、大人の服や小物類も同じ配置にして、一緒に選んだり片付けたりしてはいかがでしょうか。「おそろいでボーダーを着る?」「そろそろ寒いからこの上着を出そうか」「洗濯物がよく乾いて気持ちがいいね」などと、収納スペースの前でおしゃべりがはずみそうですね。

洋服屋さんのように

収納スペースの近くに、ハンガーをかけるフックや鏡を設置すればコーディネイトを選ぶことが楽しくなるでしょう。お出かけに着て行く服や、小物を選んで試着をするのは、まるで洋服屋さんごっこですね。服に対する興味が生まれれば、服を長く大切に着ることを覚えるだけでなく、自分なりの収納や管理の工夫ができるかもしれません。

【場所別】子ども服の収納アイデア

収納スペースは子どもの年齢や生活の環境に合わせて用意し、少しずつ手助けをしながら自立をうながしましょう。

リビングの一角

まだ着替えや収納がうまくできない年齢の子どもには、リビングの一角に収納スペースを用意してあげましょう。滞在する時間が長いリビングに収納スペースがあれば、別の部屋に服を取りに行く手間が省けるので一石二鳥。大人が家事をしながら着替えを手伝えるほか、服の出し入れを教えてあげることも可能です。

リビングでは、子どもの手が届く範囲にラックやボックス類を用意し、今の季節に着る服や小物をコンパクトに収納しましょう。収納のアイテムもテイストや色を合わせ、子ども服のかわいらしさを生かした収納を楽しんではいかがでしょうか。見せたくない部分は、目隠しで布をかけたり、小さいカーテンをつければ不自然になりません。

寝室のクローゼットなど

家族が皆で一緒に寝ているときは、寝室のクローゼットや押し入れの中に収納すると便利です。子どもの身長ではクローゼット内のポールに届かないため、高さを低くしたハンガーラックや突っ張り棒を別に設置してあげましょう。押し入れの場合は、下段のスペースに突っ張り棒を取りつければ子どもが楽に収納ができます。

兄弟姉妹がいる家庭では、収納スペースを人数分に区切って混乱を避けましょう。クローゼットのポールには、プラスチックの仕切り板や竿(さお)用のクリップを通し、個々の服を分けて収納する方法がおすすめ。肌着などを1つの引き出しやボックスにまとめて収納するときは、名前をつけた仕切りを作ってもよいですね。

子ども部屋

子どもが1人で着替えや収納できるようになったら、子ども部屋に収納スペースを用意してあげましょう。専用のハンガーラックを設置してもよいですし、クローゼットを活用しても構いません。すぐに着ない服やあまり使わない小物は、ベッド下などのデッドスペースに収納しましょう。

子どもが小さいうちは、ハンガーラックとボックス類を隣り合わせに置くと作業がスムーズに進みます。背が伸びたらハンガーラックを高くして、下段にボックス類を配置してスペースを有効に利用しましょう。

次に紹介する便利グッズをうまく組み合わせ、使いやすい収納になるよう心がけてくださいね。

子ども服の収納!おすすめグッズ

収納に便利なおすすめグッズは、組み合わせるとさらに使いやすさがアップします。

ラックやボックス類

収納の基本になるラックやボックス類は、同じメーカーやサイズ、色合いをそろえて見た目がすっきりした収納を目指しましょう。

ハンガーラック

ハンガーラックは子どもの成長に合わせて高さや幅を変えられるタイプを選び、アウターやトップスのハンガー、ズボンのピンチ類をかけます。ステンレス製の製品が主流ですが、さまざまなカラーや木製のおしゃれなラックも販売されています。

ボックス家具

ボックス家具は収納の定番です。1段のものは引き出しがセットになったタイプもあり、自由に重ねたり並べたりできます。数段のものは、用途に合わせて棚の位置が変えられる点がメリット。内部に小さいかごやボックスを置けば、小物類の整理も可能です。

ボックス類

ボックス類は、プラスチック製の中身が見えるタイプと見えないタイプが主流です。そのほか、木製や紙製、布製、ナチュラルな雰囲気のあるカゴやバスケットなどお好みで選びましょう。子ども用には、軽くて持ち手がついたものが使いやすいです。

100円ショップの小物類

お金をかけずに収納力をアップするなら、100円ショップの便利グッズを活用しましょう。

ハンガー

子ども服の収納には、子ども用の小さいサイズのハンガーを用意しましょう。ハンガーから服が滑って落ちるときは、使わない布を細く切ったものや毛糸などを肩の部分に巻けば滑り止めになります。ピンチがついたハンガーもあるので、用途に合わせて選んでくださいね。

クリップ・ピンチ

まだ服をハンガーにかけられない子どもには、つるしたクリップやピンチにはさむだけの収納を任せましょう。帽子、マフラー、手袋、タオル、ポシェットなどの小物類のほか、ズボンやTシャツなどもつるして収納できますよ。

フック類

ひっかけるだけの簡単な収納も、小さな子どもにおすすめです。アウターや帽子、通園バッグなどは定位置にかけて、すっきりとした収納を心がけましょう。次に紹介するワイヤーネットと組み合わせれば、子どもの成長に合わせて自由に高さを変えられますよ。

ワイヤーネット

収納の便利グッズの中でも、特に使い勝手がよいワイヤーネット。フックをかけるだけでなく、ワイヤーネット同士を組み合わせてポケットや箱型にすると収納力もアップします。開き戸の内側にも設置できるので、工夫次第で空間を有効に活用できますよ。

仕切り板

肌着や靴下のような小物の整理には、引き出しやボックスのサイズに合わせて自由にカットできる仕切り板がおすすめです。家で余っているクリアファイルや下敷き、厚紙なども代用できます。引き出しに仕切りがあれば中身が混ざらないので選びやすくなるでしょう。

突っ張り棒

突っ張り棒を使った収納は狭いスペースで大活躍です。突っ張れない場所には、上からひもやチェーンなどでつるすことも可能。100円では購入できませんが、押し入れ用には長さや幅が広いタイプのほか、奥行きを利用してセットし、ハンガーをかける部分を手前に引き出すタイプの突っ張り棒もあります。

DIYやリメイクをするなら

既製品ではサイズが合わなかった、好きなデザインの家具が探せないという場合は思い切って収納をDIYするのもおすすめです。木材やすのこ、パイプなどが活用できますよ。部屋の広さやテイスト、服の量によって自由にカスタマイズしましょう。

リメイクならもっとお手軽です。リメイクシートや取っ手を使えば雰囲気が変えられますよ。小物類は、立方体に切った牛乳パックをたくさん用意して、引き出しやボックスの中で整理。子どもも一緒に絵を描いたり色を塗ったりすれば、愛着がある収納スペースが完成します。

サイズアウトした子ども服の管理は?

最後に、サイズアウトなどで着なくなった子ども服の管理についてご紹介いたします。かわいい子ども服はなかなか処分ができず、ため込んでしまう家庭も多いでしょう。着なくなった服は、一時保管用として決めた段ボールや衣装ケースなどに入れておき、いっぱいになったときに整理をすればあふれる心配がありません。

最終的には、子どもと相談しながら思い入れがある服だけを残して保管し、そのほかは写真に収めるなどしてからお別れしましょう。知り合いに譲るほか、フリーマーケット・バザーの出店やリサイクルショップへの持ち込み、フリマアプリなどを活用すればその後も再利用してもらえます。

子ども服の収納は親子で楽しく

今回は、子どもが自分でできる服の収納をメインに、収納のポイントや場所別のアイデア、おすすめグッズとサイズアウトした服の管理についてご紹介しました。子ども服の量は78割に抑え、見つけやすさと出し入れしやすさを心がけましょう。

子どもが自分で収納できたら少々の乱れには目をつぶり、ほめながら見守れば子どもの自立をうながすことにつながります。


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