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おやこのひきだし

2020.06.03

子どもが嫌がらない歯磨きのコツ!正しい仕上げもマスターしよう

子どもに歯が生えた感動もつかの間、毎日の歯磨きに苦戦しているご家庭も多いことでしょう。子どもが歯磨きを嫌がったり、仕上げ磨きのやり方がわからないという親御さんの声も聞かれます。今回は、子どもが歯磨きを嫌がる理由と楽しく歯磨きをするポイント、子どもが嫌がらない歯磨きのやり方をご紹介いたします。

なぜ子どもは歯磨きを嫌がるの?

歯磨きの時間は、毎回のように大騒ぎ。子どもが歯磨きを嫌がるのは、次のような理由があるからです。

歯ブラシが不快・痛い

子どもが歯磨きを嫌がる最大の理由は、歯ブラシが口に入る違和感や不快感、ブラッシングの痛み、押さえる強さなどが考えられます。また、上唇の内側にあるスジのような「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」に歯ブラシが当たって痛い、舌に歯ブラシが触れて吐き気を感じることも挙げられます。

仕上げ磨きの際の姿勢や力の入れ具合は、後に紹介するやり方を参考にしてくださいね。

親が怒る・怖い顔をしている

歯磨きを嫌がる子どもに対して、親が厳しい口調で強制したり、怖い顔で監視をしたりしていませんか?追いかけ回したあげく、羽交い絞めにして無理やり磨くといったことが続くと、歯磨きが恐怖の時間になってしまうでしょう。

また、虫歯を防ごうと懸命になるあまり、親が真剣な顔で仕上げ磨きをする姿を「怖い」と思う子どももいます。子どもの歯磨きは笑顔で見守り、仕上げ磨きのときも歯の大切さなどを話しながら、楽しい雰囲気で終わらせてくださいね。

まだ遊びたい・眠い

何かに集中しているときにほかのことを強要されると、だれでも嫌な気分になりますね。特に子どもは、遊びを中断してまで気がすすまない歯磨きをやりたくないでしょう。イヤイヤ期では、さらに激しく抵抗するかもしれません。夜の歯磨きのときは、眠くて機嫌が悪いことも考えられます。

子どもが「歯磨きは楽しいものだ」と思えるように、後の項目で紹介するポイントを参考にして、楽しく歯磨きをするコツをつかんでくださいね。

子どもと楽しく歯磨きをするポイント3つ

子どもとの歯磨きタイムを楽しく過ごすポイントは、次の3点です。

①     歯磨きグッズを活用する

まだ歯が生えたばかりの赤ちゃんには、ベビー用の持ち手が丸いタイプや、口の奥まで入らないように柄にプレートがついたタイプを選びましょう。ブラシがシリコン製のものや毛先が丸いものは、歯茎に当たってもそれほど痛くありません。歯ブラシの色は、子どもの好みに任せましょう。

「うがい」ができるようになる前でも、お気に入りのキャラクターのコップをそろえればスムーズに取り組む可能性があります。なお、まだうがいができない子どもには、口をゆすぐ必要がないスプレー式やジェル状、泡状の歯磨き剤を使いましょう。

一般的なペーストの歯磨き粉は、うがいができるようになる23歳から使いはじめましょう。子ども用歯磨き粉は、低刺激で研磨剤が少なめになっています。甘い歯磨き粉が苦手なときは、子ども用の優しいミント風味があるので探してみてくださいね。後の項目でも詳しく紹介しますが、歯磨き粉は子ども用を選び、適量を使用して磨きましょう。

②     楽しく短時間で済ませる

子どもの歯磨きは、「楽しく短時間で」済ませることが大切です。歯磨き中は親が笑顔で促し、歯磨きの絵本や歌、ダンスなどをどんどん取り入れましょう。アプリと連動してゲーム感覚で歯磨きできるスマート歯ブラシも登場しています。キャラクターと一緒に歯磨きできるのできっと楽しみながら習慣化できるはず。

毎食後の歯磨きの時間が取れないときは、出かける前や寝る前にできなかった分少し丁寧に磨くなどバランスを取りましょう。夜の睡眠中は虫歯の細菌が繁殖しやすいため、寝る前の歯磨きは欠かさないでくださいね。「歯磨きしなさい!」と命令するのではなく、「さあ歯磨きをしよう♪」と楽しい雰囲気で臨みましょう。

③     仕上げ磨きの基本

子どもの歯磨きだけでは汚れが十分に落ちないので、最後は親が仕上げ磨きをする必要があります。乳歯が虫歯になると永久歯にも影響があるので、自分でしっかり磨けるようになる9歳(小学校3年生)くらいまでは仕上げ磨きを続けるようにしましょう。仕上げ磨きの姿勢は、後の項目を参考にしてくださいね。

歯ブラシはペンを持つように握り、毛先は歯と歯茎の間や歯と歯の間にまっすぐに当てましょう。歯ブラシを当てるときは、毛先が広がらないくらいの強さが目安です。歯は12本ずつ丁寧に、歯ブラシを小刻みに動かして磨きましょう。ブラッシングは、1カ所につき20回くらいが基本です。

奥歯や歯の裏側、親の利き手側に位置する歯の裏は汚れが残りやすいので注意しましょう。上の歯を磨くときは、先述した上唇小帯を指で押さえて保護しながら磨くと痛みが出ません。

年齢別!子どもの歯磨きのやり方

乳歯が生えたら歯磨きをスタートします。少しずつトライしましょう。

6カ月くらいから

一般的に、生後6カ月頃になると下の前歯が生えはじめます。しかし、いきなり歯ブラシを使って磨くと、赤ちゃんがびっくりして嫌がる可能性があります。下の歯が見えてきたら赤ちゃんにベビー用の歯ブラシを持たせ、握ったりしゃぶったりしながら遊んで慣れることからはじめましょう。

歯ブラシに慣れてきたら、ブラシを軽く歯に当てて優しく動かします。歯磨き中は、優しく声をかけたり歌を歌ったりして不安を与えないようにしてくださいね。歯磨きを嫌がるときは中止し、水で湿らせたガーゼや歯磨きシートでふき取って歯の汚れを落としましょう。特に夜の睡眠の前は、歯を清潔にしてから眠る習慣をつけましょう。

1~2歳頃まで

個人差がありますが、1歳頃は上下の前歯がそれぞれ4本で計8本、1歳半の頃にはさらに上下左右の奥歯が4本生えます。子ども自身にも歯磨きをさせて、ブラッシングができたらたくさんほめてあげましょう。

まだ本数は少なくても、親が仕上げ磨きで丁寧に磨いて虫歯を防ぎましょう。仕上げ磨きの姿勢は、正座した親のひざの間に子どもの頭を置いて固定するか、子どもの背後から手を回し、おなかまたは脇で子どもの頭を固定して磨きます。

2歳頃になると前歯と奥歯の間の歯が生え、2歳半の頃には計20本の乳歯がそろうことが一般的です。同様に仕上げ磨きを続け、口に水を含んで「ブクブク、ペッ」とうがいの練習もはじめましょう。

この頃から36カ月に1度を目安に歯科医院で定期健診を受け、医師や衛生士から歯磨きのレッスンを受けると安心です。健診の際は、虫歯を抑制し歯の修復を助ける「フッ素」を塗布してもらうと安心です。

3~6歳の頃

36歳以降は、生えそろった乳歯を大切に守る期間です。親子で一緒に歯磨きをしながら、「奥歯はどうかな?」「歯の裏側も磨こうね」と声をかけましょう。鏡を見て、歯の位置を確認しながら磨いてもよいですね。

うがいができるようになったら、歯磨き粉を使ってみましょう。歯磨き粉の量は、子ども用の歯ブラシの上に3分の1くらいの長さが目安です。歯磨き粉が多すぎると口の中が泡だらけになるので、適量を使ってくださいね。

仕上げ磨きのときは歯磨き粉を飲み込まないように注意し、向かい合って座るか立った状態で行いましょう。ただし、歯磨き粉は少量であれば飲み込んでも心配はありません。6歳をすぎると、徐々に下の前歯から順に抜け変わり、永久歯が生えてきます。丁寧な歯磨きで永久歯を大切に守ることを伝えてくださいね。

子どもが歯磨きをする際の注意点

最後に、子どもが歯磨きをするときの注意点をまとめました。

歯ブラシを持って遊ばない

子どもが歯ブラシを振り回したり、持って遊び回ったりしないように気をつけましょう。歯磨きの歌やダンスでノリノリになりすぎたときは要注意!転倒して歯ブラシが喉(のど)をついては大変です。また、弟や妹がいるときは歯ブラシや歯磨き粉の扱いに注意し、手が届かない場所に保管してくださいね。

フッ素入りの歯磨き粉

フッ素は虫歯の菌の活動を抑制するだけでなく、歯の修復を促し、丈夫な歯を作る効果があります。歯科医院の健診や集団健診でフッ素を塗布する機会があるでしょう。

適量のフッ素を歯に使う分にはまったく問題がありませんが、大量に摂取すると歯の表面が白く濁ったり、はん点やしま模様が出たりする「斑状歯(はんじょうし)」になることがあります。

現在は、大人用の歯磨き粉に含まれるフッ素の濃度は上限が1,500ppm(※)、子ども用の歯磨き粉は大人用より少ない950ppm以下と決められています。35歳くらいまでは、500ppmの歯磨き粉を使用すれば安心です。子どもには子ども用の歯磨き粉を選び、適量を守って使用しましょう。

※ 10,000ppm1%

【参考サイト】eヘルスネット 「フッ化物配合歯磨剤」

歯ブラシを交換する時期

古い歯ブラシを長く使っていては歯の汚れがきれいに落ちません。次の3点が歯ブラシを交換するサインです。

①    1カ月に1本!

基本的に、歯ブラシは1カ月に1本を目安に交換しましょう。例えば、歯ブラシの形に似ている「1」や「11」の日を「歯ブラシの日」と決め、定期的に交換してはいかがでしょうか。また、子どもが歯ブラシをかんで遊ぶと、ブラシが早く傷みがちです。子どもの練習用とは別に仕上げ磨き用の歯ブラシを用意しておくと安心です。

②    毛先が開いた!

歯ブラシをヘッドの側から見て、毛先が見えるときはブラシが広がった状態です。歯を磨く回数によって消耗の様子は異なるので、毛先が開いていたら1カ月を待たずに交換しましょう。

③    弾力がない!

ブラシの弾力が弱まると歯の汚れが落ちにくくなるため、柔らかくなったと感じたら交換してくださいね。毛先が開きにくく作られた歯ブラシの場合は、弾力の弱さが交換の目安です。

嘔吐(おうと)反射をするときは

歯ブラシを口の奥まで入れると気持ちが悪くなり、吐(は)きそうになるときがありますね。これは口の中に異物が入ったときの自然な反応で、「嘔吐反射」と呼ばれます。嘔吐反射が出る場所は、舌や舌の周辺、上あごなどと人によって異なります。子どもの歯を磨くときは、なるべく舌や口内の粘膜に触れないようにしましょう。

子どもが嫌がらなければ、口の中に歯ブラシを当てて気持ちが悪くなる場所を確認し、仕上げ磨きのときに触れないようにしてあげましょう。歯ブラシが大きすぎると舌や粘膜を圧迫しやすいため、サイズを変えると改善するかもしれません。奥歯を磨くときは、少し口を閉じると歯ブラシが届きやすいです。

子どもと楽しく歯磨きをしよう

今回は子どもの歯磨きにスポットを当て、歯磨きを嫌がる理由と具体的な歯磨きのやり方、覚えておきたい注意点をご紹介しました。子どもの歯磨きは楽しく短時間で済ませ、仕上げ磨きは痛くないように優しく磨くことがポイントです。歯磨きグッズは子ども用をそろえて、定期検診を受けながら健康な歯を守りましょう!


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