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おやこのひきだし

2019.09.06

自己肯定感とは?子どもの自己肯定感を高めるためにできること

みなさんは、自己肯定感とはどのようなものかご存じでしょうか。自己肯定感とは、自分は愛され、価値がある大切な存在だと思える感情や感覚のことです。自己肯定感は、子どもの心や行動に影響します。自己肯定感が高い子どもは心が安定し、物事を前向きに捉えることができますが、自己肯定感が低い子どもは自分を否定し、精神的にも不安定であることが多いでしょう。

 

日本は世界に比べて、自己肯定感が低い傾向にあります。実りある人生を送るためには、自己肯定感を高めることが必要です。

 

そこで今回は、子どもの自己肯定感を高めるために保護者の方ができることをご紹介いたします。保護者の方の心掛け一つで、子どもの自己肯定感を育むことができますよ。

 

自己肯定感とは

まずは、自己肯定感についてわかりやすくご説明いたします。

 

自分は大切な存在だと思える心

自己肯定感とは、自分は大切な存在だと思える心です。長所だけではなく短所も含めて、ありのままの自分を認めて愛せます。自分の存在価値を理解し、今の自分に満足している状態なのです。

 

幸せだと感じられるのは、かけがえのないことですよね。自己肯定感は、自分らしく生きるために必要な力と言えるでしょう。

 

自分も他人も尊重する力

自分も他人も尊重する力は、自己肯定感の一つです。自己肯定感が高い子どもは他人を信頼し、認めることができます。これはコミュニケーション能力にも関係する力です。のちほど詳しくご説明いたしますが、コミュニケーション能力の高さは実りある人生を送るために必要です。

 

自己肯定感による子どもへの影響

次に、自己肯定感による子どもへの影響について見ていきましょう。自己肯定感の高さは、子どもの心や行動、生きる力に影響するのです。

 

精神的に安定している

自己肯定感が高い子どもは、精神的に安定しています。感情のコントロールが上手なので、トラブルが発生しても解決に向けて冷静に対処できます。また、心が大きく揺れ動くことはなく、心のダメージを受けにくいという特徴もあります。

 

その反対に、自己肯定感が低いほど感情の起伏が激しく、情緒不安定になりがちです。他人の顔色をうかがい、不安になったり怒りがわいたりするなど、人に対して過剰に反応しすぎる傾向にあります。

 

自己肯定感は、人生を大きく左右するものなのです。

 

自信を持ってチャレンジできる

自己肯定感が高い子どもは、自信を持ってさまざまなことにチャレンジできます。自分の可能性を信じてポジティブな考え方ができるので、失敗を恐れないのです。たとえ失敗して落ち込んでも、どうすれば成功するのかを考え、意欲的に取り組むことができるからです。何度でも立ちあがる力を持っているのが、自己肯定感の高い子どもです。

 

チャレンジ精神は、将来的に仕事をするときにも役立ちます。困難に立ち向かう精神力があれば、仕事でやりがいを感じることができますね。また、うまくいかないことがあってもくじけずに努力する人は、周囲からの評価も高くなるでしょう。ビジネスシーンで成功するためにも、自己肯定感を高めることが大切なのです。

 

その反対に自己肯定感が低い子どもは、チャレンジする前から「自分にはできない」と決めつけて諦めたり、失敗したことに対して落ち込み再度挑戦する意欲が沸きません。自分はダメな人間なんだとネガティブに考えてしまい、立ち止まってしまうのです。

 

他人を尊重できコミュニケーション能力が高い

自己肯定感が高い子どもは他人から愛されていると感じているので、他人も尊重することができます。コミュニケーション能力が高く、人間関係を円滑にすることができるのです。

 

成長するにつれて、さまざまな考えを持つ人たちとの出会いが増えますよね。全ての人が他人に対して肯定的で、優しいわけではありません。攻撃的で付き合いにくい人との出会いもあるでしょう。人間関係のこじれは、ストレスの原因となることが多いもの。

 

しかし、コミュニケーション能力が高い人は誰とでも親しくなれますし、性別問わず人から好意を持たれやすいです。他人を受け入れることができるからです。仕事の面を見ても、コミュニケーション能力が高ければ成功しやすくなります。

 

コミュニケーション能力は、幸せな人生を送るうえで欠かせない能力のひとつ。コミュニケーション能力を養うためにも、子どもの頃から自己肯定感を高める取り組みをしたいところです。

 

子どもの自己肯定感を高めてあげるポイント

自己肯定感を高めるポイントは、子どもとの接し方の中にあります。ここからは、子どもの自己肯定感を高めるために保護者の方にできることをご紹介いたします。

 

プラスの言葉がけをする

子どもには、プラスの言葉かけをしましょう。プラスの言葉かけとは、子どもを褒めたり愛情を伝えたりすることです。例えば「ありがとう」「いつでも味方だよ」「大好きだよ」など、子どもが笑顔になれるような言葉を積極的に使いましょう。

 

プラスの言葉かけは、子どもが物事を頑張ったときだけではなく日常的に行いたいところ。そうすることで、子どもは家族から愛されていることを実感し、家族への信頼感が増します。そして短所も含めて、ありのままの自分でいいんだと自分自身をポジティブに肯定するようになり自信につながります。他人に対しても思いやりをもって接することができるようになるでしょう。

 

ただし、保護者の方も一人の人間。毎日子どもに対して、優しく接し続けるのは簡単なことではありませんよね。イライラしたり、心に余裕が持てなくなることもあるでしょう。これは仕方がないことです。

 

しかし、こういうときこそ意識的に子どもに愛情を伝えましょう。子どもは保護者の方に愛されていることを感じ、心が満たされていきます。保護者の方にとってもプラスの言葉かけをしていると、イライラする気持ちがおさえられて子どもへの愛情が深くなりますよ。

 

子どもの話を聞く

子どもの話をしっかりと聞いてあげましょう。子どもは保護者の方に話を聞いてもらうのが好きです。話を聞いてもらうと自分に関心を持たれている、受け入れられていると感じうれしくなるのです。

 

とはいえ、忙しいときに子どもから話しかけられると、「忙しいからあとにして」と話を聞くことを拒否してしまったり、何かをしながら空返事をしてしまったりすることがありますよね。この状態を続けてしまうと、子どもは保護者の方への信頼感が薄れ、自分から話をするのを止めてしまいます。愛されている実感が持てないので、自己肯定感も高まりません。

 

自己肯定感を養うためにも、1日のうち少しでも子どもとの時間を作りコミュニケーションをとりましょう。このとき子どもの言葉を繰り返しながら聞くと、話を聞いていることが伝わります。途中で遮らずに最後まで聞くことも大切ですよ。

 

子どもは保護者の方から受け入れられていることを実感し、満たされていきます。子どもが自分の気持ちや意見を言える環境作りをしましょうね。

 

達成感を味わわせる

子どもに、達成感を味わわせましょう。小さいことでも「できた」という経験を積み重ねることが自信になり、自己肯定感を高めることにつながるのです。失敗しても前向きに挑戦できる力がつきます。

 

保護者の方は子どもが成功したときはもちろん、頑張っている過程も見て褒めることが大切です。褒めるときは「~できてすごいね」「~できるまで頑張っていたの知ってるよ。偉かったね」などと、具体的に伝えるといいでしょう。

 

もしうまくいかなくて悩んでいるときは「きっと大丈夫」「~くんならできると信じているよ」と声掛けをすると、保護者の方の期待に応えようと頑張る気力がわきます。

 

ただし保護者の方が理想を押し付けたり、目標を高く設定しすぎると子どもはプレッシャーを感じてしまい、できなくなってしまいます。子どもの性格やペースに合わせることが大切です。

 

人と比較しない

兄弟であっても友だちであっても、子どもと他人を比較するのは止めましょう。子どもは誰かと比べられて、できない自分を知ると自尊心が傷つけられて自信が持てなります。チャレンジするのも怖くなってしまうのです。

 

また、人と比べる保護者の方も無意識のうちに子どものことを「できない子ども」として見てしまっているのではないでしょうか。つまり、保護者の方が子どもを否定してしまっているのです。子どもはそれを敏感に感じ取っているかもしれません。

 

ただし、できなかった頃の子どもと比べてできるようになったことを褒めるのはおすすめです。子どもは保護者の方が自分に関心を持っていること分かり、安心するからです。

 

感情的に叱らない

感情的に叱るのはやめましょう。イライラして感情がおさえられなくなると、子どもに対して人格否定したり、ひどい言葉をかけてしまったりすることがあります。

 

このようなマイナスな言葉かけをすると、子どもは自分に自信が持てなくなります。心も不安定になり、他人とうまく関われなくなるのです。マイナスな言葉かけは自己肯定感を低くするだけです。子どもに対して感情的になりそうなときは、いったんその場から離れて落ち着くことが大切です。

 

まとめ

自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れ、大切に思える感情や感覚のことです。自己肯定感が高い人は精神的に安定していて、他人に対して思いやりを持って接することができます。他にも、コミュニケーション能力が高かったり、チャレンジ精神が旺盛だったり、いい面ばかりです。よりよい人生を送るためには必要な感情とも言えるでしょう。

 

子どもの自己肯定感を高めるためには、日常的にプラスの言葉かけをしたり、家族の時間を大切にして愛情をたっぷり注ぐことが大切です。子どもを認め、尊重することで心は満たされていき、自己肯定感が養われていくのです。


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