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おやこのひきだし

2018.12.19

お正月遊び特集!大人も子どもも楽しいお正月遊びを由来と合わせて紹介

みなさんは、お正月遊びと聞くと、どのような遊びが思い浮かびますか?日本には、正月といえばコレ!といったような伝承遊びがいくつもありますが、実際は「どんな遊びがあるか分からない」「知っているけど遊んだことはない」という人が多いのではないでしょうか。 

ぜひ、この機会に子どもと一緒にお正月遊びをしてみましょう。遊ぶだけでも楽しいのですが、あわせて由来と歴史を学ぶと子どもの知育にもつながります。

この記事では、子どもと一緒に遊んで学ぶ、お正月の遊びについてご紹介します。きっとひと味違う楽しいお正月になるでしょう。

 

おすすめのお正月遊びを由来とあわせて一気にご紹介!

お正月遊びとその由来について、まとめてご紹介します。遊んで学んで、積極的に子どもとコミュニケーションをとりましょう。子どもの笑顔をたくさん見ることができるはずです。思い出作りにも最適ですよ。

男の子の誕生を祝う「たこ揚げ」

たこ揚げの由来には諸説ありますが、江戸時代に男の子の誕生を祝い、健やかな成長を祈願するものとして広まったとされています。また、「天まで届くほど高くたこをあげると神様に願いが届く」というおまじないのような意味合いもあったようです。

ちなみに、江戸時代ではたこ揚げが一大ブームとなり、あちこちでたこが上がっていました。その頃は、「イカ揚げ」として親しまれていたようです。

しかし、そのせいで屋根が壊れたり参勤交代の行列を妨害するなど、騒ぎになることが多かったので、イカノボリ禁止令が出されたのです。そこで、江戸っ子たちは、「イカ」ではなく「タコ」としてたこ揚げを楽しむようになりました。

 

たこ揚げを楽しむポイント

たこ揚げをするときは、適度に風が吹いている日を選びましょう。

遊び方は、まず大人がたこを持ち、糸巻を持った子どもと一定の距離感を保ちながら一緒に走ります。そして、たこが風に乗ったときに手を離すと、ぐんぐんたこが上昇していきます。

コツをつかむまでは難しく感じることが多いようですが、何度かやっていくうちにできるようになるでしょう。

よく晴れた冬空に、たこがあがっていく姿を見るのは爽快ですよ。立春の季に空に向くは養生の一つと言われるように、家にこもりがちな正月に体を動かすと健康的で、気持ちも晴れやかになるものです。 

ただし、電線に引っかかると大変危険ですので、たこ揚げで遊ぶときは周囲に障害物がない広い場所で遊ぶようにしましょう。

幼児も楽しく学ぶことができる「かるた」

かるたは、平安時代の貝合わせが始まりとされています。貝合わせとは、二枚貝を2つに割ったものをいくつも並べ、その中から一対の貝を見つけるという遊びです。のちに、貝の内側に絵が描かれるようになり、華やかになっていったようです。今の時代で言うと、神経衰弱に似ているかもしれません。 

そして、江戸時代後期に「いろはかるた」と呼ばれるかるたとなり、庶民に広まっていくのです。いろはかるたには、ことわざが書かれ子どもが遊びを通して楽しく文字を覚えられるようにという工夫が施されています。 

 

楽しくかるたで遊ぶポイント

かるたは一人が読み札を読み、その他の人たちが当てはまる絵札をいかに早く取れるかを競い合うというもの。普段、あまり触れることがないことわざを学ぶきっかけになるでしょう。

未就学児までの幼児と遊ぶときは、ことわざよりも五十音を学べるものや、子どもが好きなキャラクターが描かれたものを選んだ方が親しみやすいかもしれません。文字はまだ分からないという子どもでも、遊びを通して覚えていくことができますよ。

少し上級者向けの「百人一首」

百人一首もかるたと同じで、平安時代の貝合わせがルーツだと言われています。

百人一首とは数ある和歌の中から百人の歌を厳選し、まとめたものです。百人一首にはいくつもの種類があるのですが、現代で知られているのは歌人の藤原定家が選んだ“小倉百人一首”です。かるたも百人一首も、江戸時代に娯楽として楽しまれていました。 

 

かるたよりも上級者向け!?百人一首の遊び方

百人一首も、かるたのように読み札と取り札に別れており、より多くの札を取った人が勝ちとなります。ただしかるたと違うのは、読み札に和歌の上の句、取り札に下の句が書かれているという点です。そのため、和歌を覚える必要があり、和歌になじみがなければかるたよりも難しく感じる人が多いかもしれません。

 

子どもも簡単にできるのは坊主めくり

百人一首を使って子どもと一緒に遊ぶときは、坊主めくりがおすすめです。坊主めくりは絵柄だけで遊べるので、幼児も楽しく遊ぶことができます。 

坊主めくりの遊び方にはローカルルールがあるようですが、基本的なものをご説明します。

まず、ひとつにまとめた百人一首を裏返しておき、順番に1枚ずつめくります。めくったとき、男性の絵札ならそのまま手に入れることができますが、坊主の絵札が出てしまうと持っている絵札を全て捨てなければなりません。捨てた絵札は1カ所にまとめておきます。

そして、女性の絵札が出たときは、誰かが捨てた絵札を全て手に入れることができるというものです。最終的に、手持ちの絵札の枚数が多い人が勝ちます。

いくら順調に枚数を増やしていても、最後に坊主の絵札が出て0枚になってしまうことがあるためスリリングな遊びです。子どもも簡単に遊べますし、なにより盛り上がること間違いなしです。 

歴史は古い「すごろく」

すごろくは、漢字で「双六」と書きます。その歴史は最も古く、奈良時代の盤双六がもとになったと言われています。盤双六はサイコロを2つ使って遊びますが、サイコロで一番大きい目は6、そしてサイコロが2つとも6の目が出ると勝敗に影響するということから双六と呼ばれるようになったそうです。

 

シンプルだけど面白いすごろくの遊び方

すごろくは、サイコロを使って遊ぶボードゲームです。サイコロを振り、出た目のぶんだけ升目を進んで早くゴールした人が勝ちというもの。 

江戸時代では絵すごろくと呼ばれ、東海道五十三次を旅する「道中双六」や現代で言う人生ゲームのような「出世双六」として大人気でした。

すごろくに複雑なルールはなく、サイコロを振るだけで楽しめるので、子どもと一緒に運試しをしてみてはいかがでしょうか。 

みんなが笑顔になれる「福笑い」

福笑いは目隠しをされた人が、顔の輪郭だけが描かれた絵に、眉毛、目、鼻、口、耳などの顔のパーツを置いていくというもの。見えていない状態でパーツを置くので、出来上がりはおかしなものとなり、それをみんなで笑って楽しみます。

笑う門には福来るというように、新年を笑顔で過ごすと縁起がいいということからお正月に親しまれるようになりました。 

 

手作りをしてオリジナルの福笑い

子どもと遊ぶときは、手作りをしてオリジナルの福笑いを作るとより楽しめるでしょう。画用紙に顔の輪郭を書き、別の紙に顔のパーツを書いて切り取るだけなので簡単に作ることができます。作る工程も、子どもにとってはわくわくする時間。自分だけの福笑いができたときは、喜んでくれますよ。 

女の子の成長を願う「羽根つき」

たこ揚げは男の子の成長を願うものでしたが、羽根つきは女の子の成長祈願です。羽根つきは遊びとしてだけではなく、女の子の誕生を祝うものとして贈られることもあります。装飾を施し、縁起物として羽子板を飾る習慣は今も受け継がれているのです。

羽根つきのルーツは中国で、羽根に硬貨をつけ、それを蹴って遊んでいたものだと言われています。やがて室町時代に日本に伝わり、現代でよく知られる羽根つきとなったのです。

また、羽根つきで使われる羽根には、無患子(むくろじ)と呼ばれる直物の実が使われており、文字通り「子どもが患わない」という意味合いがあります。そのため、お正月に羽根つきをすると厄払いとなり、子どもが無事に成長できるようにという願いが込められています。

 

羽根つきは1人でも2人でも楽しめる

羽根つきは、あげ羽根と呼ばれる1人遊び、バドミントンのように2人で遊ぶおい羽根があります。おい羽根で失敗すると顔に墨を塗られてしまいます。 

ちなみに、顔に墨を塗ることは魔除けの効果があると信じられています。

 

お正月遊びで歴史を知ることは心の発達に役立つ

歴史を学ぶということは、子どもの心の発達につながります。

とはいえ、歴史と聞くと堅苦しいものに感じてしまうかもしれません。また、幼児には歴史の話は難しいのでは…と、考える人もいるはずです。

しかし、正月遊びに込められた思いや、それに至った歴史の背景を伝えると、子どもは自分なりに感じ取るものです。それは幼児であっても、変わりません。 

勉強では伝わりにくいものでも遊びの中で楽しく伝えていくと、子どもは無理なく自然に吸収し、自ら考える力が身につきます。

伝承遊び以外にもある!子どもと楽しめるおすすめの遊び

伝承遊び以外にも、お正月に子どもと楽しめる遊びがあります。子どもと一緒に遊びたくても遊び方が分からない…という人にもおすすめです。遊んでいるうちに楽しすぎて、いつの間にか子どもよりも夢中になっているかもしれません。

定番のトランプ遊びで盛り上がろう

トランプは大人も子どもも楽しめるカードゲーム。トランプを使った定番の遊びは、ババ抜きですよね。ババ抜きは人数がそろわなければ盛り上がりにかけるので、人が集まりやすい正月にもってこいの遊びです。 

それ以外にも、おすすめのトランプゲームをいくつかご紹介します。

 

一休さん

順番にカードをめくり、数字の193が出たらすばやく取るというもの。最終的に手持ちのカードが多い人が勝ちです。一休さんだけではなく、七五三(753)や八百屋さん(803)など自分たちでルールを決めても楽しめますよ。

 

大貧民

人数分トランプを分け、手持ちのカードをルールに従って出していくというものです。数字によってカードの強さが変わり、出されたカードよりも強いカードを出さなければなりません。3より順に強くなり、KのあとはA2と続くので、最も強いカードは2です。

始めに強いカードを出していくと、最後には弱いカードのみが手元に残り、パスすることしかできなくなったり、革命というルールでカードの強さが逆になることもあるので、奥が深いゲームです。

近年では忙しさのあまり、ゆっくり子どもと遊ぶ時間がないという人が多いので、ぜひトランプゲームでコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。

子どもと一緒に楽しめるUNO

UNOは、場に出されたカードと同じ数字や色、記号のカードを出していき、手持ちのカードが無くなった人が勝ちというゲームです。持っているカードが残り1枚になったとき、「ウノ」と言わなければ、追加で2枚のカード引くことになるのでボンヤリしていられませんね。

簡単にできるので、子どもと一緒に楽しめますよ。あまりの楽しさに、大人もはまってしまうはずです。

まとめ

お正月遊びは当時の人々に愛され、現代に伝承されてきました。子どもの健康を喜び、すこやかな成長を願うという親の祈りが込められているものもあり、単なる遊びとしてだけではなかったようです。

ぜひ、この機会に子どもと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。このとき、由来や歴史についても伝えると、子どもは遊びの中で大切なことを感じ取ってくれるはずです。

また、伝統の遊び以外にも子どもと一緒に楽しめる遊びはいくつもあります。子どもは大人と一緒に遊ぶことが大好き。コミュニケーションをとることは、子どもの心を豊かにすることにつながります。お正月には、積極的に遊びに誘ってみましょう。

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