【私の「保育士1年目」】緊張しすぎて、気づいたら1日が終わっていました
中学生のときの職場体験で行った保育園の仕事が楽しかったことがキッカケで、保育士の道に進みました。初めて担当したのは3歳児クラス。1年目は乳児を担当することが多いイメージだったので、「えっ、幼児?」と驚きました。勤務初日は緊張しすぎていて、気がついたら1日が終わっていた(笑)。14人のクラスを2人で担当していて、先輩は幼稚園の勤務経験もあるベテランだったので、最初のうちは言われるがまま。とにかく余裕がなくて必死な毎日でした。自発的に動けるようになったのは、2~3ヶ月経ったころくらいから。今でもまだ全然ですが、当時は本当に何もできていなかったと思います。そんな中、一緒に組んでいた先輩から「ありがとう」と言われたときは「自分も役に立てているんだ」と嬉しくなりました。
特に大変だったのは、行事ですね。行事の担当になると、他の先生と連携を取って進めなくてはいけないのですが…気を使いました。また、学校の授業や実習で業務内容は把握していたつもりだったのですが、実際に働いてみて、“書きもの”の多さに少しビックリしました。
子どもたちが可愛くて、とにかく癒やされる
毎朝、私の顔を見ると一番に「大好き!」と言ってくれる子どもたちが可愛くって、それが喜びでした。また保護者の方から、「おしゃべりが上手にできるようになりました」「トイレトレーニングが無事終わりました」などの言葉をいただくと、ホッとするし嬉しくなりましたね。子どもたちは日々成長していて、最初のうちは糊も使えなかったのに、いつのまにかハサミまで使えるようになっている。子どもってすごいなあ、と改めて思いました。
【3歳児との接し方】小さなことでも、とにかく褒める!
2・3歳の子どもって、褒められるのが大好きです。「手の上げ方がよかった」とか「大きな声で返事ができた」とか、日々の些細なことでも、大げさなくらい褒める。そうすると子どもはもっとやる気を出してくれます。その姿が、本当に可愛くって!
「ごっこ遊び」もよくやっていました。ちょうど、大人の真似をしたい年頃なので、「レストランごっこ」とか。男の子たちには「戦いごっこ」が人気でしたが、あまりに激しく遊ぶので「大丈夫なの?」とハラハラしました。
【職業病あるある】ついおもちゃに目が行く
休日に雑貨屋さんに行ったとき、おもちゃを見つけると「これは子どもたちが好きかな?」とか、本屋さんではつい絵本を観てしまったり、すぐに子どもたちの顔が浮かんできます。実際にそうやって見つけたおもちゃや絵本を、保育に取り入れたこともあります。
【実習生に一言!】とにかく打たれ強く!
実習は大変ですよね。私も実習が辛くて、保育士になるのをやめようかと思ったことがあります。実習生はまだ仕事ができないので、いろいろ言われて当然です。言われたことにいちいち落ち込まないで、打たれ強くなりましょう。そうすれば、ちょっと褒められたらすごく嬉しくなれるし(笑)。私は今でも、実習のことを思い返すことがあります。「あのときは、もう少しこうできたな」とか。実習での経験は必ず将来につながりますので、頑張って!
【就活生に一言!】最後は直感で選ぶ!
いろいろな園を見すぎて、どこにすればいいのか迷っている人も多いと思います。私は、最後は直感で選びました! 株式会社なので系列園や受託保育施設も多く、異動の希望も通るので、良い選択をしたと思っています。