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2026.08.25

主体性迷子

保育の世界は、夏は研修会が多く開催されていて、今年もいろいろなところに行き、お話をさせていただき、
いろいろな人にお会いして、いろいろな対話をすることができました。

そんななか、ある先生が、「みんな「主体性」って言うけど、その内容が様々で「主体性迷子」になってます」とお話しになっていました。
僕もそう思います。

いろいろな人が、いろいろな「主体性」のイメージを持っているようなのです。
それを一元化したいわけではないけれど、迷子も困ります。

 

たとえば、「主体性を育てる」という人がいます。
一方で、「主体性を尊重する」「主体性が発揮できる」という人もいます。
「育てる」と「尊重する」「発揮する」ではイメージが違いますよね。

 

「育てる」のであれば、主体性という「何か」がないのか、足りないのか、少ないのか、しているから「育てる」のだろうし、
「尊重する」のは、主体性という「何か」があるから、大切にしようとするのだし、
「発揮する」もあるから、それが発揮できるような環境つくろうよ。という感じでしょう。
これだけの事を考えても、主体性のイメージは違ってくるので、迷子になりそうです。

 

さらに、たくさんの園が「子どもの主体性を大切に…」というようなことを言われますが、多種多様と言いますか、玉石混淆なのか、その保育内容は様々で、「主体性迷子」になるのもわかるような気がします。

 

この夏、いろいろなところでお話しさせていただき、そのアンケートを読むと、主体性と積極性がごちゃ混ぜになっている人が多いことを感じました。

例えば、小学校の授業で、「この問題わかる人!」と先生が聞いて、ハイ!ハイ!ハイ!と手を上げているようなイメージでしょうか。とても積極的に授業に参加している感じがしますよね。

もちろん、これも子どもが主体的に授業に参加しているイメージなのですが、でも、
「そんなに急がせないでよ。もっとゆっくり考えたいんだけど」
「今は、みんなの前で発表したくないけど、答えはわかっているの」
という子どもたちもいるでしょう。

 

この子たちは主体的ではないのでしょうか?

そんなことないですよね。この子どもたちだって主体的に考えて、そう思っているのでしょう。

そう考えると、子ども主体って、積極的に意見を言うだけではなく、その子がその子らしくいられる事なんじゃないかなと思うのです。
保育者がその子らしさを尊重しているかな、発揮できる環境つくっているかなと考えるのが、子ども主体の保育だと思うのです。

 

それができるためには、一緒に生活すること、一緒に楽しいことを見つけて、一緒になって遊ぶことが一番なんじゃないかなと思うのです。
もっとシンプルに考えたいなと思うのです。

 

この話、次回も続きます。


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