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おやこのひきだし

2020.07.09

子どもの髪の失敗しない切り方とは?嫌がる時の対処法やセルフカットのコツを紹介

子どもの髪を自宅で切りたいと思っても、いざチャレンジするとなると、ハードルが高く感じる方も多いのではないでしょうか?「失敗したらどうしよう」「子どもが動き回って大変そう」「途中で嫌がったらどうしたらいいの?」などの不安もありますし、どんな道具を用意すればよいのか、どうやってカットをするのかも最初はわからないですよね。

難しそうな子どもの髪のカットですが、正しい手順と、ちょっとしたコツを知るだけで、初心者でも自宅で簡単に行えます。この記事では、子どもの髪のカットに必要な道具や、男の子、女の子別のセルフカットの進め方やコツ、子どもがぐずったり嫌がったりしたときの対処法などをご紹介いたします。

子どもの髪のカットを成功させるためのコツ

ケガに注意

子どもの髪を自宅で切るとき最も大切なのは、ケガに注意して安全を第一に行うことです。カットに使うハサミやバリカンは鋭利なうえ、クシの先はとがっているのでケガをするリスクがあります。

子どもは好奇心が旺盛です。ちょっと目をはなしたすきに、道具を手を伸ばしていたずらをする可能性があります。道具の扱いには十分注意し、必ず子どもの手の届かないところに保管してください。

子どもの気を引くアイテムを用意

乳幼児期の子どもは、じっと座っているのが苦手で、とにかくちょこちょこ動き回ります。そのため、美容室に連れて行くのを断念し、自宅でカットしようと思っている方も多いのではないでしょうか?

子どもが飽きずにじっとしていられるように、カットを始める前に、子どもの気を引くアイテムをあらかじめ用意しておくと良いでしょう。普段から良く見ているアニメのDVDやぬいぐるみ、おもちゃなどです。また、幼稚園~小学校低学年くらいの子どもはYouTubeなどの動画も喜びます。

最初が肝心

自宅でカットをするときは、最初が肝心です。初めてのカットではママやパパも緊張しがちですが、それが子どもに伝わると不安を感じさせてしまいます。なるべくリラックスし、明るい雰囲気で楽しくカットを進めるように心がけましょう。

また、子どもが嫌がる時は無理をせず、日を改めることも大切です。無理強いすると、「散髪=嫌なこと」とインプットされ、髪を切ること自体が嫌いになってしまう可能性があるからです。

ごっこ遊びの延長もおすすめ

「今日はチョキチョキ屋さんごっこをしよう」「美容室でお姫様になろう」など、ごっこ遊びの延長でカットを進めれば、親子で楽しみながらカットを進めることができます。物心がつき、ヘアスタイルに興味を持ち始めた頃に、ぜひ取り入れてみてほしい方法です。

手早く行う

子どもの髪の毛を切る時は手早く行うことも大切です。慎重になりすぎるあまり、時間がかかりすぎると途中で子どもが飽きてしまうからです。子どもじっとしていられる時間には限界があります。なるべくスピーディーに切り終えるように頑張ってみてください。

また、髪を切っている時のパパやママは真剣なので、無言になりがちです。無言の時間は普通よりも長く感じますよね?子どもが退屈しないように、途中で話しかけてあげるのもカットを成功させるためのコツです。

子どもの髪を切る時に必要な道具

自宅で髪の毛を切る時に、用意しておきたい道具を紹介します。

道具の種類

散髪ケープ(クロス)

切った髪の毛が、子どもの体に付いてしまわないように使います。100円ショップでも手に入るので手軽に用意できます。洗って繰り返し使えるタイプもあれば、使ったあとそのままゴミに捨てられる使い捨てタイプもあります。

散髪ケープは、大きめのごみ袋に切り込みを入れたもので代用もできます。ごみ袋なら使ったあとそのまま捨てることができて楽ですよ。

バリカン

音が大きいと子どもが怖がる場合もあるため、なるべく静音設計の商品をえらびましょう。アタッチメントがついていて、毛先の長さが調整できるものがおすすめです。また、コンセントがなくても使える、電池式やコードレスタイプも便利です。

はさみ

髪の毛のカット専用のはさみを用意します。子ども用のはさみは刃の長さが短くて、刃先が丸く加工されているので安心です。また、通常のはさみとは別に、スキバサミを1本用意しておけば毛先の量の調整や、前髪のカットが楽に行えます。

くし

髪を切る前に全体をとかしたり、カットする部分をブロッキングする際に使います。先が細くなったくしはブロッキングがしやすいです。カットの途中で、長さを見るときにも使います。

クリップ

ブロッキングした髪の毛をまとめたり、カットしない部分を抑える用途で使います。100円ショップでも手に入ります。

霧吹き

髪の毛を全体に湿らせて、切りやすくします。子どもが霧吹きを嫌がる場合は、ぬれタオルでも代用できます。

おすすめはカミソリ内蔵のくし

前髪のカットにとても便利な、くしとカミソリが一体型になった、ヘアカッターと呼ばれる道具もあります。サッととかすだけで簡単に髪の毛をすくことができ、自然に仕上がります。ハサミのように先がとがっていないので、目に近い前髪を切る時もケガのリスクが少なくて安心です。100円ショップでも手に入るので、ぜひチェックしてみてください。

子どもの髪の切り方

実際に髪の毛を切る時の手順や、男の子、女の子別の切り方のコツをご紹介いたします。

子どものカットの基本手順

カットする前に髪の毛をよくとかして、絡まりやもつれを取り除きます。その後、霧吹きなどで髪の毛全体を湿らせておきましょう。

カットにおすすめの場所

カットした後の髪の毛の掃除がしやすく、鏡で子どもの顔を写しながらカットできるので、お風呂場や洗面所などがおすすめです。ただし、切った後の髪の毛をシャワーで流すと、排水溝が詰まる場合があるので注意が必要です。

リビングでカットする場合は、大きめのレジャーシートや新聞紙を敷いてから行いましょう。

カットの流れ

カット前に、髪の毛をブロックに分けて、クリップで留めておきます。カットは、①前髪②サイド③後ろの順で行うと、初心者でも全体のバランスがとりやすいです。

カットは、「頭に対して平行になるように」意識して行えば、長さが均一になりやすく、仕上がりがきれいです。

後片付けを楽にする切り方

髪の毛を切る時、霧吹きでぬらした後につまんで切るようにすれば、切った髪の毛が飛び散りにくくなり、掃除が楽です。また、リビングでカットする場合は、新聞紙や大きめのレジャーシートを広範囲に敷いておきましょう。

[男の子]髪の毛の切り方のコツ

ツーブロック

ツーブロックは、サイドから後ろにかけてバリカンやハサミで短くカットし、トップに長い髪の毛を残す切り方です。

きれいに仕上げるためのコツは、カット前にツーブロックのラインを取る時、必ず左右対称にすることです。ラインを取ったら、下の毛をバリカンでカットします。この時、トップの毛が落ちてこないように、ダッカールピンでしっかり抑えることも大切です。

バリカンのアタッチメントは、毛量が普通なら6mm、髪が薄い場合は9mmがおすすめです。慣れるまでは、長めのアタッチメントからスタートすれば安心です。

もみあげの切り方

子どもの年齢が低いうちは、まだもみあげがない場合も多いので、無理に耳の周りを短くすると不自然な仕上がりになる場合も。耳周りの毛は、耳にかかるくらいを意識してカットすれば、自然に仕上がります。

襟足の切り方

襟足はスキバサミを使って整えます。スキバサミを使うことで、特別なテクニックがなくても、自然な印象に仕上がります。男の子は髪の毛が短いので、ハサミの先は斜め下方向に向ければ、ハサミが顔に当たらず安心です。上から下の方向に向かって、自然に切りそろえていきましょう。

[女の子]髪の毛の切り方のコツ

前髪の失敗しない切り方

前髪は顔回りの印象を左右する重要なパーツなので、カットは慎重に行いましょう。

  • ハサミを縦に入れる
  • スキバサミやヘアカッターは根元近くには使わない

前髪カットを上手に行うためには、この2点が大切です。前髪をつまみ、縦にハサミを動かすことで毛先に動きが出るので、ぱっつん前髪にならず、自然なラインに仕上がります。

スキバサミやヘアカッターを使って軽さを出す時は、髪の毛の真ん中~毛先ぐらいの位置をカットすれば、適度な厚みと自然な長さがキープできます。

くせ毛の対処法

子どもの毛質がくせ毛の場合、髪の毛をすくとうねりが目立ったり、広がりやすくなります。特に毛先をすくと長さがバラバラで、まとまりのない印象となってしまうので注意が必要です。くせ毛の子の髪を軽い印象に見せたい時は、毛先をすくのではなく、全体の長さを短くする方法がおすすめです。

霧吹きで髪をぬらして時間がたつと、うねりが強くなって切りづらくなります。なるべく短時間で手早く切るのがコツです。

子どもが嫌がった時はどうすればよい?

散髪ケープを嫌がる時

子どもによっては、散髪ケープのビニールやナイロンのシャカシャカとした質感を嫌がる場合があります。そんな時は、肌当たりの良いタオルで代用すると良いでしょう。かわいいキャラクター入りのタオルなどを使えば、見た目でも喜んでもらえます。

バリカンを怖がる時

バリカンの振動や音にびっくりして、怖いと感じる子もいます。音や振動が気にならないように、音楽をかけたり、DVDやテレビをかけたりする方法を試してみてください。どうしても嫌がる場合は無理をせず、はさみでカットしてください。

まとめ

子どもの髪の毛は、最低限の道具をそろえ、子どもが飽きないように工夫しながら行えば自宅でも簡単にカットできます。最初は慣れなくて緊張するかもしれないですが、回数を重ねるごとにコツをつかみ、どんどんスムーズに切れるようになってきます。

今回ご紹介した切り方のコツを参考にして、ぜひセルフカットにチャレンジしてください。


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