保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集保育のひきだし こどもの可能性を引き出すアイデア集

一年目の担当クラス:3歳児

一年目の勤務先:

“やりたいと思わせる保育”が少しずつできるように

たまごやきさん
(保育士歴:7年目)

一年目の担当クラス:3歳児

一年目の勤務先:

【私の「保育のお仕事1年目」】園内の上下関係に気を使う日々

高校の恩師の薦めで保育の道を選びました。もともと子どもが好きだったこと、そしてモノづくりや絵を描くことも好きだったので、それを活かせるならと学生時代の実習もはりきって取り組み、最終的に実習先の幼稚園に就職したんです。でもいざ働いてみると、自分がイメージしていた保育の現場とは全然違いました。とにかく毎日やることが多く、無我夢中という感じ。語彙力や運動能力が発達してくる3歳児を1年目に担当し、もちろん子どもたちとの関わり方にも悪戦苦闘でしたが、それより園内の上下関係に気を使う毎日でした。人間関係がうまくいかないと、保育にも影響が出て子どもに迷惑が掛かってしまいます。

やりたいと思わせる保育に気づく

今思うと、当時の私は気持ちに余裕がなく、子どもに対して“やらせる保育”をしていました。でも今は、たとえば発表会で劇をやろうとなったとき、準備期間に絵本を読んだり真似っこ遊びをしたりして、子どもが自発的に役に興味を持ってくれるまで待てる“やりたいと思わせる保育”が少しずつできるようになりました。こうした子どもの成長を実感できたとき、はじめてこの仕事の醍醐味を感じられるのだと思います。

お母さんの真似をする「おままごと」がおもしろい!

もちろん、子どもたちとの楽しかった思い出もたくさんあります。3歳児は、周りの友達より大人の刺激を多く受けるのが特長。ですから、「おままごと」で遊ぶと自分のお母さんの真似をするんです。たとえば赤ちゃんがいる家庭の子どもは、お母さんが赤ちゃんを抱っこしながら料理をするので、抱っこする真似をしながらお母さんの役柄を演じている。また、お母さんの言葉に訛りが入っている子どもは、「おままごと」でもそのまま訛りを真似しているんです。遊びを通してそれぞれの家庭環境を思い浮かべることができておもしろかったですよ。


【3歳児との接し方】簡単なゲームでルールを守ることを教える

だんだん集団遊びができるようになってくるのが3歳。私がよくやっているのは「しっぽ取り」です。お尻に付けたカラフルなリボンを取り合う簡単なゲームなので、身体を十分に動かしながらルールを守って遊ぶことを教えられます。また、じゃんけんして勝ち負けがわかるようになるのも3歳くらいなので、「やきいもグーチーパー」など季節の手遊びを取り入れながら少しずつ教えてあげています。


【職業病あるある】絵本を見ると、つい手に取る

自分の用事で本屋に行っても、つい絵本に目がいきます。「この絵本は子どもたちにいいな…」と思うと、写メでパチリ。すぐ園長先生に相談して買ってもらいます。


【実習生に一言!】周りの人と積極的にコミュニケーションを!

実習先では緊張すると思いますが、引っ込み思案にならず周囲と積極的にコミュニケーションを取ってください。社会に出ると、保育の中でわからないことがあっても内容によっては聞きづらくなります。でも実習生だからこそ、疑問に思っていることはドンドン聞いてみましょう。そのほうが保育者としての引き出しが必ず増えますよ。


【就活生に一言!】保育士の勉強に終わりはありません

子どもが健やかに成長していく姿を目の当たりにできるのはこの仕事の醍醐味です。ただ、今は時代に合った保護者支援の理解が望まれ、子育てする親と子どもの幸せのバランスを保育士がうまくとっていかなければなりません。難しい時代だからこそ、保育士の勉強は終わりがないと思っています。一緒にこのお仕事でがんばってみませんか。

 



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