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保育士のひきだし

2019.06.14

【一人暮らしがしたい!】保育士が一人暮らしをするためには

給与が安いと言われることの多い保育士の仕事。特に一人暮らしを考えたときには、家賃や光熱費、食費などの生活に直結するお金が必要となるので、保育士の給与で生活していけるのかというのが気になるところですよね。

保育士の給与でも工夫次第では、一人暮らしをすることは十分可能です。保育士として働きながら一人暮らしをしたいと考えている方へ。ぜひ利用したい制度や給与を上げる方法、節約術をご紹介いたします。

 

一人暮らしのメリット・デメリット

一人暮らしに踏み出す前に、メリット・デメリットを把握しておきましょう。

 

一人暮らしのメリット

 一人暮らしの最大のメリットは、自分のペースで生活ができるという点です。食事も入浴も家族に合わせることなく自分の好きな時間で大丈夫なので、人に合わせるストレスがなくなります。帰宅時間もわざわざ伝える必要がないので、友達と食事に行くなど仕事後のプライベートを充実させられるというメリットも。

また、アパートやマンションであっても、家族と住んでいるよりは生活音が気になりません。休日の朝はゆっくりと眠って仕事の疲れを取ることもできますよ。

 

一人暮らしで職場近くに住むことができれば、通勤時間が短縮できるのでプライベートな時間を多く確保できるというメリットも。お金の管理や家事を自分で行う必要がありますので、生活力も身につきます。

 

一人暮らしのデメリット

 一人暮らしの最大のデメリットは金銭面です。家賃や光熱費、食費などを全て自分の給与でまかなわなければなりません。そのため、自分の趣味や遊びに使えるお金、貯金に回せるお金が大幅に減ります。

また、一人暮らしを始めたばかりの頃は特に、明かりのついていない家に帰ることに寂しさを感じることも。帰宅後も、掃除、洗濯、食事作り、買い物など全ての家事を自分で行う必要があります。食事は作り置きをする、掃除は休日にまとめて行うなど、負担とならないような工夫が大切です。

防犯面においても、女性の一人暮らしですと不安を感じます。通りに面した住居を選ぶなど、防犯面に配慮した場所を選ぶようにしましょう。

 

手取り18万円で一人暮らしのケース

 

 

メリット・デメリットを把握して、いざ一人暮らし。気になるのが自分の給与で生活できるのかという点です。生活費の計算をするときには手取りで考えます。保育士の月給は18万円から23万円ほどと園によって異なりますが、手取りを18万と仮定して生活にかけられる費用を見ていきましょう。

 

家賃

 家賃は手取り額の3分の1程度におさえるのが理想的です。手取り18万円の場合は家賃が6万円となります。地域によっても相場が違いますので、物件を探すときには地域の相場を把握することから始めましょう。

 

光熱費

 2018年の総務省家計調査によると、一人暮らしでかかる光熱費の平均は10,490円でした。

 

  • 電気代 4,859
  • ガス代 3,162
  • 水道代 1,973
  • その他 424

 

内訳はこのようになっています。

 

【参考】総務省 家計調査

 

ガス代は3,000円ほどという結果ですが、プロパンガスと都市ガスでは金額に差があります。プロパンガスの方が高いので、住居を選ぶときにはガス会社の確認をしておくと良いでしょう。

 

食費

 食費は総務省の家計調査では平均44,606円、その内16,914円が外食費という結果です。しかし保育士の給与を考えると、これはかなり高い額であると感じます。自宅での食費は工夫次第では2万円程度でおさえられます。外食費も月に1万円までなど使っても良い金額を設定しておけば、使いすぎを防止できますよ。

自宅での食費が2万円、外食費が1万円とすると合計の食費は3万円となります。

 

通信費

 通信費とは、携帯代とパソコンのプロバイダー契約代と考えておくと良いでしょう。賃貸物件の中には、個人でプロバイダ契約を行わなくても、インターネットが使える物件もあります。一人暮らしで固定電話を引く必要はありません。

 

家計調査では、平均8,182円となっています。携帯会社によって料金は大きく違いますので、できるだけ安く使いやすい会社を選ぶと良いですね。

 

交際費

 交際費とは、人との付き合いのために使うお金です。友達と遊びに行く、飲みに行くなどが含まれますね。

 

家計調査では、12,136円となっています。家賃が約6万円、光熱費が約1万円、食費が約3万円、通信費が約8千円とすると、合計108千円です。これにプラスして日用品や化粧品代なども必要なので、12万円は生活に必要です。交際費は、貯金希望額も考慮して設定することをおすすめします。

 

一人暮らしを実現するためには

 

 

一人暮らしをするためには、事前の準備が必要です。安心して一人暮らしを始めるための方法をご紹介いたします。

 

貯金をする

 一人暮らしを始めるためには、初期費用が必要です。一人暮らしはほとんどの場合は賃貸物件ですので、初めに1カ月分の家賃と敷金礼金の支払いが必要になります。最近では礼金が必要ない物件もありますが、敷金は退去するときに必要な費用ですので、設定されていることが基本。敷金礼金が1カ月分ずつという物件が多く見られます。それにプラスして、火災保険への加入料や家具家電を購入する費用、引っ越し費用も必要です。

家賃が6万円だとすると、借りるためにまとまったお金が約20万円。家具家電と引っ越し費用で20万円。生活を始める費用として10万円。少なくても50万円は貯金をしてから一人暮らしに踏み出しましょう。

 

社宅のある施設を選ぶ

 園によっては、園が借り入れているアパートなどを保育士が利用できる、「社宅制度」を取り入れている場合もあります。初期費用が必要なく、実際の家賃よりもかなり安く住むことができることが大きなメリットです。家賃の半額以下、中には月1万円で住める場合も。

自分で物件を選べないというデメリットはありますが、園が契約している物件ですので安心して住むことができます。

 

住宅手当や家賃補助を活用する

 住宅手当や家賃補助とは、家賃の一部を補助してくれる制度です。補助金額は園によってさまざま。社宅制度と比べると家賃負担は大きくなりますが、自分で好きな物件を選べるというメリットがあります。

 

また、保育士確保のための国を挙げての政策として「保育士宿舎借り上げ支援制度」が平成27年より始まりました。こちらの制度は、働く保育士のために園が宿舎として物件を借り上げた場合に、国と自治体から補助金が支給されるというもの。社宅制度とは違い、基本的には保育士が自分で物件を選ぶことができます。ただ契約者は保育園ですので、園から遠い場所や条件によっては不可となる物件もあるので要注意です。

保育士1人につき、支給される補助金は82,000円が上限。初期費用などの負担は園によって異なります。勤続年数5年以内という規定がありましたが、平成29年度に6年目以降の保育士も対象に含まれました。制度の実施は自治体によって異なりますが、実施する自治体が増え、中には国が定めた上限を超える補助が支給される自治体もあります。

 

家賃負担が減り保育士にとってはうれしい制度ですので、制度の実施がある自治体は要チェックです。

 

【参考】厚生労働省 保育士宿舎借り上げ支援事業

 

家賃相場が低い地域の園を探す

 家賃相場は地域によって変動します。基本的には都市部は家賃が高く、地方は低く設定されている場合が多いです。

 

国土交通省が発表した都道府県別家賃相場によると、一人暮らしに多い1R1K1DKの家賃相場は東京都で7万円台。一方北海道は3万円台です。東京都に近い県を見てみると、千葉県や埼玉県は5万円台という結果に。都心から近い県であっても、こんなにも家賃相場が違うのですよね。都心は給与が高く設定されていることも多いですが、給与額にあまり差がない場合には、家賃が低い地域の園を選ぶことも1つの方法です。

 

【参考】国土交通省 賃貸住宅市場の実態について

 

スキルアップや役職を目指す

 1人暮らしにかける費用を捻出するためには、支出を減らすのが1つの方法。そして、もう1つの方法が収入を増やすことです。

スキルアップをしてより良い給与条件の園への転職を目指したり、キャリアアップをして副主任や主任を目指すことで給与アップは可能です。

平成29年には保育確保のための処遇改善の一環として、経験年数や研修の受講により副主任保育士や専門リーダーなどの役割に就けるキャリアアップの仕組みが導入されました。これらの役職に就くことで、月額最大4万円の処遇改善を受けることができます。

 

経験を活かしたキャリアアップは大きなやりがいにつながりますし、より充実した一人暮らしを目指せますよ。

 

【関連記事】保育士のスキルアップと資格・研修について解説!できることから進めよう

 

家事のスキルを身につける

1人暮らしに欠かせないのが、生活力です。実家では家族が担ってくれていた家事も自分で行う必要があります。一人暮らしを始める前に少しでも家事のスキルを身につけておくことで、不必要な出費をおさえることができますよ。

家事を全くやったことがないという場合には、洗濯や料理など必要最低限の家事を経験しておきましょう。

 

貯金をするための節約術

 

 

保育士の給与でも1人暮らしをすることは十分に可能です。しかし、給与の中から将来のために貯金をしたいと考えたときには、工夫が必要です。生活費に加えて貯金をするための節約術をご紹介いたします。

 

定期預金を利用する

 定期預金とは、お金を引き出すことができない一定の期間が定められている預金です。普通預金よりも金利が高く設定されています。昔と比べると定期預金の金利は下がっていますが、それでも普通預金よりは金利を得られます。一定期間は引き出すことができませんので、知らないうちに貯金を使ってしまっている…という事態を防げるメリットも。

 

毎月決まった額を普通預金から定期預金に自動的に預け入れてくれる、積立式定期預金を利用するという方法もあります。銀行が自動で積み立ててくれますので、自分の手元にあると使ってしまうという人におすすめです。

 

ボーナスは使わずに貯蓄にまわす

 ボーナスが入るとつい使ってしまいたくなりますが、そこはぐっとこらえて貯蓄にまわしましょう。月々の貯蓄がほとんどできないという人は特に、ボーナス時の貯蓄は貴重です。

積立預金はボーナス月の額を増やすこともできますので、利用する方法もありますよ。

 

朝晩は自炊、昼は給食で食費を抑える

 

 

一人暮らしの場合、おそう菜を買ったり外食が増えてしまいますが、食費の節約には自炊が一番です。おそう菜は食べてしまえば終わりですが、スーパーで買った野菜は、何日も料理に使うことができます。肉や魚は安いときに買っておいて冷凍保存がおすすめ。自炊ですと野菜が多く食べられるので、健康にも良いですよ。

 

昼食は給食の利用ができる場合には、必ず利用しましょう。1食あたりの費用がかなり安く抑えられます。保育士への給食提供がない場合には、少し面倒でもお弁当が作れると良いですね。おにぎりを作っていくだけでも節約になります。毎日は難しいという場合は、遅番のときだけでも作れると良いですね。

 

光熱費や通信費などの固定費を見直す

 光熱費や通信費は、毎月大体決まった額がかかってしまいますが、見直すことで費用をおさえることができます。例えば、スマートフォンの会社やプランを見直すだけでも、月に数千円削れることも。冷暖房代がかかりすぎている場合には、扇風機やファンヒーターと併用することで、購入費以上に光熱費が節約できる場合もあります。

光熱費や通信費は仕方がないと諦めずに、見直しから始めてみてくださいね。

 

用途別にお金を分けておく

 貯金をするためには、どの用途にどのくらいの費用がかかっているのかを把握することも効果的。細かく分ける必要はありませんが、食費と生活費・交際費と娯楽費というように、生活に必要なお金と楽しみのために使うお金を分けてみましょう。遊びに使っているお金が生活費を圧迫している場合には、娯楽を少し控えるだけでも貯蓄額が増やせます。

 

まとめ

 保育士の給与でも、一人暮らしをすることは十分に可能です。まずは、自分の給与で払うことのできる家賃を計算してみましょう。家賃が安い地域で就職先を探すことも1つの方法。より安定した一人暮らしを目指すためには、社宅制度や家賃補助のある自治体や園を探すこともおすすめです。

貯蓄額を増やすためには節約が大切ですが、常に節約を意識していると疲れてしまいます。ときにはぜいたくもしながら、自分に合った節約方法を見つけましょう。

一人暮らしにはデメリットもありますが、多くのメリットがあります。将来につながる一人暮らしを楽しんでくださいね。

 

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