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サクセス子ども子育て研究所

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66.発達の連続性を踏まえた保育

投稿日時:2018/05/22(火) 10:00

こんにちは。どうして「発達の連続性を踏まえた保育」が、大事なのですか。
 
「連続性を踏まえる」と「発達に即した」とでは、どのような違いがあるのでしょうか。
 
発達とはある日、突然、別の人になるということで進むわけではありません。
 
常に前の状態を受けて、様々な経験を通しながら、少しずつ進むものです。
 
どういう経験を可能にしていくか、それが保育です。
 
はい!
 
保育を適切に進めるためには、前の状態がどういうものかを分かって、それに応じて、また今の子どものあり方を知って、それに対応して働きかけることで、身のあるものとなります。
 
前の状態や今の子どもの様子をよく知るということですね。
 
しかし、実際には、年齢が変わり、クラスが代わり、また家庭から始めて園に入る子どもがおり、また園から小学校へと移行します。
 
そこにはかなりの環境の断絶があり、子どもの戸惑いが生じるだけではなく、せっかくかなり育ってきたところを生かし切れないもどかしさが生まれます。
 
はい。そう感じることもあります。
 
それを連続的に勧められるようにしていきます。そのように、連続性を踏まえつつ、今の子どもの発達に即して働きかけを行います。
 
わかりました。ありがとうございます。また、お願いします。
 
さようなら、また来週!

65.甘えと依存

投稿日時:2018/05/15(火) 10:00

こんにちは。子どもが甘えてきたり、頼ったりと依存してくることがあります。
 
いずれ就学することを考えるともっと自立してほしいと思うのですが、あまり依存させずにもっと何でも自分でやらせて、自立させた方が良いのでしょうか。
 
甘えたい時はあるものです。
 
そういうときは、いろいろな事情を汲んでやりながら、時にはだっこしてやるなど、甘えさせることも必要です。
 
いつも頼ってくる子はどうでしょう。
 
いつも依存して、やってもらう場合には、半分くらいやってやり、後は自分でさせるとか、ヒントを出して考えさせるとか、どうすればよいと思うと尋ねて、考えを引き出すとかの保育士側の工夫が必要になります。
 
半分くらいから、少しずつ。
 
子どもは依存しつつ自立していきます。依存がまったく消えることは大人になるまでありません。
 
安心しました。ありがとうございます。また、よろしくお願いします。
 
さようなら、また来週!

【5月】さまざまな自然の息吹

投稿日時:2018/05/11(金) 11:45

眩い日差しの中、清々しい風に新緑が揺れる5月になりました。
身近な自然の息吹を感じるこの季節は、全てが輝きに満ちて活き活きとしています。

★ニセアカシア
ニセアカシア


★笹の竹の子
笹の竹の子


★青い空とチガヤ
青い空とチガヤ

近くの菜園では、いろいろな種類の夏野菜の苗が植えられ、日差しを浴びて元気に成長し始めました。 子どもたちと野菜等、日々成長に変化があるものを観察してみると、楽しいのでお勧めです。

★トウモロコシ
トウモロコシ


★トマト苗
トマト苗


★ナス苗
ナス苗

住宅街では、実をつけた桑の木に鳥たちが訪れ、にぎやかにさえずる姿が多く見られます。
散歩をしながら、ほのかな夏みかんの花の香りを感じたり、柿の花を見上げて楽しむ等、とても素敵な季節です。

★桑の実
桑の実


★夏みかんの花
夏みかんの花


★柿の花
柿の花

美味しい花の蜜や柔らかい葉を求めて、虫たちも活発に動き回っています。
花の中にもぐりこんで蜜を吸うアブや、バラの葉を食べあさる小さな幼虫たち等、みな忙しそうです。
小さな幼虫が、もりもり葉を食べて大きく成っていく様子は、バラには可哀想ですが生命の力を感じさせてくれます。

★蜜を吸うアブ
蜜を吸うアブ


★バラに付いた幼虫
バラに付いた幼虫

道端には、マンネングサがびっしりと咲き、まるで黄色の絨毯を拡げた様に綺麗です。
生垣にツルを伸ばして巻きつくヤブガラシの力は、名前由来(藪を枯らす生命力)のパワーを感じます。
空き地の土手ではオシロイバナが芽を出し、逞しく成長していきそうです。

★マンネングサ
マンネングサ


★伸びるツル
伸びるツル


★オシロイバナの芽
オシロイバナの芽

いきものたちが活発に活動する季節、子どもたちとの散策も驚きや発見が多く、様々な出会いが待っています。
チャンスを逃さずに外へ出掛け、この季節を思い切り楽しみましょう。

★草むら
草むら

 

64.「美しさに気づく」

投稿日時:2018/05/08(火) 10:00

こんにちは。子ども達には、様々な美しさに気づいたり、触れたりしてほしいと思います。
 
子どもと共に美しさ味わいたいと思うのですが、どうやって伝えたらよいのでしょう。保育者が気づけば気づくものなのでしょうか。
 
保育者の思いだけでは足りません。
 
はい。
 
まずは環境のすべてを美しく整えます。
 
次に、できる限り、それは子どもが手を触れられるようにします。
 
触れられることが大事なんですね。
 
子どもが興味を持つように、時々展示その他を変えて、その都度、こう変わったよと伝えます。
 
こういうところが素敵だと思う、と言うことも大事です。素敵に飾り付けることも大事です。
 
言葉にしてみるのですね。
 
花を生けるとしても子どものいるところで、花を生けてみて、こうしたんだけれど、どう思う?、と話しかけてみましょう。
 
ありがとうございます。早速、整えてみます。また、よろしくお願いします。
 
さようなら、また来週!

保育所保育指針の改訂のポイント(その 11) 保育のカリキュラム

投稿日時:2018/05/02(水) 10:23

むっちゃん先生と学ぼう
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このコーナーでは、むっちゃん先生(無藤隆教授)が、保育・幼児教育の大事なポイントを分かりやすく解説します。一人でじっくり読むのもよし!研修の素材として、園やクラスのみんなと読むのもよし!様々な形でご活用ください。毎月1回(第1水曜日を予定)お届けします。読まなきゃ、損。差がつきますよ!

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こんにちは、無藤隆です。今月のテーマは、「保育所保育指針の改訂のポイント(その11)保育のカリキュラム 」です。

保育所保育指針
第1章 総則
3 保育の計画及び評価
⑵ 指導計画の作成
ア 保育所は、全体的な計画に基づき、具体的な保育が適切に展開されるよう、子どもの生活や発達を見通した長期的な指導計画と、それに関連しながら、より具体的な子どもの日々の生活に即した短期的な指導計画を作成しなければならない。


  保育所の保育のカリキュラムは、全体的な計画と指導計画からなります。全体的な計画は目標と狙いを整理したものです。それに対して、指導計画はその目標・狙いを実現するために、具体的にはどういう活動を導いたらよいのかを示すものです。その具体的なあり方は地域や季節や天候、さらにその園の環境、その時期のその園・クラスの子どもたちの活動の流れなどにより変わります。たとえば、散歩に行くとしても、庭が極めて広ければそもそもしないかもしれません。行く途中の道道の様子や行った先の公園などの様子でもやることが違うでしょう。夏秋冬など季節に応じて見つかるものも変わります。具体的に何をするかは、日々の展開で変えていってもよいのです。晴れか、雨か、雪かでも当然することが変わり、子どもの経験が異なるはずです。そうだとして、それに対応して、ねらいも違うこともあるでしょう。どんぐりを見つけて集めるなら、秋の自然に親しむという狙いに向けての活動かもしれません。公園で鬼ごっこを楽しむなら、全身運動することがねらいになるでしょう。

 指導計画が具体的になればなるほど、実際の指導上、参考にしやすいのですが、同時に、そこにこだわりすぎると、実情に合わないばかりか、せっかくの子どもの出会いや気付きの可能性を無視することになりかねません。公園で運動遊びをしようと出かけたら、雨上がりでちょうど虹が出てきたら、それを見ないで、あくまで運動をするのではなく、皆で虹が消えるまで眺めて、その後、きれいだったとか、どんな色があったかな、と会話が弾むでしょう。それは自然の現象への気付きですし、思いがけない天候への驚きと感動であり、その後、たとえば、園に戻って、虹について調べたり、霧吹きで虹を作ってみたりという活動に広がってもよいでしょう。たまたまの機会を生かして、活動は様々に広がりうるのです。
 そこで、指導計画は長期と短期に分けると便利なのです。長期とは年間、季節、学期などの期、月を単位とした指導計画であり、週や日を単位とする短期のそれとは区別しておきます。園によっては、2 週を基本単位としているところもあります。季節ごとの主な活動や行事などを組み入れ、全体的な計画との関連を立てるには年間などの長期の指導計画が向いています。また、担当する子どもの日頃の生活の全般的な様子や年齢などの発達的な特徴なども考慮しやすくなります。指導計画ですので、そこに具体的な活動を入れ、狙いと関連を見やすくします。
 そうすると、全体的な計画→長期の指導計画→短期の指導計画という流れと、逆に、短期の指導計画→長期の指導計画→全体的な計画という流れの両方が生じるわけです。その短期の指導計画に基づく保育は、さらに実際にやりながら、臨機応変に子どもの様子を見つつ、変えていくことでしょう。むしろ、毎日毎時間の保育の細部まで短期とは言え、指導計画で決定されているわけではありません。指導計画を念頭に置きながら、その時々の状況で変えていってよいのです。ただ同時に、その保育の最中でなくても、その新たに生じたことやそこで思いついて実施したことが短期・長期の指導計画やさらに全体的な計画のどこに位置づくものなのかを見直して、子どもの活動の意味を確認しましょう。それにより、短期の次の段階への見通しが立てられます。今日は、思いがけず予定とは少し違うが面白い活動が見られたので、その意義を考えると、明日以降、こんな方向に発展できるのではないかと考えて、次の日や次の週の指導計画を修正のです。そうなってこそ、指導計画は「適切」と言えるものとなります。子どもの発達や生活の状況にふさわしいものになりつつ、全体的な計画などの、当初のねらいでないにしても、そこのいずれかのねらいに向かうものとなるからです。

 
いかがでしたか?それではまた来月
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